ハリルジャパン、しばらくは我慢の時期

世界各地で行われているロシアW杯予選もいよいよ決着のときを迎え、悲喜こもごもの光景が繰り広げられるなか、オランダやチリ、アメリカが出場を逃すというニュースは世界のサッカーファンに大きな衝撃を与えました。
現代のサッカーは各国の実力差が縮まり、ちょっとしたことが天国と地獄を分けてしまうのでしょうねえ。
我々の日本代表だって久しぶりに緊張感のある最終予選でしたし、あの運命のオーストラリア戦(ホーム)でゲームプランがバッチリはまったから良かったものの、ひとつ間違えればいま頃は大陸間プレイオフの対戦相手の分析をしていたかもしれません。

というわけで、そういう危機に陥らなかった日本代表は世界各国が必死の一戦を迎えるなかの国際Aマッチデイウィークをホームでの親善試合に当て、10月6日にニュージーランド、10日にハイチと対戦しました。
対戦が決まった当時のFIFAランクは日本44位で、ハイチ55位、ニュージーランド123位でしたから、相手は割と”格下”。
”強化”という意味ではどこまで有効かわかりませんが、代表を運営するための資金稼ぎとしての興行は必要ですし、世界中で予選をやっている時期にそんなに強い国と対戦することもできませんから、多くを望んでも仕方ありません。
(※来月は欧州遠征でブラジルとベルギーと対戦するのでそちらを楽しみにしましょう。)

そんな状況のなか、ハリルホジッチ監督は「新しい選手を試す」と明言した上で、長谷部誠(怪我)や本田圭佑、岡崎慎司というチームの柱を招集しなかったことで、”テストマッチ”の様相が濃くなったわけです。
ところがニュージーランド戦のスタメンは、GK川島永嗣、4バックは長友佑都・槙野智章・吉田麻也・酒井 宏樹、ダブルボランチに井手口陽介と山口蛍、トップ下に香川真司、前線が武藤嘉紀・大迫勇也・久保裕也。
あまり目新しい顔ぶれでもありません。
おそらくトップ下を置いた4-2-3-1のテストだったのでしょう(いつもは4-3-3)。

試合の方は引き気味のニュージーランドに対し、日本が攻勢に出る序盤は香川のシュートがポストを叩くなど、得点の匂いがしたものの、時間経過とともにニュージーが日本の攻めに対応してゆくと、逆に日本がニュージーのハイボールを使った攻めに苦しむという前半。
日本の前線の選手たちはアピールしたいという気持ちが空回りしていたかもしれません。フィニッシュの精度があまりにも低すぎました。

0-0で折り返した後半は、4分の山口のシュートが相手DFの手に当たったPKを大迫が決めるというラッキーな先制点。
これで流れに乗って欲しいところでしたけど、ビハインドのニュージーがガンガン攻めてきて、日本は防戦一方。
そしてダムが決壊するように14分に同点弾を食らってしまうわけですが、長友と井手口は相手のドリブルに対応できず、吉田と酒井はハイボールの競り合いにあっさり敗れるのですからガッカリしました。

このチームの不甲斐なさに呆れたのか、ハリル監督は失点のすぐ後に香川→小林祐希、大迫→杉本健勇という交代カードを切り、布陣も4-3-3に。
すると小林がインサイドハーフに入った左サイドが活性化し始め、25分に武藤→乾貴士に代るとさらにそれが加速し、流れは完全に日本へ。
しかし、フィニッシュがどうしても上手くゆきません。
トップに入った杉本も、右サイドの久保と途中で交代した浅野拓磨もなにか工夫が欲しかった。
42分に乾からのクロスを酒井がヘッドで折り返し、途中出場の倉田が執念のヘッドで勝ち越しゴールを挙げてくれましたけど、雨天とはいえ、なんともじれったい試合でした。

