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飯山高校は勝者

みなさんご存知の〈某巨大掲示板〉、そこでは目もくらむような数の板とスレッドが立ち並び、日々色んな議論が交わされていますけど、夏のこの時期のスポーツでいえばやはり”甲子園”ですよね。
投手の酷使の問題から始まり、試合内容や注目選手といった真面目な話から、どこの学校のチアが可愛いとかそんな話まで、本当に尽きることがありません。掲示板利用者の年齢層のせいか、みんな甲子園大好きです。
そんななか、根強い人気を誇るスレッドがあるんです。
表のメディアでは決して語られない失礼なスレッドなんですけど、その名も〈最弱代表はどこだ!?〉。

高校野球は都道府県のレベルの差がけっこうある上に、甲子園大会では”コールドがない”ので、ときおり居たたまれないようなワンサイドゲームが発生します。
近年そういうゲームが増えているような気がしますけど、最弱代表を語るというのは、ただ単にバカにするのではなく、地域格差を問題にしているのだと思います。
少子化の影響もあるのか、有力選手が強豪県や強豪校に集中し、戦力差がより広がった結果、最弱代表が目立つようになったというわけです。

そしてその最弱代表ですが、今年2019年のそれは、まだ1回戦が行われている最中だというのに、我が長野県代表の飯山高校で「確定」だといわれています。
仙台育英高校に1-20という大差で敗れたというスコア的な意味だけではなく、ミスの多さや、攻守に渡るスキルの低さから、「甲子園にやってくるレベルではない」という声が多数を占めていました。
悔しいですけど、私はそれに反論しません。確かにその通りでしょう。
ただ、それでも私はこの飯山高校を評価しています。大したものだと心底思っています。

長野県飯山高等学校は、雪深い県北の県立高校です。
スキーのノルディックでは何人ものオリンピアンを輩出し、OBには河野孝典選手(2大会連続複合競技団体金)がいるように、冬季競技の地域にあるんです。
そこから甲子園に出るだけで本当に凄いことです。
たとえば、高校野球の強豪・大阪桐蔭から冬季五輪に出場した選手はひとりもいないんですから、総合的に見れば飯山高校が遥かに格上といえなくもありません。

さらにいうと、この飯山高校は、07年に飯山南高校と飯山照丘高校が統合し、14年には飯山北高校が加わっていまの形になった新しい学校なんです。
そしてその14年の統合の際にスポーツ科学科が発足したなかで、4つある専攻実技のひとつが野球なんです。
つまり、”新”飯山高校スポーツ科学科は、わずか5年で甲子園出場という結果を出したことになります。
驚くほどのとんとん拍子です。
1回戦で大敗したとはいえ、長野県と飯山市と飯山高校は、間違いなく勝者なんです。
全国の高校に胸を張って自慢していいと思います。

もっとも、そんな飯山高校が長野県の代表になってしまったことは、長野県全体の野球のレベルが下がっていることの証左でもあります。
野球の競技人口は少子化以上のスピードで減少していますけど、長野県もその多分に漏れず、関係者が努力しているものの、それに歯止めがかかる雰囲気はありません。
越境入学で選手をかき集める学校もないので、長野県代表の成績は長らく1回戦敗退が定番になっています。
そういった状況で競技レベルを上げるためにはやはり”選択と集中”が必要です。
長野県の県立高校の学区は4つなので、それぞれに強豪校がひとつあるくらいでいいんじゃないでしょうか。

長野県は高校野球熱が高い割に、本大会での成績が振るわず、8月はいつも寂しくなっちゃいます。
せめてお盆まで勝ち残ってくれていると、親戚が集まったときも盛り上がるんですけどね…。
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甲子園至上主義とともに衰退するのか

野球=ベースボールという球技は国際的にはとてもマイナーで、母国アメリカとその関係国でしか親しまれておらず、五輪でも正式競技になったりならなかったりを繰り返してきました。
国際スポーツ市場というのは生き馬の目を抜く世界ですから、このままでは野球はどんどん衰退してしまうという危機意識のなか、2013年に創設されたのが世界野球ソフトボール連盟(WBSC)です。
前身の国際野球連盟が権威も資金力も乏しかったのに対し、このWBSCはメジャーリーグ機構(MLB)が支援することによって確かな組織となり、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の規模の拡大、国際大会プレミア12の開催、そしてアンダー世代の世界大会も定期的に行われるようになったのですから、大きな進歩といっていいでしょう。
2020東京五輪で野球・ソフトが公開種目として復帰できたのも、WBSCの組織力強化がひとつの要因だと思います。
世界の野球はWBSCとメジャーリーグのタッグによって、新たな時代に入ったといっても過言ではありません。

