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有事だからこそ正直になりましょう

ヨーロッパでの武漢ウイルスの蔓延は、”対岸の火事”という意識から対応が遅れたせいだといわれていますが、人間というのは得てしてそういうもので、身近に何かあって、ようやく行動を起こすものですし、日本だって少なからずそういうところがありました。
かくいう私も、この4月1日(2020年)に地元長野市で初めての感染者が発覚し、いっそう気をつけるようになったばかりです。
長野県ではそれまで松本保健所管内と飯田保健所管内だけだったので、私もどこか警戒が緩かったように思います。

その緊張感の高まりは長野市民全体もそうだったのか、私の周りでも催しや集会が中止になっていますし、そういう話もいくつか聞き及んでいます。
たぶん市内のホテルや飲食店はキャンセルの電話が鳴り続けていることでしょう。
たったひとりの感染者の発覚が想像もつかないような影響を及ぼしているわけです。
その感染者の30代女性は、3月1日~24日までイギリスに滞在しており、そこからウイルスを持ち込んだ可能性が高く、この時期になぜヨーロッパに…と首を捻りたくなるだけに、憤りを覚える市民も少なくないかもしれません。

ただ、その30代女性は、帰国後は28日まで都内のホテルに留まり、28日に家族に車で迎えに来てもらって長野市に帰宅してからも外出はせず、31日に医療機関を受診したとのことですから、感染を広げないという意識はあったようです。
濃厚接触者も家族ひとりだけとのことです。
市民としては感染ルートがわかれば、少しはほっとした気持ちになれます。

その意味で怖いのは、感染者の4割ほどがルート不明だという東京でしょうし、都民のみなさんには同情します。
わからないというのは本当に怖いことですし、そういうときは”嘘”も多く広まり、疑心暗鬼が深まることもまた感染症の嫌なところです。
ルート不明の感染者の何割かは”夜の街”での感染を内緒にしているともいいますが、諸事情あるにしても、お客さんもお店も正直になって欲しいものです。
そこで濃厚接触者を追うことができれば、蔓延を防ぐことに繋がるんです。

その”嘘”でいうと、卒業海外旅行での感染を隠して卒業式や飲み会などに参加し、感染を日本中に拡散させている京都産業大学の学生が大きな問題になっていますけど、こういうケースは京産大だけに限るとは思えません。
日本の大学生は約290万人ですから、4回生は70万人強でしょうか。
そのうちの何パーセントかは海外での卒業旅行を楽しんだでしょうし、そのうちの何パーセントかはウイルスを持ち込んでいるはずですし、そのうち何パーセントかは無警戒に色んなところに顔を出したはずです。
非難されるのは怖いでしょうけど、身に覚えのあるひとは、どうか正直になって欲しいものです。
わからないまま感染が2次3次4次と広がってゆくことこそ、本当に恐ろしいのです。
(大阪大学で京産大と似たような事態になりかけています。)

また、エイプリルフールに「新型コロナに感染した」と”嘘”をいって世間を騒がせたキム・ジェジュンさんのようなことも絶対にしてはなりません。
それは社会を怯えさせ、混乱させる行為です。
そういうことの繰り返しが、買占めや医療崩壊に繋がることを想像すべきです。
有事での嘘は身を滅ぼします。
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志村けんになろう

正直に告白すると、私はここ何年も志村けんさんの番組をまともに観ていません。
少し前にNHKでのコント番組をチラリと拝見したくらいでしょうか。
子供の頃もドリフの番組や『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』は大いに楽しませてもらいましたが、『だいじょうぶだぁ』や『バカ殿様』はあまり好みではありませんでした。
私にとっての志村けんはドリフやカトちゃんがいればこそだったわけです。

ただ、だからといって一個のコメディアン・志村けんが嫌いというわけではありません。
むしろすごく好きだったようです。
昨日3月30日に報じられた志村けんさんの訃報(2020年3月29日没)に触れ、自分でも思いがけないほどの喪失感を覚えています。
志村さんがやっていた何気ない話を作り込んだコントや、ナンセンスの極みともいえるような番組は、昭和の名残りなのかもしれませんが、それが存在し続けることは、幼き日の幸せな記憶を思い出すだけではなく、ゆるく平和な日本が続いている安心感のようなものを与えてくれていたようです。