ニュージー戦の後、不機嫌を隠そうともしなかったハリル監督は10日のハイチ戦ではスタメンを大幅に入れ替え、GK東口順昭、4バックが長友佑都・槙野智章・昌子源・酒井高徳、ボランチに小林祐希と遠藤航、トップ下が倉田秋、前線に乾貴士・杉本健勇・浅野拓磨。
あまり見たことのないメンバーだけに連携は不安でしたけど、フレッシュさが勢いになったのか、序盤から日本が積極的で、前半7分に長友のクロスから倉田のヘッドで先制すると、17分には前線のパス回しから倉田がシュート!これは相手GKに弾かれたもののこぼれたところに杉本が詰めて代表初ゴール!おめでとう!

こうして大量得点祭りになるかと思われたゲームでしたけど、やはり守備では連携面の問題が顕著で、28分にハイチのドリブルへの対応が後手に回って1点取り返されます。
前半は日本が攻める時間が長く、ハイチのシュートの本数は少なかったものの、攻めの危険性でいえばハイチが上回っていた印象ですね。

後半頭の日本は浅野→原口、長友→車屋紳太郎の交代。
おそらく予定通りの交代でしょうけど、不安定だった最終ラインに初代表の車屋を入れるのですからハリル監督も思い切ったことをするものです。
なんて思っていたら、ハイチが素早くリスタートしてきた8分、それの対応にもたついてしまうとあっさり同点に。
代表の面々はW杯出場が決まって気が抜けているのでしょうか。

そんな選手たちットは裏腹にいつも気合だけは入っているハリル監督は11分に小林→井手口、14分に倉田→香川、さらに19分には杉本→大迫を投入し、勝利への執念を見せますが、ハイチが守りを固めていたこともあって、日本はアタッキングサード内でシュートを撃つことすらできません。
すると33分、左サイドからのハイチの攻めに日本守備陣がずるずると下がると、プレシャーのないところから相手が狙いすましたミドルシュート!
これが緩やかな弧を描きながら日本ゴールに突き刺さり、まさかの2-3(東口はなんとかセーブできなかったのか)。

そこからの日本はチーム全体の動きが重く、必死さを感じさせるのは原口くらいなもので、敗色濃厚でしたけど、アディショナルタイムに原口のスルーパスから左サイドをえぐった車屋がクロス、これを酒井がシュートしたボールの角度を香川が上手く変えて、3-3に!奇跡の同点劇でしたね!
FIFAランクはW杯のGLの組み合わせにも影響しますし、同点で終わって本当に良かった。
選手たちはみんな負けたような顔をしていましたけど…。

というわけで、残念ながらこの2試合は収穫らしいものはほぼありませんでした。新戦力の発掘は失敗してといっていいでしょう。
収穫があるとしたら、トップ下を置いた布陣がこのチームにはフィットしないとわかったことです(香川がフィットしないとも)。
そして、長谷部や大迫、吉田や川島、長友と酒井(宏)といった中心選手には”代わりがない”ということもよーくわかりました。
ハリル監督は今後も粘り強く発掘作業を続けてゆくかもしれませんから、我々にとっては我慢の時期ですね。
試合結果に一喜一憂しないようにしましょう。

すべてはW杯で躍進するためです!
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サウジに敗戦、収穫なき最終節

8月31日のオーストラリア戦を見事勝利で飾ってロシアW杯進出を決定した我らがサッカー日本代表。
これで9月6日の最終節サウジアラビア戦は”消化試合”となってしまったわけですが、選手たちは口々に「W杯に向けた戦いの始まり、第一歩」といって気を引き締め、浮ついた様子はありません。
ロシアのピッチに立つ権利はまだ誰にもないのです。

ただし、槙野智章によるとハリルホジッチ監督は「オージー戦の布陣が基本」とミーティングいっているようなので、今後も4-3-3が主軸となり、スタメンもあの試合の11人を評価しているということなのでしょう。