それにともない、国際試合でのルールもかなり定まってきました。
日本の我々から見て最も特徴的なのは、”投球数制限”です。
投手が1試合で投げられる球数に上限があるとともに、その試合で投げた球数によって、インターバルの日数を0日~4日空けるというものです。
野球の世界一決定戦であるWBCとU18以下の大会ではこれが導入されています。
この目的はもちろん”投手の選手寿命を守る”ためです。
WBCでは高給取りの市場価値を守るため、U18以下では若い投手の未来を守るためというわけです。
この考えはもはや野球の国際常識といっていいでしょう。

ですから、日本が国際野球の端くれであるとするならば、この考えに従わねばなりません。
ところが、日本ではなかなかこれが広まりませんよね。
甲子園を見ていればよくわかるように、野球関係者やファンの間には投球制限を否定する意見がまだまだ多くあります。
まあ、それはそれでいいのかもしれません。
ドメスティックな野球として突き進むのもひとつの道です。
ただ、それならば”五輪への復帰”など求めてはならないはずなんです。
しかし、野球関係者や野球メディア・ファンは貪欲に二兎を追いますよね。
矛盾が見えてないのでしょうか?

そしてその矛盾に苦しめられるのは、いつも現場の選手やコーチたちです。
野球界の希望の星、大船渡高校・佐々木朗希投手がまさにそれです。
佐々木投手が岩手県大会決勝戦を回避し、チームが敗退すると、大船渡高校には苦情の電話が殺到したというんです(脅迫めいたものまで)。
大船渡の国保陽平監督は、大会での投球数や佐々木投手の状態から、「故障を防ぐために投げさせなかった」と説明していましたけど、それが気に入らないひとが一定数いるというわけです。
そういうひとたちは”部外者”のはずですけど、「腕が折れても投げろ!」「将来に影響しても投げろ!」という考え方なのでしょうか?
高校野球の有名監督や元プロ選手のなかにも、「挑戦させて欲しかった」とか「ここで壊れるならプロでも壊れる」などといっているひとがいますけど、これぞ”日本野球”って感じですね。

こういうひとたちから若者を守るためには、やはりルールの導入が必要です。
投球制限がきっちり定まっていれば、現場が恫喝されるような事態にはならないんです。
この春(2019年)に新潟県高野連が独自に球数制限を導入しようとしたところ、日本高野連があわてて止めにかかり、〈投手の障害予防に関する有識者会議〉を作ることでお茶を濁したということがありました。
日本高野連はおそらくやる気はないでしょうから、各都道府県の方からガンガン突き上げねばなりません。
球児たちの悲劇に快感を覚えるひとたちや、己の手柄を最優先させる指導者たちの話を聞いていたら、野球はどんどん先細ってしまいますし、トップレベルで活躍する選手だってどんどん減ってゆきます。

”甲子園至上主義”と”日本人選手の国際舞台での活躍”は両立しませんし、急速な競技人口減だって勝利至上主義が原因と考えるべきです。
大船渡高校への批判が、野球離れのきっかけになるか、それとも改革のきっかけになるか、9回裏2アウト満塁ですぜ。
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伊調馨のカッコよさ、五輪4連覇は伊達じゃない

とある五輪種目の決勝で、それまで連覇していた日本人選手が惜しくも敗れ、表彰式でも顔をくしゃくしゃにしながら泣きづづけていたため、会場が妙な雰囲気になり、優勝した選手もなんとも気まずい顔をしていたことがありました。
優勝した選手はその日本人選手への憧れを公言していた若手だっただけに、先輩として勝利を称えて欲しかったと思ったのは私だけではないはずです。

