籠池氏証人喚問で明らかになったもの

この2月(2017年)から1ヶ月以上に渡ってマスコミと野党が馬鹿騒ぎしていた〈森友学園問題〉は、もともと国有地の払い下げに関する政治家の関与、つまりは”斡旋収賄疑惑”がその本質でした。
しかし、学園の籠池泰典元理事長は金銭を介した政治家の口利きはなかったといい、国有地を所管する財務省も政府もそれを否定してきたわけです。
しかし、野党やマスコミはそれに納得せず、自ら不正の証拠を見つけることも出来ないでいると、いつの間にか話を籠池氏の個人攻撃にすり替え、籠池氏が”問題人物”であるとのイメージを膨らませた後は、籠池氏と面識や関係があったというだけの閣僚や自民党議員、総理夫人を標的にするという無茶苦茶な戦術を取ったわけです。
そして、大騒動の結果、学校設立申請や補助金申請に関する不正疑惑が持ち上がり、学園の認可が難しくなってくると、籠池氏が逆切れするような形で「夫人を通じて安倍総理から100万円もらった」などといい始め、ついに自民党も〈証人喚問〉に踏み切り、今日3月23日、籠池氏が国会に姿を見せることとなりました。

3月にマスコミ各社が行った森友学園問題に関する世論調査において、〈国有地払い下げの経緯〉、つまりは〈あっせん収賄〉があったかどうかが最も国民の関心を引いていたように、証人喚問の肝はそこでした。
午前は参議院、午後は衆議院で2回の証人喚問が行われるという籠池包囲網のなか、真実はいつ明らかになるのか、そう手に汗握った国民も多かったことでしょう。
籠池氏が午前の冒頭発言で、「国有地の取得には政治的関与があったのだろうという風に認識している」と述べたのですからなおさらです。
しかし、その真実は一番手の質問者である西田昌司議員(自民)への答弁でいきなり明らかになりました。
「お金を呈しての口利きはなかったというふうに思っている」。
籠池氏はこれまでもそう説明してきましたけど、偽証が罪に問われる証人喚問でそう明言したことは大きな意味がありますし、後から質問した野党議員からも〈あっせん収賄〉の話が出てこなかったことで、森友学園問題は決着したといっていいでしょう。

しかし、ここで話をややこしくしたのは籠池氏本人でした。
福山哲郎議員(民進)の質問に答える形で、「総理夫人(学園の名誉校長)に電話で1回だけ国有地についてのお願いをした」とし、「夫人付き政府職員からの回答FAXが残っている」といい始めたんです。
おそらく、これをもって冒頭の「政治的関与」といっていたのでしょう。
2月17日の衆院予算委員会で、安倍晋三総理は”国有地の払い下げ”について、「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と断言していたので、籠池氏のいう「お願い」の内容いかんによっては、安倍内閣は今日で終わってしまうかもしれません!

…という緊迫の展開でしたけど、午後の衆議院での喚問で、籠池氏が提示したFAXの内容は、”10年の定借を50年の定借に変更できないか”(学園用地はもともと借地)”土壌汚染や埋設物の撤去期間に関する資料の扱いはどうしたらいいか””立て替えた工事費を工事終了前に清算してもらえないか”という要望のような質問を夫人付き職員を通じて財務省へしてもらったものの、その職員から「現状ではご希望に添えない」という返事をもらったというものでした(日付は平成27年11月17日)。
いうまでもなく、これは”払い下げ”に関する証拠ではありませんし、夫人が財務省に圧力をかけて何らかの要望を通したという証拠でもありません。
にも関わらず、尋問に立った枝野幸男議員(民進)が鬼の首を取ったように、「安倍総理のおっしゃっていたことと全然違う!」というのですから、私も”面食らって”しましました。
証人喚問では嘘をついた証人は偽証罪に問われますが、質問者の方にもそれが必要なんじゃないでしょうかねえ。

この枝野議員でわかるように、民進党は疑惑の解明などには一切興味がないんです。
むしろ、”嘘おおげさ紛らわしい”というお得意のやり方で疑惑をでっちあげ、安倍政権に少しでもダメージを与えてやろうというわけです。
また、証人喚問後の報道を見ればわかるように、マスコミもそれに乗っかろうとしています。
国会を停滞させ、混乱させることが、日本と日本国民にとってどれだけマイナスなのかということを彼らは考えたことがあるのでしょうか?