乾貴士    大迫勇也   浅野拓磨
井手口陽介  長谷部誠   山口蛍
長友佑都 昌子源 吉田麻也 酒井宏樹
       川島永嗣

オージー戦はハリルジャパンのベストマッチといっていい内容でしつぃ、この11人は本当に素晴らしいプレイをしましたしたから、これが基本になるのは当然といっていいでしょう。
しかし、ハリル監督は「オージー戦に合わせたメンバー」といっていたように、相手の戦術に対応したメンバー選考だったのもまた事実です。
おそらく、ウィングとインサイドハーフの人選は、まだまだ流動的なのではないでしょうか。
この試合のスタメンを外れた本田圭佑が「スタメンを取り返す」と闘志を燃やしていたように、競争こそが全体のレベルアップを生むわけですしね。

そうしてやってきたサウジ戦、長谷部が膝の炎症で代表を離脱、大迫もオージー戦のダメージからベンチ外になったこともあって、スタメンは以下の通り。

原口元気   岡崎慎司   本田圭佑
井手口陽介  山口蛍    柴崎岳
長友佑都 昌子源 吉田麻也 酒井宏樹
       川島永嗣

ここでの注目は久々に代表復帰した柴崎。
オージー戦の中盤は守備ではかなり機能していたものの、アシストやキーパスが一切出てこないなど、攻撃では物足りなかっただけに、柴崎がその部分で力を発揮すればチームでも存在感が一気に高まるはず。スペインでの成長を見せるときです。
しかし、前半の日本の右サイドは本田の動きが重いこともあり、柴崎や酒井との攻守に渡った連動が見られず、柴崎個人としても攻撃の見せ場を作れません。
ただ、チームとしては守備からしっかり入り、サウジを上手く抑えていましたし、ときおり見せるカウンターとセットプレイからも得点の匂いがして、前半はやや日本ペースか。

ただ、サウジはこの試合に勝てばW杯決定、引き分ければ3位でプレイオフ行きという状況なので、前半は無理攻めがなく、後半に勝負をかけてくることは明らか。
対する日本は、”負けても順位が変わらない”という状況のなか、”ぜがひでも勝つ”という雰囲気もないので、手堅い試合運び。
試合が開催されるジッダは夜だという気温40度という暑さということもあり、前半は両チームとも運動量が抑え気味なまま0-0で折り返し。

後半の日本は頭から本田→浅野の交代。
怪我明けの本田は最初から時間を限定した出場の予定だったそうですけど、攻撃でまったくいいところを見せられず、スタメン奪回は遠のいた印象です。今後は代表メンバーに残るための戦いとなるでしょう。

その後半は立ち上がりからサウジが前掛かりになってきます。
しかし、そうなると日本のカウンターもはまり、5分には惜しいCKのチャンス、9分には井手口から長友に展開し、長友がいいクロス、しかし原口が外すイージーなミス。前半からそうなんですけど原口は得点感覚が衰えているような感じです。
こうなるとチャンスの後にピンチあり、ではありませんが、サウジにビッグチャンス、しかし絶体絶命のシュートを川島が足で防いで、”神島”降臨!

後半は柴崎がようやくフィットし始め、スイッチを入れるパスやスペースを狙うパスが出始めるも、岡崎がそれを収めきれなかったり、浅野と息が合わなかったりで、チャンスにまでは至りません。

そうして15分過ぎくらいから、日本の足が止まり始め、サウジが攻勢に。
ジッダには6万人の地元サポーターが押しかけ、その声援がサウジの選手の背中を押します。
日本はずるずるとラインが下がり始め、中盤が間延びし、サウジの波状攻撃を受ける形になると、後半18分にはダムが決壊するようにしてサウジに先制点を奪われ、0-1に。

リードしたことでサウジはラインを下げて、カウンター狙い。
よく見る彼らのサッカーです。
日本は引きこもった相手を崩すために自ら仕掛けなければなりませんが、暑さのせいで運動量が出ず、パスコースが作れないので、効果的な攻めになりません。
オージー戦の激闘から中4日、しかも長距離移動でしたし、ジッダは灼熱地獄ですし、「走れ!」という方が酷というものです。
仮にW杯が決まっていなければ、暑さなど忘れて走れるんでしょうけど、チームの誇りと選手個々のアピールだけがモチベーションでは…。

