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八尾署の警察官に心から同情する。

昨日1月13日(2023年)の夕方のテレビニュースで「大阪八尾、警察官が発砲し、男性が死亡」という見出しが流れ、私は警察官による犯罪かと思いましたが、そのままニュースを見ていると、盗難車に乗っていた男に警察官が職務質問しようとしたところ、その車が強引に逃亡を計り、パトカーや民間のトラックに追突する激突するなどしたため、2名の警察官が警告ののち発砲し、結果として被疑者が亡くなったとのことでした。
事件の様子は警察発表だけではなく、マスコミが周囲に聞きまわったものもだいたい同じ内容でしたから、警察官の判断に間違ったところはないかと思われます。
それなのに多くのマスコミがまるで警察官がなにか職務違反でもしたかのように第一報を打つのですから、なにか悪意があるとしか思えません。

凶悪な犯罪者が警告に従わずに自動車を暴走させ、民間人にも警察官にも危険が及びかねないとなったとき、警察官がそれを止めるための選択肢はおそらく2つです。
相手の車を複数台の警察車両で挟み込むか、相手を銃で撃って行動を停止させるか。
今回の八尾のケースは現場にパトカーは1台しかいなかったようですから、発砲という決断をしたのでしょう。
そうして民間人に被害が出ず、警察官も無事だったのですから、仕事ぶりとしては及第点以上ですし、私は立派に職責を果たしてくれたと評価します。

また、今日になってから八尾署の発表やマスコミ報道で詳細な情報が出てくると、事件がかなり緊迫したものだということがわかりました。
交差点での攻防だったため、大事故に繋がる可能性もあったでしょうし、パトカーを降りて犯人に警告した警察官が引き殺される可能性もあったでしょう。
警察官のひとりなどは、犯人の行動を停止させたのち、銃をホルダーに仕舞う際に誤って地面に発砲してしまったというのですから、その緊張と高ぶりが伝わってきます。
警察官だって人間なのです。

私は今回の2名の警察官に心から「ごくろうさまです」といいたいですし、少しでも発砲するとマスコミや妙な有識者から批判される日本の警察官の方々には心から同情します。
しかも、場合によっては撃たれた犯人や遺族から訴えられることもあって、最近では2003年の大和郡山市で起こった一件では、警察官が窃盗犯の車を追った末、暴走を止めるためにやむなく発砲して犯人を死なせてしまうと、なんと犯人の遺族が殺人罪と特別公務員暴行陵虐罪で訴えを起こしたんです(国家賠償請求起こしますが棄却されました)。
最高裁まで行った結果、警察官の”無罪が確定”しましたけど、それは2012年のことですから、本当に長い闘いでした。
日本にはおかしな弁護士も多く、犯罪者を使って警察などの国家権力を痛めつけることに躍起になっているのも困りものです。

このように、日本の警察官は素手か警棒で凶悪犯に立ち向かわない限り、マスコミや自称人権派のひとたちから袋叩きにあうので本当に大変です。
一度そういうひとたちを集めて、身ひとつで暴走車を止める実験でもしてもらった方がいいかもしれません。
きっと”警察官の命”の重さも感じられることででしょう。

もちろん、警察官の発砲によって被疑者が大怪我をするとか、死亡してしまうというのは、取り返しのつかない大きな結果ですから、警察としても〈けん銃使用及び取り扱い規範〉に則って状況をしっかり精査する必要があります。
今回の事案も八尾署は「詳細については現在調査中」という慎重な姿勢を見せていますし、拳銃の使用は軽々しいものであってはなりません。
それは日本警察の誇りでもあるはずです。

そういう前提において、我々一般国民はまずは現場の警察官を信じるべきですし、そうでなければ社会が成立しません。
我々がマスコミのように”まずは疑い、犯人扱いする”というのであれば、警察官はすべての活動において躊躇せざるを得なくなり、その本分である「公共の安全と秩序の維持」(警察法第二条)を果たすこともできなくなってしまうのです。

