2017GPSロシア杯男子FS 羽生結弦、究極への序章

五輪王者を狙う羽生結弦とネイサン・チェンがいきなり直接対決することとなったGPS開幕戦のロシア杯、SPでは羽生にミスが出てネイサンが5.69リードするも、これは十分逆転できる範囲内。
このところの羽生結弦は”FSでの逆転”が定番化していますしね。

そんな両雄の対決の前に、ちょっと興味深いのはロシアのミハイル・コリヤダ(ロシア王者)とドミトリー・アリエフ(世界Jr2位)の力比べ。
今季のロシアのエースはこの2人のどちらかでしょう。
しかも2人とも今季から4Lzにチャレンジしているので、どちらが先にそれを自分のものにするのかという点も注目でした。
結果でいうと、コリヤダは前半の4Lzと4Tを転倒するも、後半の4T+3Tと3A+2Tを成功。
最後の3Fはへばって転倒するも、後半持ち直したのは立派でしたし、スピンとステップの技術の高さ、持ち前の表現センスで『エルビスメドレー』をそれなりに仕上げていました。
FSは185.27(100.27・89.00・減点4)、トータル271.06。
対するアリエフは4Lzを回転不足気味ながらも着氷し、4T+3Tも成功してスタートするも、後半の4Tと3A2本を転倒してしまい、演技の方も途中から完全にガス欠で青色吐息。
まだまだシニアのトップレベルで争うのは厳しいようです。
FSは150.84(TES73.56・PCS81.28・減点4)、トータル239.61。

地元のロシア勢がいまいちの内容で、やや冷え込んだかに思えた会場ですが、羽生結弦が登場すると一気にヒートアップ。
遥々日本から応援に行かれたファンのみなさんも多いようでしたけど、ロシアでもかなりの人気のようですね。ぷーさんグッズ(羽生のトレードマーク)を持ったロシア女性も目立ちました。
その羽生結弦のFSは1年ぶりの『SEIMEI』。
彼をして”絶対王者”といわしめたプログラムです。
新調した衣装でより男ぶりが上がり、ファンたちを式神のように従えた羽生晴明結弦が最初に繰り出す大技は今季導入の4Lz!膝を深く畳みながらもなんとか降りた!よっしゃああ!
しかし、これで足を使ったせいか、続く4Loは助走から勢いがなく3Loに。
3Fは悔しさをバネに素晴らしい飛翔。
得意のビールマンスピンで黄色い歓声を巻き起こし、ステップでは足を休めるような軽やかな滑り。
そうして迎えた後半は4回転と3Aしかないという異常な予定構成。これはもはや魔界です。
負けるな晴明!負けるな結弦!
そんなファンの祈りのなか、まずは4Sを踏ん張りながらなんとか着氷(オーバーターン)、これで足にダメージがあったのか、次は抜けて2Tに。
これはやばい、だだ崩れるかも…。
しかし、羽生結弦の翼は折れない!折れるはずがない!
ほとんど助走のない4T+3Tを見事に決めると、そこからの3A+タノ2T、3Aも食らいつくような着氷!
なんて男だ!
超高難度構成に挑み、かなり足にきていたはずの羽生結弦ですけど、終盤のコレオはしっかり流れを作り、最後のスピンも技術がぶれないのはさすが。
「ジャンプだけではなく演技全体で勝負する」という羽生結弦の矜持が輝いていましたね。
FSは195.92(101.54・94.38)、トータル290.77。
やはりとんでもないジャンプ構成ですから、どうしてもひとつのミスが次のミスに繋がってしまいますけど、逆をいえば成功も連鎖するということです。
4回転が2本抜けてこのスコアですから、ノーミスだったらとんでもないスコアになると思いますぜ。身震いしますね。