守備に回るサウジは選手全員が目を血走らせながら日本選手にプレッシャーをかけてゆき、球際も本当に厳しい。
ハリル監督は22分に岡崎→杉本健勇、33分に原口→久保裕也というカードを切り、布陣も4-4-2に変えて、猛攻をしかけますが、サウジの粘り強い守備もあってなかなかチャンスを作れず、少ないチャンスも久保が外し、時間は空しく過ぎて行きます。
(最終予選の途中まであれだけ活躍していた原口と久保の不調は本当に心配です。)
サウジはDFがGKの靴紐を結び直すという得意の時間稼ぎ(なぜ遅延でカードが出ないのか)、貴賓席からサウジの王族が見下ろすなか、審判の笛も徐々にサウジ寄りになって、ロスタイムも給水で3分かかったというのに4分しかないという”忖度”ぶり。
これで日本は万事休す。

負けてもなんの問題もなかったとはいえ、灼熱のジッダのスタンドで喉を枯らした日本のサポーター、日本時間午前2時半スタートということの試合をテレビ観戦していた日本のファンたちがどれだけがっかりしたかしれません。
勝ち点が得られなかっただけではなく、成果もあまりにも乏しいものがありました。
期待の柴崎は思ったより輝くことはできませんでしたし、本田や岡崎といったベテランもスタメン奪回に向けたきっかけを掴むことができず、新戦力の杉本もなんの爪痕も残すことができませんでした。
わかったのは、”長谷部”と”大迫”がいないと、ハリルジャパンの基本形である4-3-3が性能を発揮しないということだけです。
アンカーと1トップの控えを探すか育てるかしないと、W杯本戦でもかなり苦労するでしょうね。
サッカーには怪我やカードがあるので、常に2人が揃うわけではないんです。
もうひとつ基本形になる布陣を作っておく必要を感じました。

負けは本当に悔しいですけど、日本国籍を持つすべてのサッカー選手からしたら、代表入りのチャンスがまだまだあると希望を抱ける試合だったかもしれません。
収穫はありませんでしたけど、種は蒔けたと信じるのみです。
ロシアW杯まであと9ヶ月、激しい競争と、それによるさらなるレベルアップに期待しましょう!

…それにしても”負けてもいい試合”なんてない!
本当に悔しい!
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ハリルホジッチへの愛着

宿敵オーストラリアを撃破して、見事にロシアW杯の切符を手にした我らが日本代表。
これで最終節のサウジアラビア戦は消化試合になったわけですが、長谷部誠や香川真司が負傷離脱したこともあり、おそらくハリルホジッチ監督は布陣や選手起用の面で新たなるチャレンジをしてくることでしょう。
そもそもハリル監督が世界にその名を轟かせたのは、14年ブラジルW杯でアルジェリアを率い、対戦相手に合せた複数の布陣とあっと驚くような選手起用で、ベスト16に進出したからです。
臨機応援こそが真骨頂なのでしょう。
サッカーに対してはかなり「頑固」と評されるハリル監督ですが、こだわるのは戦術や選手選考ではなく、”勝つ”ことなのだと思います。
そのために規律を重視し、選手を徹底的に管理したがる監督ではありますが、勝利のためには選手の意見にも耳を傾けてきました。
選手が「合宿中にリフレッシュする時間が欲しい」といえばそれを受け入れましたし、「縦に速いサッカーに偏りすぎている」という声も否定することなく、修正を加えました。
柔軟性のある頑固さを我々は芯の強さと呼びますし、それこそ真の強さなのでしょう。