ちなみに警察官による被疑者の射殺でいえば、最近はアメリカで大きな問題になっていますが、あれは被疑者が無抵抗だったり、素手だったりした際の”過剰な取り締まり”という意味です。
被疑者の方から銃を撃ってきたり、車などで攻撃してきた場合は、なんの問題にもなりません。
(※銃を撃ってきたひとりの男に警察官8人が60発以上撃って死亡させたのはさすがに問題になりましたが。)
テレビで有識者みたいなひとが「アメリカでも~」とかいい始めたら、それはミスリードです。

我々が疑うべきは警察ではなく、マスメディアや有識者というわけです。
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カルト規制は信仰を守る

安倍元総理の悲劇以降、連日のようにマスコミが取り上げている”統一教会問題”について、私は日本人がカルトを考えるきっかけにして、未来の日本にとってプラスにすべきだと思っているのですが、その未来を生きる若者たちはカルトへの危機意識が低いといわれています。
というかそもそもカルト問題に関心がなく、「統一教会」という呼称も今回の事件で初めて知ったという若者が多いというのですから、中年の私などは心底驚かされました。
私が学生だった頃は「カルトの勧誘には注意しろ」というのが常識でしたからね。

でも、その若者の無関心は仕方ない部分もあるんです。
日本でカルト宗教が問題を起こしまくったのは90年代です。
統一教会の霊感商法も、オウム真理教事件も、足裏診断の法の華三法行も、シャクティパットのライフスペースもすべて90年代の話なのですから、平成生まれのひとが肌感覚での危機意識を持てるはずがありません。
00年代で事件を起こしたのは03年の白装束のパナウェーブ研究所くらいですし、新興宗教全体がこの20~30年で信者を2~3割減らしているといいますから、若者の危機意識が下がるのも必然でしょう。
(銃撃犯の母親が統一教会に没頭したのも20年以上前。)

90年代に社会の敵として認定されたせいか、00年代の日本ではカルト関連の騒動や事件はめっきり減りました。
カルト宗教の側も反社会的な活動ばかりしていると、世論によって組織が潰されると考えたのでしょう。
00年代は警察が霊感商法の摘発を強化したのも大きかったといわれていますし、2010年を最後に霊感商法関連の検挙はないようです。
また、2018年の消費者契約法改正で「霊感」という言葉が用いられ、それを煽っての契約は取り消すことができるようになったので、どこのカルト教団も霊感商法はやりにくくなりました。
これは安倍政権の功績であり、安倍元総理が必ずしも統一教会の庇護者でなかった証拠といっていいでしょう。

もっとも、現在でもカルト関連のトラブルがなくなったというわけではなく、その中心は”献金”になっています。
家族のなかに熱心な信者がいて、家族の財産を勝手に教団に寄付してしまうというのが多くのパターンといっていいでしょう。
そこに脅迫行為などがあれば警察沙汰になりますが、信仰をベースにしたものがほとんどで(被害家族はマインドコントロールを主張)、刑事裁判に持ち込まれることはほとんどないようです。
そうなれば政治や行政ができることは限定されてしまいます。
日本国憲法では信教の自由が保障されていて、信者が教団にどれだけ献金したって自由なんです。
信教の自由は基本的人権として世界で広く認められているものでもあります。

そういうなかで被害家族はお金を少しでも取り返すために、献金の何割が他の家族のもので、何割が信者家族のものかを争う民事裁判に奮闘してきたわけですが、そういった状況を世に伝えるのはマスコミの責任だったはずです。
しかし、いま偉そうに統一教会と政治家を批判しているマスコミはそれをしてきたでしょうか?
20年間ほったらかしだったというのが真実です。
若者たちが「統一教会」の名前を知らないのはマスコミのせいだと断言できます。

もちろん政治に責任がないというわけではありません。
政治がすべきはフランスのようなカルト規制の法整備でした。
具体的にカルトを定義し、それと合致した教団に是正勧告をするだけでも効果があったはずです。
しかし残念ながら日本の政治はまったく動きませんでした。
これは統一教会だけではなく、カルトと目されてもおかしくない教団が、与党にも野党にも支援を行ってきたせいでしょう。
そもそも与党の一角を占める政党の母体がフランスでカルト認定されているのですからどうしようもありません。

