ロンドン五輪最終日(後)選手のみなさんありがとう
(続きです。)
私は五輪だけではなくスポーツ観戦(生・テレビ)というものが大好きですが、それは好選手たちの強さや速さや高さや美しさを”芸”として堪能するだけではなく、ひとが人生を賭けた瞬間を観られることの感慨がそこにあるからです。
ひとはみな仕事だったり打ち込んでいることだったりで、大勝負をすることがあるわけですが、普通はそれを他人が覗き見ることは叶いません。
しかし、スポーツはそれが出来る。
そして強烈な具体性を持って観る者に訴えかけ、さらには選手たちが自分の思いを語ることでより深い理解が生まれる。
私はそれが楽しいわけです。
その意味でいえばこのロンドン五輪はとても満足のゆく大会でした。日本選手たちが史上最多となる38個のメダルを獲得し(金7、銀14、銅17)、色んな競技で決勝進出してくれた上に、素晴らしいコメントの数々を残してくれましたからね。本当に誇らしい代表団でした。
また、今回活躍が目立った団体競技・団体種目ですが、そこにはやはり東日本大震災を含む多くの災害が影響していたことは想像に難くありません。
日本は”わ”の国ですから、やはり団結したときに力が出る、それを体現してくれた選手たちには私も感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてこの団結力というのは選手だけではなく、それを支えるコーチやスタッフ、役員のみなさんが加わった力でもあると思うんです。現代スポーツはひとりでは戦えません(※柔道だけはこれが足りなかったように見受けられます)。
そのサポートといえば、今大会では文部科学省直轄事業として、選手村から徒歩10分の場所にマルチサポートハウスという施設を設置したのも効果的だったように思われます(普段ダンスホールなどに利用される3階建ての劇場を借り切ったそうです)。
そこでは日本人シェフが選手村にはないきちんとした日本食をこしらえたり、練習や試合後の体のケアをする設備やスタッフ・情報分析スタッフが揃っていたり、柔道やレスリングのためのだだっ広い練習場が用意されていたりしたというのですからいたれりつくせりです。
5億4000万円ほどの費用がかかったそうですが、必要なものは揃えるべきですよね。
そうして大興奮のロンドン五輪が終わり、選手たちが帰国した8月20日には銀座に50万人ものひとびとが集まったメダリストパレードが華々しく行われ、笑顔と歓喜でロンドン五輪の思い出に華をそえてくれました。こういうときって東京のひとが羨ましい!
また、テレビニュースなどによればその前には各選手が自分の地元に帰って大歓迎を受けていたようです。
その映像を見ていると、小さな町の小さな道場、小さなプールから世界に羽ばたいていった選手がなんと多いことかと驚かされます。
地元のひとたちの熱い応援、そして無欲な草の根の指導者たちの存在。
私はそれこそが日本のスポーツの強みだと思っています。
だからこそ国や企業はそれを支える度量を持ち続けて欲しい。スポーツを軸に選手と地域と国と企業が連携すれば、日本はもっと明るく元気で前向きな国になるはずです。
そして、その魁となってロンドン五輪で活躍した日本選手のみなさん、本当にありがとう、2012年は忘れられない夏になりました。
みなさんを誇りに思います!


2020年は私利私欲にまみれていない、新たな形の五輪を東京が提示するときです。
選手も観客も最高の思いができる、最高の五輪を!
私は五輪だけではなくスポーツ観戦(生・テレビ)というものが大好きですが、それは好選手たちの強さや速さや高さや美しさを”芸”として堪能するだけではなく、ひとが人生を賭けた瞬間を観られることの感慨がそこにあるからです。
ひとはみな仕事だったり打ち込んでいることだったりで、大勝負をすることがあるわけですが、普通はそれを他人が覗き見ることは叶いません。
しかし、スポーツはそれが出来る。
そして強烈な具体性を持って観る者に訴えかけ、さらには選手たちが自分の思いを語ることでより深い理解が生まれる。
私はそれが楽しいわけです。
その意味でいえばこのロンドン五輪はとても満足のゆく大会でした。日本選手たちが史上最多となる38個のメダルを獲得し(金7、銀14、銅17)、色んな競技で決勝進出してくれた上に、素晴らしいコメントの数々を残してくれましたからね。本当に誇らしい代表団でした。
また、今回活躍が目立った団体競技・団体種目ですが、そこにはやはり東日本大震災を含む多くの災害が影響していたことは想像に難くありません。
日本は”わ”の国ですから、やはり団結したときに力が出る、それを体現してくれた選手たちには私も感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてこの団結力というのは選手だけではなく、それを支えるコーチやスタッフ、役員のみなさんが加わった力でもあると思うんです。現代スポーツはひとりでは戦えません(※柔道だけはこれが足りなかったように見受けられます)。
そのサポートといえば、今大会では文部科学省直轄事業として、選手村から徒歩10分の場所にマルチサポートハウスという施設を設置したのも効果的だったように思われます(普段ダンスホールなどに利用される3階建ての劇場を借り切ったそうです)。
そこでは日本人シェフが選手村にはないきちんとした日本食をこしらえたり、練習や試合後の体のケアをする設備やスタッフ・情報分析スタッフが揃っていたり、柔道やレスリングのためのだだっ広い練習場が用意されていたりしたというのですからいたれりつくせりです。
5億4000万円ほどの費用がかかったそうですが、必要なものは揃えるべきですよね。
そうして大興奮のロンドン五輪が終わり、選手たちが帰国した8月20日には銀座に50万人ものひとびとが集まったメダリストパレードが華々しく行われ、笑顔と歓喜でロンドン五輪の思い出に華をそえてくれました。こういうときって東京のひとが羨ましい!
また、テレビニュースなどによればその前には各選手が自分の地元に帰って大歓迎を受けていたようです。
その映像を見ていると、小さな町の小さな道場、小さなプールから世界に羽ばたいていった選手がなんと多いことかと驚かされます。
地元のひとたちの熱い応援、そして無欲な草の根の指導者たちの存在。
私はそれこそが日本のスポーツの強みだと思っています。
だからこそ国や企業はそれを支える度量を持ち続けて欲しい。スポーツを軸に選手と地域と国と企業が連携すれば、日本はもっと明るく元気で前向きな国になるはずです。
そして、その魁となってロンドン五輪で活躍した日本選手のみなさん、本当にありがとう、2012年は忘れられない夏になりました。
みなさんを誇りに思います!


2020年は私利私欲にまみれていない、新たな形の五輪を東京が提示するときです。
選手も観客も最高の思いができる、最高の五輪を!
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