そのハリル監督が就任時に第1目標に掲げていたのは「ロシアW杯出場」でした。
そこから逆算してチーム作りをしていったわけです。
そして、アギーレ前監督から急遽バトンを渡される形で、普通に就任するより半年遅いという難しい状況のなか、親善試合でも白星を重ね、2次予選も全勝で突破。
ただ、ハリル監督の求めるサッカーはカウンターとデュエル(格闘)というこれまで日本代表がやってこなかったスタイルだったので、それが思うように実現せず、内容に不満を漏らすサッカーファンやジャーナリストもいたことも確かです(私もそのひとり)。

そして、その杞憂は最終予選の最初の試合で現実のものとなります。
ホームでUAEに1-2の敗戦。
ゴールラインを超えた得点が認められないという信じられないような誤審があったとはいえ、日本のゲーム内容が良くなかったのも事実ですし、ハリル監督がサプライズ起用した大島僚太(A代表初出場)が緊張からか、たどたどしいプレイでチームの足を引っ張ったのは監督の采配ミスといっていいでしょう。
これで一気に高まったハリル監督への不信ですが、そこから折り返しまでの日本は3勝1敗1分けでグループ2位のW杯出場圏内をしっかりキープします。
しかし、試合は僅差の勝利ばかりで、「楽観はできない」というのが大多数の意見であり、ハリル監督への不信も解消されませんでした。

その流れが変わったのは、今年(2017年)に入り、3月にアウェイ・UAE戦を2-0の完勝、ホーム・タイ戦を4-0の大勝で終え、グループ首位に立ったあたりからでしょう。
ハリル監督のサッカーと代表選手たちのサッカーが融合し始め、ぎこちなさがなくなると同時に、監督の選手起用がビシバシ当たり(原口、久保、今野)、日本代表は本当にいい状態になってきました。
ようやくチームとしての一体感が出てきたということでしょう。
その状態は6月のアウェイ・イラク戦でも変わりません。
ちょっとした連携ミスで1-1のもったいない引き分けに終わりましたけど、もはやハリル監督の手腕を疑うサポーターはいなかったはずです。
私もシャッポを脱いで最敬礼です。

ところが8月31日の運命のオーストラリア戦前、日刊スポーツは「引き分けでもハリル解任」などという記事を書くんです。
この試合に引き分けでも次のサウジ戦に引き分け以上でW杯決定だというのに、なぜ解任なのか理解に苦しみます。
むしろそんなタイミングで解任したら、サウジ戦で引き分け以上の結果を出すことが難しくなるのは火を見るより明らかです。
また、それにもまして酷いのが木崎伸也氏なるサッカージャーナリストで、「W杯出場を決めて解任」などという筋の通らないことをいいはじめるのですからわけがわかりません。
古今東西そんな事例があるのでしょうか?
いうまでもなくスポーツというのは結果が一番大事です。
結果を出したひとが偉い、といい換えてもいいでしょう。
木崎氏のいっていることはその全否定ですね。

日刊スポーツも木崎氏も以前から”反ハリル”ですから、ハリル率いる日本代表がいいチームになってきてもそれを認められなかったのでしょう。
この狭量さというのは、「監督の生殺与奪は自分たちの言論にある」という妙な選民思想から来ているように思えます。
「政治家の生殺与奪は自分たちの言論にある」というマスコミの思い上がりとまったく同じといっていいでしょう。
これが日本のジャーナリズムなのです。

ハリル監督は9月1日の記者会見で、そのメディアを痛烈に批判しました。
しかし、テレビ・新聞の多くはそれを報じません。これもまた日本メディアの特徴といっていいでしょう。いわゆる報道しない自由です。
そのように自分を不当に辞めさせたい連中の前で、ハリル監督は「日本代表と日本に忠誠心と愛着がある」と明言してくれました。
胸にぐっと刺さる言葉です。
メディアの連中の口からは絶対に出てこない言葉です。
やがては代表監督を”勇退”するであろうヴァヒド・ハリルホジッチですが、出来ることなら次は日本メディアを厳しくしごいてやって欲しいくらいです。

我々サッカーファンはハリル監督の側にあります。
大きな愛着とともに。
サウジ戦も楽しみにしています!
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ロシアW杯出場決定!日本は強い!

