選手団の帰国と東京五輪への期待
今日8月24日、リオから帰ってきた小池百合子東京都知事が誇らし気に五輪旗を振りながら搭乗の飛行機から降りてくるのに続いて、ほぼ同時刻の別便で帰ってきた選手たちも羽田空港で多くのひとの歓迎を受けたそうです。
選手団の解団式は明日とのことですが、選手たちのほっとしたような笑顔の映像を見ると、”リオ五輪が終わった”という感慨が深くなってきました。
選手のみなさん、本当にお疲れさまでした。そして大きな興奮と歓喜をありがとう!
満足感溢れる選手団の帰国でもわかるように、この2016リオ五輪での日本勢の活躍は素晴らしいものがありました。
結果でいっても、過去最多の41個のメダルを獲得し(これまではロンドン五輪の38個)、国別のメダル数でも7番、金メダル12個は6番目という見事な順位だったわけです。
今回注目すべきは、金メダルの数が前回の7→12に伸びたこと、そしてこれまでメダルを獲ったことのない競技(種目)で結果を残したことでしょう。
バドミントンの女子シングルスで銅メダルを獲得した奥原希望、卓球男子団体の銀メダルと男子シングルスの水谷準の銅メダル、カヌー・スラロームの羽根田卓也の銅メダル、男子競歩50kmの荒井広宙の銅メダル、それと男子200m個人メドレーで銅、男子400m個人メドレーで金の萩野公介。
この選手たちは日本人初の偉業を達成しました。
なかでも、競技として初めてだったバドミントンとカヌーと競歩は、日本人の新たな可能性を広げたといっていいでしょう。
応援側としても熱を入れてテレビ視聴することで、これらの競技の面白さが少しずつわかってきたような気がします。
また、”復活”という意味で忘れてならないのがシンクロナイズドスイミングで、2大会ぶりにメダルを獲得したシンクロ・ディエットの乾友紀子・三井梨紗子ペア(銅)、3大会ぶりのチーム(銅)には大いに興奮させられました。
やっぱり井村雅代コーチは凄い。東京五輪も頼みますぜ!
同じく間が空いたといえば、男子4×100mリレーのメダル(銀)も2大会ぶりですし、間が空きすぎといえば96年ぶりのメダルとなったテニスの錦織圭(銅)も偉大な記録ということができるでしょう。
陸上やテニスは国際的にも人気があるので、日本勢の活躍は嬉しい限りです。
ただ、新しい分野でメダルを7つも獲得したり、復活のメダルがあるにも関わらず、総メダル数が前回のロンドン五輪の38→41にしか伸びていないというのはちょっとおかしい感じもしますよね。
ようするにメダルを失っている競技・種目があるわけです。
ロンドン五輪では、女子サッカー、アーチェリー男子個人と女子団体、フェンシング男子団体、陸上ハンマー投げ、女子バレーボール、ボクシング(2階級)がメダルを獲得していました。
そのうち、女子サッカーとフェンシング男子団体は本大会にすら出場できなかったのですから残念としかいいようがありません(ハンマー投げは室伏広治が引退したので仕方なし)が、両方とも世界選手権などでは結果を出しているので、東京五輪での復活に期待したいですよね。というかやってもらわねば困ります。
東京五輪ではメダル獲得数の記録更新は至上命題といってもいいでしょう。
そのためには”復活”と”躍進”が必要です。
”復活”でいえば、女子サッカーやフェンシングやアーチェリーは、強化が進めば結果を出してくれるはずです。
ボクシングは、普通ならプロに行く有力選手が、地元大会ということでアマチュアに留まってくれるに違いありません。
また、”躍進”でいば、このリオ五輪で入賞を果たした女子体操、新体操団体、トランポリン、女子バスケットボール、飛込、セーリングなどには注目してゆく必要があると思います。
選手個々がやる気を燃やし、国や競技団体や企業が手厚くサポートすれば、結果は自ずとついてくるものです。
ベースはあるんですからね!
…と、ここまで私も「メダル、メダル」と書いてきたわけですが、もちろん、メダルが獲れれば何でもいいというわけではありません。
大事なのは選手個々の競技への意欲です。
自分が好きな競技があって、それを極めていった先に五輪がある、というのが理想だと思うんです。
ですから私は、このリオ五輪のカヌーで羽根田卓也が銅メダルを獲得した瞬間、本当に胸が熱くなりました。
日本ではマイナー中のマイナーといっていい競技にも関わらず、彼はカヌーを志し、高校卒業後にはカヌー強豪国であるスロバキアへ留学すると、そこでこつこつと腕を磨きながら世界大会や五輪に参加し、ついに念願のメダルを獲得したわけです。
これは日本人としてというだけではなく、アジア人としても初のことです。
”好きが高じた結果”こそが、アマチュア精神であり、五輪精神だと私は思います。
また、こういう選手たちの姿勢や言葉というのは、一般の我々にとっても大きな指標になるものです。
羽根田卓也のような選手が日本代表団にいることは本当に誇らしいことですし、彼のような選手は他にも何人か代表団に入っていました。
メダルだけではなく、こういう選手の数を増やし、それをサポートできるようになったとき、日本は真のスポーツ大国と呼ばれることになるでしょう。
東京五輪が”きっかけ”になることに期待します!