この証人喚問でわかったことは、自分の国にまともな野党第1党とマスコミがないという、日本人の不幸です。
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2017WBC、”違い”に苦しむ準決勝敗退

日本での1次・2次ラウンドを6連勝で駆け抜け、いい流れで準決勝が行われるロサンゼルスに乗り込んだ野球日本代表でしたが、アメリカ代表に1-2で敗れ、2017WBCでの戦いを終えることとなりました。
小久保裕紀監督は2013年の就任当初から「世界一奪還」を目標に掲げ、選手もそれを口にし、ファンからの期待も大きかっただけに結果は残念でしたけど、メジャーリーガーで揃えたアメリカ代表を相手に惜しい試合をしたのですから、監督も選手も”言葉の重み”には負けていなかったと思います。

ただ、この準決勝で、2失点ともに内野のエラーがらみだったこと、打線が4安打1得点しか奪えなかったことは、チームとして大いに反省せねばなりません。
試合前から、日本の野手が”内野天然芝”に適応できるかどうか、打線が”屋外球場”と”メジャー投手”を相手に得点が奪えるかどうか、かなり難しい予想がされていたものの、それがあまりにも的中してしまうと、応援する側としては心底ガッカリしてしまいます。

むろん、これについては日本代表だって何の手も打たなかったわけではなく、大会前には”屋外天然内野芝”のサンマリンスタジアム宮崎でキャンプを張っていましたし、アメリカに渡ってからはメジャー球団との練習試合を2試合行って、屋外球場でメジャー級投手との対戦を積んでいました。
しかし、それはやはり練習にすぎないんです。
日本代表は第1・第2ラウンドの6試合を全て”屋内人工芝”の東京ドームで行いました(※大会日程の都合があるため、雨天を想定してドームが選ばれています)。
ホームの日本にとっては慣れ親しんだドーム球場はアドバンテージとなったものの、準決勝に向けての”練習”という意味では、ほとんど意味をなさなかったわけです。
しかも相手チームにメジャー級投手はゼロでしたしね。

WBCは参加16ヶ国がアジアラウンドとアメリカラウンドに分かれて戦い、その上位2チームが準決勝進出というレギュレーションになっていますけど、地理的な要因もあって、アメリカラウンドに強豪国が集まってしまうため、日本代表はアジアラウンドで強い相手(特に投手)との対戦経験を積めません。
これは予選ラウンドを勝ち抜くには有利ですけど、準決勝以降との”レベルの違い”には苦しむこととなってしまいます。
実際の試合を見ても、東京ドームでの日本代表は膠着した試合展開を”長打”で打開していたものの、これは相手の投手があまりレベルが高くないから可能だったわけです。
レベルが上がる準決勝以降は、確度の高い打撃や進塁打、足を絡めた攻めが必要となるのに、その野球の形をアジアラウンドで確立できなかったことも、アメリカに敗れた遠因といっていいでしょう。

今後日本代表が「世界一奪還」という目標を達成するためには、準決勝以降を想定したチーム作りが欠かせません。
投手陣は伝統的にレベルが高く、今大会も菅野智之や千賀滉大(応援する気持ちから敬称略)は”メジャー級”の内容を見せていましたし、この2人のリレーがあったからこそアメリカ戦も接戦に持ち込めたのだと思いますけど、野手陣はメンバー選考から見直す必要があるかもしれません。
優勝した2006年、2009年大会の日本代表は、”守備力””走力””繋ぎの打撃”が重視された、いわゆる〈スモールベースボール〉でした。
しかし、今回の代表からはそういう野球の形は聞こえません。
残念ながら、屋外球場でメジャー級投手から長打を狙える日本人打者はかなり稀少なんです。
日本野球は、そういう現実のなかで、強豪国に競り勝てるチーム作りをするしかないわけです。

もちろん、この2017代表チームは、スター不在のなかでも、準決勝でアメリカを苦しめたのですから十分立派でした。
日本野球の層の厚さと質の高さは存分に示したといっていいでしょう。
足りないのは”経験”のみです。
やっぱり、野手も投手もメジャーへの挑戦を続けて欲しいですよね。
”違う野球”を知ることこそ経験です!
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歴史は流れるもの

「教科書から聖徳太子や鎖国が消える」

この2月(2017年)に文部科学省が、”聖徳太子→厩戸王””鎖国→江戸幕府の対外政策”とするこれを新学習指導要領”案”を発表したとき、メディアに出てくる有識者だけではなく、ネットを含めた世論でも多くの反発を招きましたけど、私も引きちぎれそうなほど首を捻ったものです。

文科省は新案の理由について、聖徳太子という呼称は死後の諡であること、鎖国といっても外国と断交していたわけではなく、オランダや中国などと交流があったことを挙げていました。
対してこれに反対するひとびとは、歴代の天皇の名も死後の諡であること、幕末の開国という言葉との整合性が取れないことを指摘していましたけど、これはまさに正論といえるでしょう。