羽生がスコアを伸ばせなかったことで、かなり楽になった最終滑走のネイサン・チェン(アメリカ)は、4Lz+3Tと3Fを落ち着いて揃え、4Sはふらりとするも上々の序盤戦。
スピンやステップもこの選手らしい生真面目さでまとめると、後半冒頭の4T+2T+2Loも成功。
これで優勝はネイサンかなあ、と誰もが思ったわけですけど、次が2Tに抜け、苦手の3Aは軽くステップアウト、続くコンボ予定の3Aも着氷でバランスを崩して無理矢理+2Tに(ザヤック)。
最後の3Lzは綺麗に決めたものの、後半のスタミナ切れは明らかで、完全に失速してしまいました。
超高難度ジャンプ構成なので疲労するのは仕方ありませんけど、前の羽生結弦と比較すると、かなりの差を感じます。
演技も相変わらずガチャガチャしていますし、体力面でのパワーアップもありませんし、今季のネイサンは昨季のような驚きがありませんね。
次の大会では4Loを入れた5種4回転をぜひ!
そうして出てきたFSのスコアは193.25(104.85・88.40)、トータル239.79!
羽生結弦をなんとかかわしての優勝!
これがなんとGPS初優勝、おめでとう!昨季GPF獲ってますけどね!

このように、残念ながら羽生結弦の2017GPSは2位スタートとなってしまったわけですけど、実は6年連続の2位スタートなので、ファンからすれば「いつものこと」って感じですかね。
2位スタートでゴールドメダリストにも世界王者にもなっているのですから、かえって験がいいってものです。
ましてや今大会では”4Lz着氷”という大収穫があったのですからね!
羽生結弦本人も試合後のインタビューではさばさばした表情で、「ひとつひとつステップアップしてゆくしかない。進歩しているのはわかっている」という手ごたえを感じたコメントを残していますし、今後は楽しみしかありません。

羽生結弦の視界は究極の世界を捉えている!
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2017GPSロシア杯男子SP 王者の戦いが始まる

2014ソチ五輪金メダル。
2017世界選手権王者。

我らが羽生結弦は完全なるディフェンディングチャンピオンとしてこの2017-18の五輪シーズンを迎えることとなったわけですが、本人は守りではなく攻めの姿勢を強調し、今後は4Lzを導入する予定とのことです。
羽生結弦といえば、4年前の五輪で絶対王者パトリック・チャンの守りの姿勢の隙を突いて金メダルをもぎ取っただけに、自分自身はその隙を作るまいということなのでしょう。
まさしく王者のメンタルですね。

そんな羽生結弦の牙城を崩そうと虎視眈々とブレードを研いでいるのは、日本が誇る”天才”宇野昌磨と、アメリカの”クワドミュータント”ネイサン・チェン。
若い2人は4回転の本数を極限まで増やす強烈な攻めの姿勢で羽生結弦を狙います。
情熱と可能性をチップにして賭けに挑む姿勢は、4年前の羽生結弦に重なるといっていいでしょう。
歴史は繰り返すのか、それとも羽生結弦がフィギュア史における自分のページをさらに増やすのか、本当に楽しみなシーズンです。

そして、そのシーズン初戦のB級大会オータムクラシック、羽生結弦はSPで自身が持つ世界最高点を更新する112.72を叩き出すも、右膝の不調からかFSでは155.52と大失速。総合順位はまさかの2位。不安が残るスタートとなってしまいました。
一方、宇野昌磨はロンバルディア杯で自己ベストを更新するトータル319.84での優勝。
ネイサンは4回転を減らした構成でまずまずまとめ、トータル275.04でUSクラシックを優勝(※4Lo初成功で5種4回転完備)。
王者の牙城に亀裂が走ったといっていいでしょう。

そんななか、いよいよ開幕するGPシリーズですが、なんと初戦のロシア杯でいきなり羽生結弦とネイサン・チェンの直接対決。
この勝敗は五輪をも占いかねません。
王者が挑戦者を蹴落とすのか、挑戦者が王者を引きずり落とすのか、世界のてっぺんを争う戦いの始まりです。