AUSTRALIA FOREVER IN OUR SHADOW!

勝てばロシアW杯出場が決まるという今日8月31日のオーストラリア戦。
メディアでは盛んに「予選での日本はいまだオーストラリアに勝ったことがない」といって不安を煽っていましたけど、いざ試合が始まってみれば、個々の選手のレベルもチームとしての完成度も戦術も日本の方が明らかに上。
前半にはオフサイドラインを見極めた浅野が長友のクロスに左足を見事に合わせて先制!
後半には原口の粘りからボールを受けた井手口がドリブルで果敢に仕掛けてのスーパーミドル!
守備陣もオージーの持ち味であるサイド攻撃を封じて、チャンスもほとんど作らせず、無失点に抑えたのですから、完勝といっていい内容でした。
”2-0”というスコアはいまの日本とオージーの実力を反映したものです。

試合前、「オーストラリアの方が格上」だといっていたのは誰でしょう?
格上は日本の方です!
最終予選の初戦に負ければ突破の可能性はゼロ?
笑わせるな!

いまの日本代表は強いんです。
選手ひとりひとりを見てください。
プレミアリーグ、リーガエスパニョーラ、ブンデスリーグ、セリエA、リーグアンといった世界のトップリーグでスタメンを張る選手ばかりを揃えた代表チームなど、このアジアには他に存在しません。
確かにこの最終予選はかなり苦しみましたけど、それはハリルホジッチ監督のサッカーを吸収するのに時間がかかったからです。
別の見方をすれば、ハリル監督が日本サッカーを理解するのに時間がかかったといってもいいでしょう。
そのせいでギクシャクした試合が多かったわけです(アギーレ解任から時間をロスしたこともその理由)。
しかし、このオージー戦を見れば、それがついに融合を果たしたことがわかります。
無理に”縦に速いサッカー”をすることなく、相手の受け方によってときに攻撃を遅らせ、パスも長短織り交ぜながら、攻撃はサイドの仕掛けもあり、大迫のポストもあり、相手守備の裏狙いもあり、という臨機応変なもの。
守備も前線から各自が的確に連携し、奪ってから攻めへの速さ、奪われてから守りへの速さには目を見張るものがありました。
ハリル監督の相手分析と選手起用も的確でしたね。

いまの代表は何々ジャパンではなく、ただの日本代表、そして真の日本代表です。
監督の”形”にこだわらない、自分たちで考えるサッカーがそこにありました。

そして、強豪オーストラリアを”勝たなければならない状況”でちんちんにしてやったことで、本戦に向けての期待も大きく高まったといっていいでしょう。
サッカー日本代表はブラジルW杯で結果が出なかったことで国民からの信頼と愛情が薄れてしまいましたけど、今日の勝利とW杯出場の喜びは、代表への誇りを取り戻すきっかけになるはずです。

ありがとう、日本代表。
アレ、ニッポン。
次は世界にその強さを見せつけるときだ!
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ロシアW杯に向けた大一番、日本不利はまったくのデタラメ

2018ロシアW杯を目指すアジア最終予選、我ら日本のいるグループBは8節(全10節)が終わった時点で日本=勝ち点17、サウジアラビア=16、オーストラリア=16という大接戦。2チームにW杯出場権が与えられるという規定のなか、やるかやられるかの戦いといっていいでしょう。
しかも、残す日本の2試合は、オーストラリア戦(H)とサウジアラビア戦(A)なのですから、我々も久々に凄まじい緊張感を味わうことになってしまいました。
オージーとサウジの勝ち点積み上げ予想を見るに、日本がロシアに行くためには”2試合のうちどちらかに勝利”するしかないという状況だったわけです。