そうして昭和から平成を生き抜いてくれた志村けんの笑いですが、それは決して平坦な道のりではなかったはずです。
コントにはコストの問題、『バカ殿』などのナンセンスバラエティには「教育に悪い!」とか「女性蔑視だ!」とかいう批判がいつもついて回っていました。
もし、それで志村さんが自分の笑いを捨ててしまっていたら、どうなっていたでしょう?
日本のエンターテイメントはひどく窮屈で幅のないものになっていたはずです。
”志村けん”の名前が番組欄にあることで、我々は日本社会の寛容さを再確認できたわけですし、そうして志村さんに甘えてきたわけです。

また、”志村けん”は、多くの世代が一度は通る笑いであり、そこで好きになってそのままずっとファンだったり、飽きて離れてまた戻ってきたり、離れたままだったり、または最初から反発したり。
いずれにせよ、日本人の笑いのひとつの基軸になっていたことは間違いありません。
そこに志村けんの偉大さがあります。

我々はいま、本当に大きなものを失いました。
「ドリフの宝、日本の宝を奪ったコロナが憎いです。」という加藤茶さんのコメントは、日本人の総意だと思います。
志村さんは3月17日に倦怠感を訴えて自宅療養に入り、19日に発熱と呼吸困難という症状があらわれ、20日に緊急入院したものの、21日には意識が混濁し、人工呼吸器を使用する状況になったそうです。
そして亡くなったのが29日。
ヘビースモーカーでお酒も大好きだった志村さんは、2016年に肺炎を患い、今年も胃のポリープを切除する手術を受けたりと、健康なひとに比べれば武漢ウイルスに抵抗できる身体ではなかったと思われますが、それにしても病状が進むのが速すぎます。
3月上旬は普通に仕事をなさっていたといいますから、本当にあっという間です。

長きに渡り我々に戯けた笑いを届けてくれた志村さんですが、その最期は武漢ウイルスによって緊張感に包まれたものになってしまいました。
日本社会の危機意識も一気に高まり、喜劇王の死には似つかわしくない雰囲気かもしれません。
しかし、馬鹿馬鹿しい笑いだからこそ、その背後には厳しい修練や研ぎ澄まされた計算があるものですし、志村けんの笑いというのはまさにそれだったように思います。

平和でゆるやかな日本を取り戻すために、我々も志村けんになりましょう。
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追記
今日の夜のニュースで、志村さんのお兄さんが東村山市の実家に志村さんのご遺骨を運ばれる様子が流れていました。
ご遺体は感染の危険性があるので、お通夜を経ることなく、すぐに荼毘にふされたそうですが、親族は対面することも叶わず、しかも火葬にも立ち会えなかったそうですから、あまりにも寂しすぎます。
お兄さんに抱かれるほどに小さくなってしまった志村さんを見て、私も言葉がありませんでした。
武漢ウイルスが憎い、本当に憎い。

封鎖ではなく監禁といった方がいいと思います。

武漢ウイルスの拡大を阻止するため、東京都がこの週末(3月27日~29日)に出した「外出自粛」要請の効果は来週再来週に現れるのでしょうけど、ここ数日の目に見える感染者増からすると、この要請は1、2週間遅かったのかもしれません。
しかもこれは東京だけの問題ではなく、ここ最近全国各地から上がってくる感染報告のなかには、「東京出張」や「東京からの帰省」という内容がいくつも含まれているわけです。
私の住む長野県でも、東京に住む20代男性(おそらく学生)がウイルスを保持したまま帰省し、一緒に飲食した友人に感染させてしまったというケースが発生しています(家族や他の友人も濃厚接触しているのでまだ出てくるかも)。

いうまでもなく、首都・東京は日本の経済の中心であり、ひとの流れの中心ですから、そこが震源地となった場合、なんの対策もしなければ、ウイルスの蔓延は想像を絶するものになってしまいます。
だからこそ小池百合子東京都知事は外出自粛要請をしたのでしょうけど、はたして都民はそれをどれほど真剣に受け止めていたのでしょうか?
報道によると、大人の街は閑散としていたものの、若者の街では普通に人通りが見られ、のんきに買い物やカラオケを楽しんでいたそうです。
若いと感染しても重症化しないといわれているので、あまり気にしていないのかもしれません。
自分から誰かに移すことを考えていないだけではなく、今回のことが国を挙げての戦いだという意識もまったくないわけです。