SPではデニス・テンやミーシャ・ジーがベテランらしい味わいのある演技で観客を魅了し、ドミトリー・アリエフやダニエル・サモーヒンといった10代が複数の4回転に挑んで会場を沸かせ、フィギュアスケートの持つ多角的な魅力と、世代の移ろいを感じさせます。
国際スケート連盟では競技を〈テクニカル〉と〈アーティスティック〉に分離させる案があるそうですけど、そうなってしまえば、スポーツと芸術が融合した現在の雰囲気はなくなってしまうことでしょう。

その〈テクニカル〉で現代フィギュアを牽引するネイサン・チェンは18歳でありながらすでに強者の風格。
彼の存在はフィギュアスケートの特異点(singularity)といってもいいかもしれません。
ただ、この日は慎重な4Lz+3、後半の4Fと3Aはなんとかこらえる形でちょっとヒヤヒヤ。
表現面では持ち前の身体能力で『Nemesis』をよく踊れていたものの、スケートが進まないので世界が膨らんでゆきません。
優等生的なネイサンがベンジャミン・クレメンタインの曲を使うのはギャップが面白いですけど、それ以上のものはありませんでしたね。
SPは100.54(TES57.57・PCS42.97)。
表現も技術も昨季からの進歩があまり見られず残念。
4回転の種類を増やすよりも、全体のブラッシュアップが必要だと私は思います。

この大会だけではなく、今季の台風の目になるかもしれないと期待されていたミハイル・コリヤダ(ロシア)ですが、冒頭の4Lz予定は3Lzに抜け、4Tはステップアウトしてコンボならないというガッカリなスタート。
それでも得意のコレオグラフで自分を取り戻し、後半3Aは成功、ステップも大胆かつ緻密に踊って、なんとか『ピアノ協奏曲第23番』の体裁は整えました。
地元ロシアの関係者もほっと胸をなでおろしたことでしょう。
SPは85.79(42.19・43.60)。
FSでは4Lzを決めて存在感を見せなければなりませんね。

GPシリーズ開幕戦ということで各選手が思ったような演技ができないなか、トリで登場した羽生結弦は引きしまった戦士の表情。
彼にとってのフィギュアスケートは芸術でもスポーツでもなく、闘争なのかもしれません。
人種を超えた大歓声を浴びてリンクインした羽生弓弦、「自分に最もフィットした曲」というバラード第1番でそれを静寂に変え、冒頭は大事な4Lo!…でしたけど、悔しいオーバーターン(URか)。
それでも無理やりイーグルへと繋げて流れを保つと、美しい入りのキャメルスピン、華麗すぎるシットスピンに会場はうっとり。
そこから湖面をなでるようなスケートで分け入った後半、まずは稲妻のような3A!さすがとしかいいようがない!
これでゾーンに入ったか。
しかし、勝負所の4T+3Tは決まったかと思われたものの、着氷で足が粘らずまさかの転倒。
4Loで踏ん張ったために足を使ったのか…、悔しい!
羽生本人ももどかしいものがあったでしょうけど、その後のステップは果敢に攻め、最後のスピンも素晴らしい集中力。
苦笑いでのフィニッシュになるも、落ち着いたメンタルコントロールには王者の余裕が見えました。
SPは94.85(49.24・46.61・減点1)。
全体的には悪くなかった思いますし、ミスもちょっとしたズレでしょう。開幕戦としてはまずまずといった印象です。
演技後の羽生本人も課題をひとつひとつチェックしている段階と語っていましたし、五輪本番に向けての道筋は明確に見えているはずです。
明日のFSでもSPのミスを修正し、我々をあっと驚かせてくれるに違いありません。
ビハインドでこそ燃える男ですからね。

挑戦者たちに、誰が上で、誰が支配者なのか見せつけてやろうではありませんか!
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仮面総選挙

国政選挙は仁義なき戦いなどとも呼ばれ、候補者のなかには”当選するためにはなんでもする”という輩も数多くいるわけですが、この2017衆院選はそれを絵に描いたような見苦しい戦いが繰り広げられています。
いうまでもなく、その汚臭の元は民進党であり、それが希望の党や立憲民主党、無所属へと撒き散らされ、国民からすれば”政策論争”以前に”人間としてどうなのか?”という観点で政党と候補者を見比べなければならないのは、本当に辛いものがあります。