文科省の新案は、歴史を”点”で教え、縦軸の”流れ”を無視するという、日本の歴史教育の悪いところがそっくりそのまま踏襲された判断です。
〈聖徳太子〉で大切なのは、この人物の登場前とその後で大和朝廷の政治体制がどう変わったのか、そしてこの人物が伝説化して〈太子信仰〉が生まれた後、浄土思想と混ざり合い、それがより強くなったことでしょう。
〈鎖国〉もまた、なぜ江戸幕府が外国との交流を制限したのかが大事なんです。戦国時代と江戸時代の比較といってもいいでしょうし、世界史との”横軸”関係で見ることもまた学問だと思います。

そうして、そのような批判の高まりから、文科省が新案を修正し、聖徳太子も鎖国も教科書に残ることが、この3月20日にわかりました。なんとも馬鹿馬鹿しい騒ぎでしたね。
しかし、真に批判されるべきは文科省ではなく、文科省がアドバイスを受ける〈専門家会議〉だと私は思います。
この会議のメンバーのなかに、歴史を”点”で教えたがっている人間がいるわけです。
”点”で教えることは歴史をわかりにくくするだけではなく、歴史上の人物の業績が矮小化される可能性がありますし、歴史の人物の思想や行動を現代の視点から判定することにもなりかねません。

歴史というのは、判定するものではなく、そこから教訓を得るものです。
現代の我々もいずれは歴史の流れのひとつになるのですからね。
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名物を生むチャンス

この18日~20日は春分の日を含んだ3連休ということもあって、全国各地で様々なイベントが開催されたようですけど(AC長野パルセイロもホーム開幕戦勝利!)、全国ニュースでも取り上げられていた〈水戸納豆早食い世界大会〉の映像は凄まじかったですよね。
予選ではまず男性400g・女性300gの納豆ご飯を食べるタイムを計り、その上位各10名が決勝に進むと、今度は”納豆のみ”で男性350g・女性210gを最初に食べきったひとが優勝!というルールのなか、男性が27秒19、女性が34秒93というのですから、びっくりしました。
一般的な納豆1パック50g・藁納豆1本70gですので、350gとか210gというのは早食いでなくても簡単な量ではありません。それを30秒前後って、納豆はいつから飲み物になったのでしょう…。

そんな納豆早食い世界大会ですが、今年2017年で16回を数えるというのですから、地元にとってはもはや定番イベントです。
しかも、全国ニュースにも取り上げられるイベントだけに、県外のひとや外国人の参加もあって、”世界大会”というのもまんざら嘘ではないようです。
〈水戸納豆〉を世界(おおげさ)にアピールするという意味でも大成功といえるでしょう。
この大会は当初最3月10日の水戸の日(3と10なので”みと”)に行われていたそうですし、水戸市の発信力は本当に大したものですよね。

そう、水戸市って本当に宣伝が上手いんです。
それを証明するのがまさに〈水戸納豆〉の存在なんですけど、現在の我々は納豆というのは水戸市や茨城県の古くからの名物の
ように思い込んでいますよね?
でも、実はそんなに古くありません。
水戸郊外に生まれた明治の実業家・笹沼清左衛門が、東京人の納豆好きと水戸駅開業に目を付けて、地元の小粒大豆を納豆に加工して大量販売し始めたことがきっかけなんです。
それまでの納豆というのは、都市部では町々に納豆売りがいて、地方では手作りが一般的でした。
それを水戸名物〈天狗納豆〉としてPRして、一気に人気ブランドに押し立てたのですから、笹沼清左衛門はまさに水戸の偉人です。

今回、私がこの水戸納豆に関心を持ったのは、このブランドの確立のさせ方が私の住む長野県の〈信州味噌〉によく似ているからです。
信州味噌もまた古くからの名物のように思われがちですが、実は第二次大戦後の食糧難のときに長野県のお味噌屋さんたちが〈長野味噌工業協同組合連合会〉を結成して製品の質と価格に基準を設け、東京を始めとした都市部への販売ルートを共同で開拓すると、そこで売りまくって現在に至る圧倒的なシェアとブランドを手に入れたんです。
戦前の日本では町々に小さなお味噌屋さんがあったり、各家庭で手作りしていたものが、戦中戦後の食糧難でそれが難しくなったところに、信州味噌のビジネスチャンスがあったわけです。
その組合の結成や共同販売体制など、”誰か”が音頭を取ったと思うんですけど、残念ながらその”誰か”の名前は伝わっていません。
一歩遅れていたら他の地域にチャンスを奪われていたかもしれないだけに、その”誰か”はまさに信州の偉人ということができるでしょう。