ところが、日本×オージーの前に行われた8月29日のUAE(H)×サウジの試合、なんとサウジが1-2で敗れるという波乱。
サウジはやらかしましたねえ。
これで日本はオージーに負けたとしても最終節のサウジ戦で”引き分け以上”ならば本戦出場が決まるという、ちょっと有利な立場になりました。ハリル監督も選手たちも気持ちがずいぶん楽になったんじゃないでしょうか。
31日のオージー戦の日本はとにかく攻撃あるのみです。
勝ち点計算でいえば引き分けにはなんの意味もありません。
とにかく相手より多く点を取って試合を終わらせるだけです。
プランが明確になったので、選手と監督はもちろん、スタジアムを埋めるサポーターも、同じベクトルで戦うことができるというわけです。

また、このサウジの結果はオージーの心理にも影響を与えるに違いありません。
オージーは最終節が最下位のタイなので勝ち点3は堅く、日本戦で引き分けて勝ち点1を奪取すればW杯をほぼ確定させることになります。
また、最悪、日本に負けたとしても、タイに勝って勝ち点19を確保するだけでもW杯出場の可能性は十分あります。
サウジが19に到達するためには日本に勝たなければなりませんが、力関係からいってそれはけっこう難しいですからね。
サウジの不覚に一番喜んでいるのはオージーでしょうねえ。

このような状況からいって、31日の日本×オージーは、引き分け狙いのオージーが極端に守備的になり、勝ちしか狙わない日本が烈火の如く攻撃的になるはずです。正反対の立場ですが、お互いの気迫がぶつかり合う凄まじい試合になることでしょう。
そこで点を決めるには相手を上回る執念が必要です。
私は個人的に岡崎慎司に期待しています。
この最終予選では控えに甘んじている岡崎ですが、その悔しさを爆発するさせるときがきたわけです。
岡ちゃん、頼んだぞ!

そして、最後になりますが、日本のメディアが「不吉なデータ」といって大々的に報じている日本×オーストラリアの”5分け2敗”という予選での対戦成績。
もちろん嘘ではありませんが、これでもって「日本不利!」というのは大きな間違いです。
まず、その2つの敗戦をよく見てみましょう。
ひとつは1970年、オージーがオセアニア連盟に所属する前にアジア連盟にいた頃に対戦して負けているわけですが、当時の日本代表の実力というのはアジアでもかなり下の方です。いまの日本代表とはまったく比較になりません。別チームといっていいでしょう(※70年予選のオージーはアジア2位の強豪。1枠しかなかったので本戦出場ならず)。
2つ目の敗戦は09年の最終予選、日本もオージーもとっくに本戦出場を決めているなかでの最終節、オージーのホームで1-2で負けてしまったわけですけど、このときの日本は主力(中村俊輔、遠藤保仁、本田圭佑、長谷部誠、中澤佑二ら)を休ませていますし、課題の1トップの人選も手探り状態。
対するオージーはホームの観客の前で奮闘。
そんな対戦が互いの力関係を計るデータになるのでしょうか?

オージーがアジア連盟に復帰して以降、ここ3大会の最終予選で、日本は幸か不幸か彼らと一緒のグループになっているわけですが、この両国はいつもグループのトップ2(出場権2枠)なので、互いに「負けなければいい」という計算が働いて、試合は予定調和の引き分けばかりです。手に汗握った試合はひとつもありません。
そして、今回が初めて、どちらかが「勝たなければならない!」という状況になったわけです。
どういう内容と結果が待っているのかはまったくの未知数です。

ですから、「日本不利」などという根拠はなにひとつとしてないんです。
メディアは不安を煽って注目を集めたいのかもしれませんが、自分たちの代表を貶めるような報道に私は我慢がなりません。
日本はもはやオージーに苦手意識などありません。
”どちら”も「勝たなければならない!」という試合でいったって、ドイツW杯のときは苦杯をなめたものの、11年アジアカップ決勝で勝利してその悔しさを晴らしたではありませんか。

明日31日の試合も、埼玉スタジアムは歴史的歓喜に包まれると私は確信しています。
頑張れ、ニッポン!
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