とにかく日本としてカルトを定義して規制することです。
宗教の皮を被った反社会的な活動を取り締まることです。
それはなにも信教を縛るものではなく、むしろその自由を守ることでもあります。
たとえばいまマスコミも野党も統一教会のすべてを悪と断じていますが、公平にいえばそれは間違いです。
合同結婚式も多額の献金も信者の意思ならばそれは自由であり、違法でもなんでもありません。
カルトと目されていない既成宗教だって独自の儀礼や信仰の形態があり、多額の寄付だって受け付けています。
それが奇異に映ったからといって異常だの邪教だのと罵ることは間違っているというわけです。

私は宗教というのはどれも突き詰めて行けば反社会的になるものだと考えていますし、だからこそ社会の方でルールを作ってあげるべきだと思うんです。
そしてそのルールに従えないものは絶対に許さない。
そういう理性的な厳しさと持つ日本でありたいものです。
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元メンバーから容疑者へ、飲酒運転は不幸しか生まない

このところ所属タレントの残念な退所が目立つジャニーズ事務所ですが、7月(2020年)に発表された〈TOKIO〉の子会社化は、ジャニーズとの関係を残しつつ、メンバー個々の活動がより自由になるという意味で、世間一般にも好意的に受け取られていたと思います(※長瀬智也くんは独立)。
そしてそのとき同時に語られていたのが、〈株式会社TOKIO〉は18年に未成年への猥褻事件を起こして脱退した山口達也元メンバーを受け入れるためのものではないか、というものです。
アイドル事務所のジャニーズに復帰するのは難しくても、別会社とういう形ならばまた元の5人で活動できるのではないかというわけです。
残された4人は山口元メンバーの受け入れを匂わせる発言をしてきましたし、ファンのなかでもそれを期待していたひとも多かったかもしれません。

そうして、この9月21日でデビュー26周年を迎えたTOKIOでしたが、その翌日、まさかの事件が起きてしまいます。
テレビニュースでも大々的に取り上げられていたように、山口元メンバーが酒気帯びの状態でバイクを運転し、追突事故を起こしたのです。
当てた相手の車の運転手も、山口元メンバー本人もまったく負傷することもないような小さな事故だったようですが、午前9時半頃という時間にも関わらず、山口元メンバーの呼気からは基準値の5倍というアルコールが検出され、現行犯での逮捕となりました。
ニュースで流されていた後続車のドライブレコーダーの映像では、山口容疑者のバイクは蛇行を繰り返しつつ、前の車との車間距離も上手く取れていませんでしたから、ベロベロに酔っていたのでしょう。

”山口容疑者と酒”といえば、未成年猥褻のときも酩酊状態だったとされ、事件を受けてのTOKIOとしての記者会見でも、他のメンバーからは山口容疑者が度々収録現場に酒の匂いをさせて現れていたことが語られていましたし、松岡昌宏くんなどはアルコール中毒を疑っていて、事件後には「あんたは病気だ」と叱責したとのことでした。
メンバーたちは山口容疑者を見下げはてつつも、もっと前から厳しく接するべきだったと激しく後悔したことでしょう。
しかし、彼らは退所した山口容疑者を見捨てることなく連絡を取り合っていたようです。
山口容疑者もその絆に応えるように、断酒をし、頭を丸めてお寺に通い、自分を見つめ直す日々を送っていたと、昨年夏の週刊誌で語っていました。

それがどうしてこうなったのか。
反省の言葉は嘘だったのか、それともやはりアルコール依存症というのはそう簡単に克服できなのか。
山口容疑者の内面でなにが起こっていたのかはわかりませんが、わかっているのはTOKIOへの復帰が限りなく遠のいたということです。
私は、病気だろうがなんだろうが、仲間を裏切った彼を心底軽蔑します。