また、そういう身勝手とも取れる行動のひとつが”東京脱出”です。
この週末、高速バスターミナルでは、地方出身の学生が続々とバスに乗り込んでいたと報じられています。
小池知事が「ロックダウン」の可能性を示唆していたので、閉じ込められたらたまらないと考えたのでしょう。
しかし、これは本当に危険な行為です。
もし、ひとりでもバス内に感染者がいれば、長時間の行程は濃厚接触になりますし、さらにそれが地方にばら撒かれるのです。

もちろん、この東京脱出については、気持ち的にはよくわかります。
学生は春休みですし、4月からの学校もいつスタートするか不透明なのですから、感染者が増える東京から避難し、地元でゆっくりしたいに決まっていますし、親御さんだってそれを勧めるかもしれません。
だからこそ、そういう予測をして、小池知事が東京に留まるよう呼びかけるべきだったと私は思います。
いま世界で最も悲惨な状況になっているイタリアでも、震源地だったロンバルディア州全域をロックダウンをすることになった際、やはりその前に脱出したひとがいて、拡散の原因になったといわれています。

もっとも、いくら上からの指示や要請をしても聞かないひとは一定数いるでしょう。
特に若者は反逆するものです。
県立広島大学では、学生に海外旅行の自粛を求めていたにも関わらず、それを無視して欧州での卒業旅行を敢行した女子学生の武漢ウイルス感染が確認されています。
しかも、その女子学生は症状があったにも関わらず、マスクをつけて卒業式に出席したとのことで、大学は大混乱に陥っているようです。
この”卒業海外旅行”での感染は他の都道府県でも複数わかっていますし、若者というのは本当に恐れ知らずです。

こうなると呼びかけるだけは無理な気がしてきます。
東京などでのロックダウンもそう遠くないかもしれません。
ちなみに、報道などではロックダウンを「都市封鎖」と訳していますけど、”lockdown”を直訳すると”鍵をかける(閂を落とす)”ですから、市民の移動の自由を奪う「都市監禁」の方が正しいのかもしれません。
海外では軍隊や警察がゲートで見張っていますし、違反すれば刑事罰の対象ですからね。

ただ、いまの日本の法律ではそこまで強制力の強いことはできません。
政府の緊急事態宣言をもとに東京都がロックダウンを決断しても、やはり要請や指示の域を超えられず、市民ひとりひとりのモラルや社会性に頼るしかないわけです。
私も日本人のそれを信じてはいますが、武漢ウイルスの状況を見ていると、法律という安全網の必要性を感じています。

戦というのは、備えあって憂いなしです。
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プロ野球は武漢ウイルス対策のレベルを上げるべき

野球ファンはタイガースの藤浪晋太郎投手の持病といえば”イップス”がすぐに思い浮かびますけど、まさか日本人スポーツ選手で初めての武漢ウイルス感染者になるとは思ってもみませんでした。
昨日3月26日(2020年)朝に「疑いがあり、PCR検査をする」との報道があって、その夜にはすぐに「陽性」となり、今日27日には入院したことがわかったのですから、どっちだろう?と勘ぐる暇もなかったほどです。

タイガースでは藤波投手と共に食事をしたチームメイト2人の感染も明らかになり、急遽会見を開いた揚塩健治球団社長は、今後、濃厚接触した他選手の検査を進めると同時に、球団全体としても外出禁止などの措置を取り、感染拡大防止に努めると話していました。
チームとしても4月1日まで活動休止するとのことですが、検疫期間の2週間は選手の自宅待機が適当でしょうから、その期日は延びる可能性が大きいはずです。
そうなるとタイガースの選手たちは当分の間、練習ができませんから、プロ野球開幕の”4月24日”の難しくなるといわざるを得ません。

藤波投手と他2選手の感染経路はまだ断定されていませんが、14日の知人宅での会食が疑われていて、そこには計12名が参加していて、うちタイガースの選手が7名いたとのことです。
タイガースといえば関西の大人気球団であり、タニマチが多いことでも知られていますから、そういう関係かもしれません。
しかし、先日千秋楽を迎えた大相撲で、協会が力士たちに外出禁止を命じていたのと比べると、プロ野球の対応はずいぶん甘いようにも思われます。
ましてや、大阪・兵庫は武漢ウイルスの感染者が多い地域なのですからなおさらです。
プロ野球では「人込みを避け、不要不急の外出はしないように」という指導だけだったみたいです。