私の住む長野県でも、「改憲反対!安保法制反対!」と叫んでいた民進党の前議員が一夜にして小池百合子代表の”股をくぐり”保守派へと転向したのは私も大いに呆れましたし、ある前議員は希望の党と小池代表の人気が下がっているのを見て寸前で無所属に変更し、「私は信念を曲げない!」とドヤ顔をするのですから、見ているこっちが恥ずかしくなります。

もちろんこれは”議席を増やすためにはなんでもする”という小池代表も同じことです。
結党当初は「考え方の合わないひとは排除する」といっていたのに、それでは政権交代可能な233議席に足りないとなると、急に間口を広げ、有象無象を取り込むのですから、それまでの支持者からもそっぽを向かれるというものです。
選挙戦が進むにつれ、希望の党の情勢が芳しくないとなってくると、その有象無象のなかには小池代表に公然と反旗を翻す候補者もいて、香川1区から立候補している小川淳也氏などはHPに「憲法9条の改悪については明確に反対」と書いているのですから、仁義もへったくれもあったものじゃありません。

そんな希望の党と小池代表について、部分連携をしている日本維新の会の松井一郎代表は、「希望の党では踏み絵を踏んでいるのにそれを無視するむちゃくちゃな候補者が出てきている。小池さんのガバナンスの問題だが、希望の党は幹事長も政調会長もおらず、小池さんひとりでやっているので気の毒だ」(10月17日大阪府庁にて)という、エールとも嫌味とも取れる発言をしていました。
松井代表からすれば、希望の党と連携した当時は、”国政のキャスティングボードを握れるかもしれない”という期待があったのでしょうに、小池さん人気が失速したことと、小池さんから排除されたひとたちが作った立憲民主党が思わぬ強敵になってしまったことで、愚痴も出てきたのかもしれません。

もともと維新の会と小池さんは考え方が極めて近く、ひとつの塊になれば国政でも面白い存在になるはずでした。
しかし、小池さんが民進党のおかしな人間を大量に仲間にしてしまったことで、今後の維新と希望の連携の可能性は低くなってしまったといっていいでしょう。
小さな政府・規制緩和・自由競争といった理念を持つ新自由主義(維新の会は改革保守といっています)の政党が、ある程度の力を持ち、諸問題の議論を活発化させることは、日本の未来にとっても有用なことだと私は思います。

そしてまた新自由主義の勢力が存在感を発揮すれば、本当の”リベラル”もまた見えてくるはずなんです。
日本ではおかしなことに”リベラル=護憲””リベラル=軍事力放棄”という定義づけがされていますけど、もともとリベラルというのは”個人の自由や権利を大切にする立場”のことですから、憲法や軍隊とは関係ないんです。
たとえばリベラルの本場フランスではなんども憲法改正が行われていますし、海外での軍事力行使も必要ならば厭いません。
それはアメリカのリベラル・民主党でも同じことです(※”リベラルの夢”オバマ前大統領も海外派兵しています)。
ですから、日本でも、改憲派で自衛軍設立を目指しながら、大きな政府を志向し、社会の公平性や個人の権利を重視する政党や政治家がいれば、それは間違いなく”リベラル”なんです。

ところが日本の自称リベラルは、個人を守ることより、国家の力を削ぐことに熱心なのです。
私はそれはただの反体制、反権威だと思います。
民主主義国家というのは、その国に暮らす国民を守るものです。
その国家に力がなければ国民は守れません。
個人主義の国アメリカが、愛国者の国アメリカであるのは、それがわかっているからでしょう。

この2017衆院選挙では、リベラルの仮面を被ったり、保守の仮面を被ったりしている偽者がたくさんいますけど、我々は騙されないようにしたいですね。
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寒いダジャレも温めるあぶら