ただ、ここで首をひねりたくなるのは、山口容疑者の報道量がちょっと多すぎることです。
彼はいまは”一般人”なのですから、ニュース番組でそんなに大きく扱う必要はないはずです。
どうしても取り上げたいのだったらワイドショーに任せればいいんです。
社会面として報じるならば、飲酒による事件を繰り返すひとと依存症との関係にテーマを絞るべきです。
山口容疑者でいえば、本人も依存症の自覚があったのか、猥褻事件後にアルコールに関する治療のため1ヶ月ほど入院していたそうですけど、そういうひとが普通にバイクを運転していることに、私は正直いってかなりびっくりしました。
運転免許は手放さないものなんですね…。

日本ではアルコール依存症であっても、それを申告しなければ運転免許の取得が可能ですし、もちろん更新だってできます。
おそらく、依存症のひとでも日常的に車やバイクに乗っているケースが多いのではないでしょうか。
ちなみに、酒気帯び運転で検挙されても、濃度によっては免許停止で済みますし、取り消しになっても欠落期間の2年が過ぎれば再取得も可能です。
より悪質な酒酔い運転でも欠落期間は最長10年でしかありませんしね。
どんなに酷い飲酒事故を起こしても、日本の法律では運転免許の永久剥奪はできないんです。

また、”アルコールによる他の事件”を起こしたとしても、当然のように運転免許には影響しません。
かりに他の飲酒に絡む事件で逮捕され、依存症と診断されたら運転免許が取り消されたり失効したりするというのであれば、山口容疑者も今回の事故を起こすことなく、TOKIOに戻る道を真っ直ぐ歩めたかもしれないわけです。
山口容疑者が事故を起こした交差点は小学校の近くだったそうですし、”酒と運転免許”については、日本社会として、もっと議論すべきだと思います。

飲酒による事故は不幸しか生みません。
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うどんにはやっぱりちくわ天かな

武漢ウイルスによる巣ごもり生活で”手作り料理ブーム”が起こっているといわれるなか、3月下旬頃(2020年)からホットケーキミックスなどの小麦製品が品薄傾向となり、それがこの5月まで続いているようです。
確かに休校中の子供と一緒にパンやお菓子を焼いたり、お好み焼きを作ったりするのはいい気晴らしになりますよね。
ちなみに、この品薄では”小麦粉自体が不足しているのではないか?”との心配もありましたけど、菅義偉官房長官や農水省が「在庫は十分」といって完全に否定しています。
世界ではいくつかの国が小麦や米の輸出を制限しているものの、日本の輸入先であるアメリカとカナダとオーストラリアは「供給を保つ」という方針なので、我々もいまのところは不安に思う必要はないでしょう。
休校措置が明けたら小麦製品が一気に小売に流れてくるはずです。
(※日本の小麦自給率は十数パーセント。)

そんなふうに考えながらお好み焼きミックスを待っている私ですが、今日5月19日、〈はなまるうどん〉から発表があった「かけうどんの価格変更」にはちょっと戸惑いました。
小が150円→220円、中が250円→320円、大が350円→420円(いずれも税抜き)というのは大幅値上げといっていいでしょう。
これで、すわ!小麦粉不足か!と思って、色々調べましたけど、幸いそういう動きはありませんした。
麺類系外食チェーンで値上げをしているのも〈はなまるうどん〉だけですし、理由についても「昨今のマーケットや飲食業界を取り巻く環境の急激な変化」と説明しているので、小麦粉の問題というわけではなさそうです。
ぶっかけうどんは据え置きですしね。
(※4月から政府が輸入小麦の売り渡し価格を3.1%引き上げたので、それにともなって製粉大手が6月からの値上げを発表していますが、そこまで過剰なものではありません。)

そこで考えられる理由は、やはり武漢ウイルスです。
消費者が外食を控え、行政からは営業自粛要請があるので、店側はかなり苦しい状況でしょうし、それに加えて”ずらりと並んだトッピングをトングで自由に取る”という〈はなまるうどん〉らしいスタイルがマイナス要素になっていることが考えられます。
飲食店やスーパーやパン屋でお馴染みの陳列から自由に取る方式は、”トングを介したウイルス感染”の恐れから、今現在激減しています。
店側はパック詰めのコストがかかるようになりましたし、続けているところでもトングの交換や消毒といった手間がかかっているのはいうまでもありません。
〈はなまるうどん〉でもすでにそれを実施していますけど、そのコストをトッピングの方ではなく、かけうどんの方に転嫁したのではないかと私は推測しています。