プロ野球では選手たちが練習場やロッカールームを共にするだけではなく、多くの若手たちは寮に住んでいるので、クラスター化しやすい環境にあります。
チームスタッフや関係者も多いですし、人気球団にはマスコミもべったり張り付いていますから、今回のタイガースのケースでもどれだけ広がっているか恐ろしくなってきます。
プロ野球全体として、もう一段階も二段階も対策レベルを引き上げる必要があるでしょう。

ちなみに、今回のタイガースでの感染発覚は、藤波選手らがその症状から武漢肺炎を疑い、球団に申告したからだそうです。
ようするに、球団として体温測定や聞き取りなどをして、感染を見つけ出そうという努力はしていなかったわけです。
選手たちが無理をしたり、隠そうとしていたら、もっと重大なことになっていたかもしれません。
また、”名前の公表”についても藤波投手が、自分の嗅覚・味覚異常という症状について、世間に啓蒙すべきと考え、積極的だったというのですから、これも選手主導です。
組織の方がもっとがんばって欲しいですね。

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武漢ウイルス、常識的な対応を

海外では著名な俳優やスポーツ選手の感染が報じられている武漢ウイルスも、日本ではサッカー協会の田嶋幸三会長くらいだったわけですが、ついにといいますか、今日3月25日(2020年)、驚くようなひとの名前が挙がりました。
あのコントの王様・志村けんさんが武漢ウイルスに犯され、一時は重症の肺炎に陥っていたというのです。
著名人でも”超”のつくひとなのですからびっくりしました。
いまは容体も落ち着いているとのことですが、志村さんは先月で70歳という年齢ですし、本当に心配です。
早く元気になって、また我々を大いに笑わせて欲しいものです。

ちなみに、所属事務所からのファックスによると、志村さんは症状が出てすぐに自宅静養に入ったため、濃厚接触者は限定的みたいです。
感染経路は不明とのことですけど、この志村さんの対応はさすが「非常識なことをするためには、まず常識を知らなきゃいけない」という名言を持っているひとだけのことはあります。
(それでも芸能界での感染は広がるかもしれませんが…。)

そして、その志村さんが居住する東京都では、このところ感染者数が大幅に増えていることから、今日の夜、小池百合子知事が緊急の記者会見を開き、「現在、東京都は感染爆発の重大局面にあり、今週末は不要不急の外出を控えて欲しい」との要請を出していました。
世界ではニューヨークを始めとして、いくつかの都市が封鎖状態にあるなか、東京がそうならないための予防措置ということでしょう。
効果はいかほどかわかりませんが、こういう要請によって都民に危機感を与えることで、より感染防止への意識が高まることを期待しているのかもしれません。
志村さんが感染したとの報道もそれを後押しすることになるでしょう。

また、この東京都に続き、外務省も”全世界への不要不急の渡航”を止めるよう国民に要請するという異例の判断を下しました。
世界全体を危険情報レベル2に引き上げたわけです。
このところ海外旅行から帰ってきた際に、予期せぬお土産として武漢ウイルスを持ち帰るひとが散見されるからでしょう。
世界中に感染が広がるなか、常識的にいえば自分自身で旅行をキャンセルすべきですが、それが出来ないひとがいるので、仕方ない措置ともいえます。
数字で見る限り、世界で最も安全なのは日本かもしれませんし、我々は日本に閉じこもっているのが最善の策でしょうね。

しかし、こうして矢継ぎ早に出された要請も、もっと前に出してもよかったような気もします。
海外帰りの感染者増も東京都の感染者増も昨日今日のことではありません。
それが今日というタイミングになったのは、昨日24日に東京五輪の延期が決まったからではないかと邪推するのは私だけではないはずです。
習近平主席訪日延期が決まった日に中国全土からの渡航規制を発表したのとよく似ています。
国や都からしたら難しい舵取りなのはわかりますけど、あんまりあからさまだと余計な不信を招きかねませんし、判断の遅れが重大な結果へと繋がったら目も当てられません。
ひとびとの生命や健康を守るという”常識”に立ち返りましょう。
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