私の住む長野県は気温も湿度も低い県として知られていますが、夏はよくても、秋冬はけっこう身体に堪えるんです。
ですから、その防衛策として、信州人は糖と油(脂)をよく摂取します。
たとえば、郷土料理の〈おやき〉もしっかり油を使いますし、お蕎麦の付け合わせの天婦羅もカラッではなく、じわっと揚げることが多いわけです。
最近売り出している〈信州牛〉も、赤身ではなく霜降りにこだわったブランド牛ですしね。
ちなみに実際のデータでいっても、長野県は食用油の消費量で毎年全国1、2位を争い、1000gのボトルでいえば全国平均が1人当たり年4.6本ほどなのに長野県では年6.5ほどが消費されています。

県外の方はそんな信州の食の”油(脂)っぽさ”に戸惑うこともあるかもしれませんが、暮らしていると自然に身体が求めるのか、料理をしていても油をけっこうドバドバ使っちゃいますし、お肉なんかでも脂身の多いところを選んでいるような気がしますね。

そんななかでの最近の我が家のブームは〈煮豚〉。
スーパーで豚ばら肉が安売りしているのを狙って買いに行き、それで煮豚を大量にこしらえて、その日に食べる分、チルドに入れておいて数日後に食べる分、冷凍して後々食べる分、というふうに分けておくんです。
食べ方としては、厚めにスライスして、同じ鍋で煮ておいた茹で卵や青菜と一緒にお皿にどーんと並べる。これは王道ですね。
もちろん麺のトッピングにも使いますし、刻んでチャーハンは定番です。
大根を炊いたのと合わせれば日本酒にもばっちりです。
お弁当のおかずにもいいですし、煮豚って本当に万能です。

そして、我が家のブームのきっかけになった料理というのがテレビで観た今治名物〈焼豚玉子飯〉。
ご存知の方も多いかもしれませんが、ご飯の上にチャーシューのスライスと目玉焼きをのせ、チャーシューのタレで味付けをした、なんとも豪快な丼物です。
それがなんとも美味そうだったので、家で真似しようということになったわけですが、家庭料理なのでチャーシューではなく、煮豚で代用することになったわけです。

この煮豚のいいところは、下茹での際に”脂”を大量に確保できることです。
焼豚玉子飯の目玉焼きはラードで揚げるようにして白身を焼き固め、ラードごと丼に乗せていましたけど、普通の家庭にはあまりラードは置いていません。
そこで豚バラを下茹でしたときに出る脂を使うわけです。
下茹でをした後の鍋を冷蔵庫に入れておくか、寒い日なら常温で一晩置いておけば、表面に脂が固まるので、面白いように取ることができます。

我が家ではこれを容器に入れて、冷蔵庫で保存し、色んな料理に使います(※1ヶ月ほど持つといわれていますが私は2週間を目安にしています。使う豚ばら肉も質の良いものを選びましょう)。
野菜炒めなんかはこれでやるとぐっとコクが出ますね。肉を入れなくていいくらい。
また、信州ではキノコもよく食べますが、それを焼いたり炒めたりするときもラードは抜群です。定番のバターソテーより美味しいんじゃないでしょうか。
さらにはパスタですね。これは本当に相性がいい。
アーリオオーリオ(ニンニクと油)でもトマトベースでも、ラードを少し加えることで味が一段と深くなります。
もともと西洋料理はラードを頻繁に使いますし、合わないわけがないんです。
日本生まれのナポリタンでもラードを少し入れてやるだけで”懐かしい味”になりますから、ぜひお試しあれ。

その”懐かしい”でいえば、西洋人にとってラードは郷愁を誘う味みたいですし、日本人だって”懐かしい味のラーメン”といえばたいてい豚脂が浮いています。
庶民的で、感傷的で、心地のいいゆったりとした味わいを醸すという意味では、音楽のバラードに似ているかもしれませんね。
ちょっと寒いダジャレですが、豚バラ+ラードで語呂も近いですし…。