この選手に限らず、日本のスポーツ選手は、勝とうが負けようが、相手に声をかけるということをめったにしません。
世界(欧米)を見ていると、たとえばいいま行われているウィンブルドンなんてわかりやすいですけど、試合が終った選手はネットを挟んで握手をし、負けた方は「おめでとう」といい、勝った方は「いい試合だった」と相手を称えます。
決勝なんて敗者の態度やスピーチが名場面になることも多いですしね。

ではなぜ日本人選手はそれが苦手なのか。
それは日本のスポーツが体育や武道をベースにしているからだといわれています。
体育や武道の場合、負けた際は己を痛烈に振り返り、勝った際はそれに驕らず気を引き締め、敗者への憐憫はかえって無礼と考え、声はかけないというわけです。
相撲や剣道を思い出せばわかりやすいですね。
そこでは勝っても負けても感情を面に出しませんし、土俵・試合場では相手に声をかけません。
これはまさに日本の美意識なんですけど、それにそっていえば、負けたあとに相手を称えないのであったら、平静な態度を取るべきなんです。
どっちつかずが一番いけないと思います。

そして、いまはあらゆるスポーツ(日本の武道も)が世界中で行われるようになっているだけではなく、世界中で観られるようになっているわけですから、プレイヤーの側もそういう意識で、試合後の記者対応やSNSではやはり相手に慮ったものを残すべきです。
勝者としても敗者としても世界標準の態度というものがあるはずです。

その意味で、今日(2019年7月6日)行われた世界レスリング代表決定試合で敗れた伊調馨は立派でした。
「悔しさはありますが、悔いはないです」という日本人の琴線に響くいい回しに続き、「自分が弱かったとは思わない。(川井)梨紗子が強かった」という世界標準のコメント。カッコよすぎるぜ…。
さすがは五輪4連覇のレジェンド、国民栄誉賞も納得です。
この試合は世界レスリングの選考ですが、世界レスリングでメダルを獲れば東京五輪が確定するので、事実上の五輪代表決定戦(57キロ級)でした。
これに敗れたことで、5連覇という前人未踏の夢が破れた伊調のショックは計り知れませんが、それでも女王らしい態度を崩さなかったのですから、立派としかいいようがありません。

35歳の伊調が必死になって五輪を目指したことは、五輪の価値を大いに高めましたし、それと同時に若手たちの高い壁になることで、日本女子レスリングのレベルアップにも大きく貢献したのですから、伊調の存在はレジェンドであり、その偉業はレガシーです。
「今後もレスリングに携わっていきたい」といって指導者への道をほのめかした伊調は、同じ道場で汗を流すちびっ子レスラーたちと一緒に会場をあとにしたそうです。

愛弟子を連れて五輪の舞台に戻ってくる伊調馨を楽しみにしています!
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女子力の低い食事へ

サッカーでは、欧州や南米といった伝統地域が秋春制を取っているため、そのリーグ戦が終わった6月に国際大会が組まれるのが慣習化しています。
W杯や欧州選手権、コパ・アメリア(南米選手権)はすべて6月ですよね。

そん6月ですが、今年2019年は日本サッカーも過去にないくらい国際大会だらけです。
一番の注目はなでしこの女子W杯でしょうし、男子A代表が久々に招待されたコパ・アメリカも楽しみですし、U20W杯とトゥーロン国際(U22が参戦)は東京五輪世代の成長という意味でも見逃せません。
サッカーファンもすべての試合を追っていたら体調を崩しそうですよ。
ちなみに今日6月2日の段階で、U20は決勝トーナメント進出を決め、U22は初戦でイングランドを撃破しました。
この世代は活きがよく、妙な自信に溢れているので、本当に頼もしいです。

そして今日2日、なでしこジャパン(ランク7位)は11日のW杯初戦に向けて、スペインとのフレンドリーマッチを行っていました。
スペインはW杯初出場ながら、近年めきめき力をつけ、FIFAランク12位の成長株。
なでしこはGSでイングランド(3位)とスコットランド(19位)という欧州勢とぶつかるので、かっこうの腕試しです。

しかし、フランスはル・トゥケで行われた試合は、前半にPKで先制されたものの、後半41分に左サイドを崩してからのクロスに菅澤優衣香が合わせてなんどか1-1で終わるという格上感のない試合(終了間際のピンチは冷や汗)。
スペインのフィジカルと身体能力に苦しめられたという印象です。
なでしこは本番に強いチームですが(親善試合では球際でガツガツいけないため)、GSでの”勝ち点の取りこぼし”が心配になります。