ですから、その”誰か”を顕彰するためにも、水戸納豆のようなイベントが欲しいものです。
味噌だけに早食いは無理でしょうけど、その無理でいえば、”徳利に味噌を詰める”速さを競う大会なんて面白いかもしれませんよね。

マルコメさん、まずはパルセイロの試合前イベントでぜひ!
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籠池氏証人喚問 吹き飛ぶのは内閣か、それとも野党とマスコミか

ここ1ヶ月以上マスコミと野党が「疑惑。疑惑」と騒ぎ立ててきた〈森友学園問題〉ですが、昨日3月16日、森友学園の籠池泰典理事長が「安倍晋三総理から100万円の寄付を受けた」といって、安倍総理との繋がりの強さをアピールしたものの、安倍総理側はこれを真向否定。
籠池理事長が開示した寄附名簿には安倍総理や夫人の名はなく、証拠は”理事長の記憶”ということで、そんなことで疑惑を膨らまされてはかなわん、と怒りをあらわにした自民党は、かねてから野党が希望していた籠池理事長の国会招致を認めました。
それも、〈参考人招致〉ではなく、偽証罪が伴う〈証人喚問〉。
これで森友問題は完全に政治案件になってしまいました。

籠池理事長は、「問題発覚直後、代理人を通して財務省の理財局長から雲隠れを指示された」という爆弾発言をしたものの、理財局長がこれを否定すると同時に、代理人の弁護士も「理事長の事実誤認。佐川理財局長とは面識もないし話をしたこともない」といって、すぐさま代理人を辞任しちゃっただけに、ちょっと勘違いが多いイメージですけど、証人喚問となればもう間違いは許されません。
私は前に森友問題は政治マターではない、理事長を国会に呼ぶことに意味はないと書きましたけど、ここまでくればもう粛々と事実関係を明らかにして欲しいものです。

そもそも今回の森友問題というのは、”瑕疵のある国有地が通常よりも安めに払い下げられたのではないか?””そこに政治家が口利きをしたのではないか?”という”疑惑”が発端でした。
そこに森友学園の名誉校長に安倍総理夫人が就任していたことで、安倍嫌いのマスコミと野党(民進・共産・社民・自由)が、内閣と与党を潰せる格好のネタだ、と食いついたわけです。
そうして彼らは共闘するような形で”疑惑”を追及してきましたが、いまのところその証拠は一切出てきていません。
すると今度は、籠池理事長は「思想が偏っている」と批判し始め、「そんな人物と関係がある政治家はけしからん!」と論点をずらすと、10年以上前に夫が籠池理事長の顧問弁護士を務めていた稲田朋美防衛大臣を攻撃するという暴挙に出たわけです。
もちろん、大昔に弁護をしてしようが、12000円の政治献金をもらっていようが、そんなことは違法でもなんでもありませんし、2年前に自民党会館で出くわしたことを忘れていたって、何の問題もありません。
マスコミと野党はよくもまあこんなネタで何日も世間を騒がせたものです。

そして今回の”100万円の寄付”。
籠池理事長とその代理人のようなことをしている自称ジャーナリストが「内閣が2つ吹き飛ぶ」などと煽り立てたものの、安倍総理から寄付を受けたという明確な証拠は何ひとつ指し示すことが出来なかったのですから、マスコミも野党もさぞやガッカリしたことでしょう(※仮に寄付があったとしても法的にも社会通念上も何の問題もなし)。
そこで自民党が間髪入れずに打った一手が”籠池理事長の証人喚問”。
すると、理事長の国会招致を執拗に求めていたはずの野党の面々が「証人喚問はいきすぎだ!」と、一歩引いた態度を取るのですからおかしなものです。
野党にとっては証人喚問で”事実”が確定されることよりも、”何となく疑惑”という状態が続く方がいいのかもしれませんね。
結局、彼らは安倍内閣と与党を叩くネタが欲しいだけなのでしょう。

これでもし、学園設立に関して”与党関係者の関与”が明らかにならなかった場合、民進・共産・社民・自由の4野党はどう責任を取るのでしょう?
国会は1ヶ月以上も空転したんですぜ。
2006年に民進党(民主党時代)がやらかした〈偽メール問題〉と比べている国民も多いはずです。
23日の証人喚問がちょっと楽しみになってきましたね。

野党と一緒になってその”疑惑”とやらを騒ぎ立てていたマスコミさんも、審判の日だと心得て欲しいものです。
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