捨てることも多い豚ばら肉の脂ですが、ラードにすればこれほど優秀なものもありません。
お財布にも優しいですし、栄養面でいってもオレイン酸やビタミンAやEを含み、身体に活力を与えてくれます。
ただし、取り過ぎには注意。
なにごとも適量というものがあります。
ラードを使うにしても”ちょっと”でいいんです。
それで十分、存在感を発揮してくれますからね!
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これほどまでに国民を愚弄する政党があったでしょうか

我々のお隣にある中国の正式名称は〈中華人民共和国〉であり、英語表記は〈People's Republic of China〉になりますが、私はこれを見聞きする度に失笑を禁じ得ません。
共和国=Republicというのは、国民が主権を持ち、特定の支配層(君主)がいない国家を意味するわけですが、中国はそこにさらに人民=Peopleを付け加え、より民主的であることを強調しているんです。
しかし、ご存知のように中国は共産党の独裁国家であり、一般国民は完全なる被支配層です。
まあ、中共からすれば、清朝や明朝のような皇帝がいないという意味で共和国を名乗っているのでしょうけど、客観的に見れば中国の国家主席は現代の皇帝にすぎません。
それを”人民共和国”などと自称するのは、民主主義や社会主義を愚弄する行為といえるでしょう。

そんな独裁国家・中国では、国民に選挙権がないのも有名です。
選挙というのはまさに民主主義です。
誰もが自由に自分の考えを述べることができ、誰もが自由に自分が賛成するひとに一票を投じることができる。
我々にとっては当たり前のことですが、独裁国家を見ていると、その当たり前のことがなんとも貴重に思えますよね。

私はそういう民主主義の信奉者なので、選挙では色んな主義主張を聞くのが好きですし、自分と異なる意見でもそれを頭ごなしに否定する気にもなりません。むしろそういう話を聞いている方が楽しくなってきます。
しかし、そんな私でも、矛盾したことばかりいっているひとや、意見をコロコロ変えるひとの話はまったく面白くありません。むしろ腹が立つばかりです。
その代表例はこの2017衆議院選挙の”民進党”です。
彼らは民主主義を愚弄しているとしかいいようがありません。

今選挙での民進党は、票が欲しさに小池百合子代表の希望の党への合流を画策し、一部の人間は小池さんから「考え方が違う」
といって断られると、「我々は信念を曲げない」とかいって新党を立ち上げました。
最初は小池さんに抱き付く気満々だったくせに。
そして、”信念を曲げて”希望の党に加わり、ほくそ笑んでいた連中も、小池さんの人気が下降してくると不満たらたら。
無節操な野合が原因のひとつでしょうに。

しかも、公示後の10月12日には民進党の小川敏夫参院議員会長が「民進党は不滅だ。希望の党に行ったひとも立憲民主に行ったひとも無所属のひとも選挙後に再結集すればいい」という手前勝手極まりない発言。
またこれに乗っかるような形で、13日には岡田克也元代表が「民進党に留まる」と宣言したかと思うと、野田佳彦元総理も「選挙後、また本当の仲間とやり直したい」といって民進党の再結集を呼びかける始末。
(※両者とも今回は無所属で出馬。)
報道によると、元民進候補たちのなかにはこれに期待する向きもあるというのですから、節操がないにもほどがあります。
このままでは有権者が”希望の党の○○候補(元民進)”に一票を投じ、それが受かったとしても、選挙後には素知らぬ顔で民進党に戻ってしまう可能性があるわけです。
これは”立憲民主党の○○候補(元民進)”にもいえることです。

この再結集論について、希望の党との合流を主導した民進党の前原誠司代表は「国民を愚弄する話だ」といって批判していましたけど、そもそも希望の党への”看板の掛け変え”自体が国民を愚弄していることを忘れてはなりません。
前原さんは民進党候補の全員が希望の党に受け入れてもらえなかったら「切腹する」と約束していたみたいですけど、この混乱の責任をどう取るつもりなのでしょうか?

とりあえず、我々国民は投票日までに自分のところの候補者が”元民進”かどうか調べておくことにしましょう!
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かつしき

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