選手団の解団式は明日とのことですが、選手たちのほっとしたような笑顔の映像を見ると、”リオ五輪が終わった”という感慨が深くなってきました。
選手のみなさん、本当にお疲れさまでした。そして大きな興奮と歓喜をありがとう!
満足感溢れる選手団の帰国でもわかるように、この2016リオ五輪での日本勢の活躍は素晴らしいものがありました。
結果でいっても、過去最多の41個のメダルを獲得し(これまではロンドン五輪の38個)、国別のメダル数でも7番、金メダル12個は6番目という見事な順位だったわけです。
今回注目すべきは、金メダルの数が前回の7→12に伸びたこと、そしてこれまでメダルを獲ったことのない競技(種目)で結果を残したことでしょう。
バドミントンの女子シングルスで銅メダルを獲得した奥原希望、卓球男子団体の銀メダルと男子シングルスの水谷準の銅メダル、カヌー・スラロームの羽根田卓也の銅メダル、男子競歩50kmの荒井広宙の銅メダル、それと男子200m個人メドレーで銅、男子400m個人メドレーで金の萩野公介。
この選手たちは日本人初の偉業を達成しました。
なかでも、競技として初めてだったバドミントンとカヌーと競歩は、日本人の新たな可能性を広げたといっていいでしょう。
応援側としても熱を入れてテレビ視聴することで、これらの競技の面白さが少しずつわかってきたような気がします。
また、”復活”という意味で忘れてならないのがシンクロナイズドスイミングで、2大会ぶりにメダルを獲得したシンクロ・ディエットの乾友紀子・三井梨紗子ペア(銅)、3大会ぶりのチーム(銅)には大いに興奮させられました。
やっぱり井村雅代コーチは凄い。東京五輪も頼みますぜ!
同じく間が空いたといえば、男子4×100mリレーのメダル(銀)も2大会ぶりですし、間が空きすぎといえば96年ぶりのメダルとなったテニスの錦織圭(銅)も偉大な記録ということができるでしょう。
陸上やテニスは国際的にも人気があるので、日本勢の活躍は嬉しい限りです。
ただ、新しい分野でメダルを7つも獲得したり、復活のメダルがあるにも関わらず、総メダル数が前回のロンドン五輪の38→41にしか伸びていないというのはちょっとおかしい感じもしますよね。
ようするにメダルを失っている競技・種目があるわけです。
ロンドン五輪では、女子サッカー、アーチェリー男子個人と女子団体、フェンシング男子団体、陸上ハンマー投げ、女子バレーボール、ボクシング(2階級)がメダルを獲得していました。
そのうち、女子サッカーとフェンシング男子団体は本大会にすら出場できなかったのですから残念としかいいようがありません(ハンマー投げは室伏広治が引退したので仕方なし)が、両方とも世界選手権などでは結果を出しているので、東京五輪での復活に期待したいですよね。というかやってもらわねば困ります。
東京五輪ではメダル獲得数の記録更新は至上命題といってもいいでしょう。
そのためには”復活”と”躍進”が必要です。
”復活”でいえば、女子サッカーやフェンシングやアーチェリーは、強化が進めば結果を出してくれるはずです。
ボクシングは、普通ならプロに行く有力選手が、地元大会ということでアマチュアに留まってくれるに違いありません。
また、”躍進”でいば、このリオ五輪で入賞を果たした女子体操、新体操団体、トランポリン、女子バスケットボール、飛込、セーリングなどには注目してゆく必要があると思います。
選手個々がやる気を燃やし、国や競技団体や企業が手厚くサポートすれば、結果は自ずとついてくるものです。
ベースはあるんですからね!
…と、ここまで私も「メダル、メダル」と書いてきたわけですが、もちろん、メダルが獲れれば何でもいいというわけではありません。
大事なのは選手個々の競技への意欲です。
自分が好きな競技があって、それを極めていった先に五輪がある、というのが理想だと思うんです。
ですから私は、このリオ五輪のカヌーで羽根田卓也が銅メダルを獲得した瞬間、本当に胸が熱くなりました。
日本ではマイナー中のマイナーといっていい競技にも関わらず、彼はカヌーを志し、高校卒業後にはカヌー強豪国であるスロバキアへ留学すると、そこでこつこつと腕を磨きながら世界大会や五輪に参加し、ついに念願のメダルを獲得したわけです。
これは日本人としてというだけではなく、アジア人としても初のことです。
”好きが高じた結果”こそが、アマチュア精神であり、五輪精神だと私は思います。
また、こういう選手たちの姿勢や言葉というのは、一般の我々にとっても大きな指標になるものです。
羽根田卓也のような選手が日本代表団にいることは本当に誇らしいことですし、彼のような選手は他にも何人か代表団に入っていました。
メダルだけではなく、こういう選手の数を増やし、それをサポートできるようになったとき、日本は真のスポーツ大国と呼ばれることになるでしょう。
東京五輪が”きっかけ”になることに期待します!


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