それにしても、この”フィジカルと身体能力”という課題は、20年も前から叫ばれているというのに、改善される気配が一向にありません。
これまではテクニックや戦術や精神力で補ってきましたけど、年々レベルが上がっている世界の女子サッカーで、なでしこの地位が沈下気味なのは、この部分が克服されないからでしょう。
育成年代からの身体づくりにもっと本気で取り組まねば、なでしこの未来は開けません。

ただし、この”女子のフィジカルと身体能力”は、サッカーだけではなく、日本スポーツ界全体の課題でもあります。
我々はあらゆる国際舞台でそれを目の当たりにしてきました。
コンタクトスポーツでは悲しくなるような場面も少なくありません。

欧米に比べ、日本選手が体格や運動能力が劣るのは昔からですが、こと”男子”に限れば、近年それは随分改善されてきたました。
サッカーやラグビーやバスケットを見ていてればわかります。
ところが、女子はその差が縮まらないどころか、開いている印象すらあるますよね。
なでしこはそのわかりやすい一例ですが、もっとわかりやすいのは陸上競技かもしれません。
コンタクトはないものの、体格と身体能力の差が如実に表れます。
このところの五輪はもちろん、世界陸上でも日本女子の存在感はあまりにも希薄です。
男子がリレーや競歩でメダルを獲っているのと比べるとほんと寂しくなってきます。

ここにまた恐ろしいデータがあって、女子100m走の日本記録は2010年に福島千里が11秒21を出したきり更新されていないだけではなく、11秒20台を出したことがある選手は過去に福島の他におらず、2010年代に11秒30台を出した選手も福島だけです。
とんでもない停滞状態といえるでしょう。
しかも、その福島でさえ世界標準でいえば遅い選手なんです。
アジアのトップレベルは11秒0台ですし、世界のトップレベルは10秒80台ですからね。

また、ここで興味深いのはナショナルレコードやエリア記録の”男女差”です。
世界を見ると、だいたい女子のそれは男子の+0.9秒くらいなんですけど、日本のそれは+1.2秒もあるんです。
人種的に近そうな中国もやはり+0.9なのですから、日本だけちょっとおかしいといっていいでしょう。

この理由についての研究は見当たらならず、憶測になりますけど、やはり”食事”なんじゃないかと私は思っています。
たとえば、〈日本スポーツ振興センター〉が調査した”小中学生の好きな料理”を見ると、肉料理が好きな女子は男子の半分しかいないことがわかります。
女子が好きなのはデザート(男子の3倍)、オムライス、パスタ、グラタンといった可愛らしいメニューです。
量もおそらくそんなに多くはないことでしょう。ダイエットの低年齢化や間食の問題もいわれていますしね。

食事と体づくりというのは、健康増進という意味もありますから、スポーツ界だけではなく、一般社会が取り組むべき課題でもあります。
まずは”女子力が高い食事”なんて概念をなくしましょう!
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米ドラ1がNPBへ

今日5月31日(2019年)の野球メディアは、”菊池雄星×大谷翔平”の花巻東の先輩後輩対決に大注目していましたが、エンゼルスのオーツマス監督が「左投手相手の数字」を理由に大谷選手をスタメンから外したことで、すべては雲散霧消。
日本の複数メディアが現地にスタッフを派遣していたそうなので、大きな肩透かしとなったことでしょう。
しかも、先発した菊池投手も4回途中6失点でKOされてしまったのですから、日本の野球ファンとしても散々な一日でした。
それにしても、メジャーには”営業面での忖度”はあまりないのでしょうか?
日本(特に北海道ファイターズがらみ)ならなにがなんでも対戦させそうなものなのに…。

メジャーリーグは、やはりアメリカ人の性質が大きく関わるのか、”数字”や”事実”に厳しい印象があります。
日本のようにベテランへの年功賃金はありませんし、話題性や人気があっても成績を残せない選手はスタメンを外れたり、3Aに落とされてしまいます。
この基準を日本にあてはめれば、平成の怪物はすでに引退しているでしょうし、高校通算最多HRはまだまだ2軍暮らしのはずです。

そのメジャーのシビアさというのは、選手との契約のときにも発揮され、日本には存在しない”メディカルチェック”を通過せねばなりません。
ここでなにか選手に瑕疵が見つかれば、契約に至らなかったり、契約金がねぎられたりするわけです。
日本人メジャーリーガーでも、岩隈久志投手や前田健太投手がこれを食らいました。
ちょっと釈然としないものもありますが、大型契約後に故障で成績が振るわず、”不良債権”扱いされるよりはましと考えるべきなのでしょう。

そのメディカルチェックの妙といいますか、今日、福岡ホークスが珍しい選手との契約を発表しました。
笑顔で会見に臨んだのは、アメリカ国籍のカーター・スチュワート投手19歳。
総額620万ドル、出来高を含めると最大1200万ドルの6年契約だそうです。
彼は高卒の昨年、アトランタ・ブレーブスからドラフト1巡目指名を受けたものの、「手首に異常が見つかった」との理由で契約金をねぎられ、破談に終わった選手です。
その後、短大に進学し、今年の指名に備えていたはずでしたが、急転直下、進路を日本のプロ野球に変更したというわけです。
メジャーのドラフト有力株がそのまま日本にやってくるというケースは初めてなので、これはなかなか画期的な出来事です。

その日本行きの理由について、スチュワート投手の代理人であるスコット・ボラス氏(有名なやり手)は”マイナーリーグと日本プロ野球(NPB)の環境・待遇の違い”を上げていました。
簡単にいうと、マイナーリーグは移動や住環境、食事面も劣悪で、ギャラも少ないというわけです。
メジャーリーガーが高給取りなのは有名ですが(平均年俸がNPBの10倍)、ことマイナーリーグに目を移すと平均が8000~1万ドルくらいになってしまいます。
NPBの2軍の最低保証年俸が440万円なのですから、どれだけ少ないかわかるというものです。

また、メジャーでは在籍6年でフリーエージェントの権利を取るまでは年俸が抑制されるという慣習がある上に、18年シーズンからは25歳未満の選手が受け取れる金額への制限ルールが導入され、年間500万ドル(契約金も込みで)までと定められました。
もっとも、”投手”でいうと、メジャー昇格の平均年齢は24、5歳ですから、年俸は自然に抑制されてしまいます。
かりにスチュワート投手がアメリカ球界に進んだ場合、最初の6年は、契約金が300万ドルだったとしても、そこにプラス6万ドルの収入にしかならない可能性がけっこうあります。
福岡ホークスとの契約と比べると、かなりの差になりますよね。

そして、スチュワート投手の一番の目標は、日本の6年間で素晴らしい活躍をし、ポスティングでメジャーへ移籍することでしょう。
これだとメジャーの球団と自由に交渉できますし、”25歳以上”になっていますから、年俸の制限もありません(田中将大投手のときみたいな感じになります)。
マイナス面としては、メジャーでの通算記録が伸びにくい、日米の野球の違いにその都度適応しなければならない、家族と離れて寂しいなどがありますが、プラス面の方がずっと大きいようにしか思えません。
スチュワート投手が成功したら、”日本経由”がどっと増えるんじゃないでしょうか。

また、この日本経由は日本の球団にもメリットがあって、ポスティングが上手くいけば最高20万ドルの入札金を得ることができるので、選手に払った金額はチャラになるどころか、ひと儲けできちゃうんです。
もちろん、日本の新人選手よりは獲得にお金がかかるので、アメリカから来た選手が活躍しなければ、かなりの損になってしまいますけど、”メジャーのドラフト有望株”ならばその可能性は低いといっていいでしょう。
ほんと、NPBには得が大きい。
NPBがメジャーへの”選手供給リーグ”になりかねませんが、野球ファンは若手有望株の成長途上を楽しむことができますし、NPBは金銭的に潤うのですから、日本経由をどんどん促進させて欲しいものです。

もっとも、そうなればメジャーの方からなにか注文が飛んできて、ドラフトやポスティングのルールを無理やり変えようとするでしょうね。
そのときにしっかり交渉ができるかどうか、NPBはいまからしっかり準備をしておかねばなりません!
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かつしき

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