これはうどんチェーンあるあるですが、ぶっかけうどんに比べて、かけうどんは値段が安く設定されていることが多いんですよね。
〈はなまるうどん〉でも中サイズで、かけが250円、ぶっかけが390円と、大きな差があります。
これはどういうことかといいますと、ぶっかけは薬味だけや少量のトッピングで済ますひとが多いのに対し、かけは天婦羅などの大物にあれやこれやと手が伸びやすいので、事実上のセット割引になっているというわけです(ぶっかけは薬味代が馬鹿にならないという話も)。
ですから、トッピングが売れなかったり、販売にコストがかかるとなれば、必然的に本体であるかけうどんの値段も考えざるを得なくなってきます。

今回の〈はなまるうどん〉の値上げは、武漢ウイルス禍の終息後も続くであろう”環境の変化”を見越した迅速な対応といえるでしょう。
他の店でも、生き残りをかけ、これまでの価値観やスタイルの変化が求められるはずです。
その先陣を切った〈はなまるうどん〉を私は大いに評価しています。
庶民を支えるお店として、これからも頑張って欲しいものです。

ただ、私は讃岐うどんは固いのであんまり食べないんですけどね…。
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杏さんのCMだけは続行すべき

ブームでもきているのか、ここ数年、とみに世間を騒がせるようになった”芸能人の不倫”ですが、そもそも芸能人というのはちょっと普通じゃない、悪くいえばまともじゃないひとたちなわけですから、一般人が持っているモラルだとか常識だとかを当てはめていいものなのかどうかわかりませんし、私は基本的にはそれについてのどうこうはありません。
ただ、そういう芸能人たちが”まともなふり”をして、情報番組やバラエティ番組に出演したり、企業の広告になったりするのであれば、やはり世間の常識やモラルに則った行動をすべきだと思います。
ですから、不倫が発覚した際に、番組やCMの降板に追い込まれたって文句をいえないはずです。”ふり”をするのに失敗したわけですからね。

また、最近では企業やテレビ局の対応も素早く、騒動が起きるとすぐに自主規制に入るのも珍しくありません。それもひとつのコンプライアンス重視です。
この1月21日(2020年)に不倫がすっぱ抜かれた俳優の東出昌大さんも、今日23日になると、CMをやっていた2つの会社のHPからその存在が消去されたようです。他にもいくつか会社と契約しているようですが、同じようになるでしょうし、CM自体が自粛されるのも時間の問題といっていいでしょう。
東出さんといえば、出演作で知られるのではなく、「杏さんの旦那」「渡辺謙さんの娘婿」として語られる存在です。
杏さんとは朝ドラ『ごちそうさん』(2013年)などで共演したことがきっかけで結婚したため、そのときの夫婦役の延長で、世間は東出さんに良き夫とうイメージを持っていましたし、その後、2人は3人の子宝に恵まれたこともあって、良き家庭人というイメージも追加されました。
東出さんは朴訥そうな見た目と雰囲気なので、誰もそれを疑わなかったわけです。

ちなみに、東出さんは杏さんとの交際が発覚した14年(結婚したのは15年元旦)以降、仕事の方はとても順調で、多くの作品に出演するようになっただけではなく、特にCMが急増しました。
そのほとんどが”家族向け”のやつですから、杏さんと結婚したことで獲得した”家庭的なイメージ”が企業から高く評価されたとは疑いありません。
もちろん、俳優としてのオファーだって、そのイメージが力強く後押ししたと考えるのが妥当でしょう。
残念ながら東出さんの演技力には疑問符がつけられますしね…。

その東出さんが3年前から不倫をし、杏さんから咎められてもなお抗弁しながらそれを続けていたというのは、衝撃的なニュースでしたし、これは杏さんを裏切っただけではなく、好印象を持っていた世間への裏切りでもありました。
『週刊文春』が報じた東出さんの行状は”ゲス”としかいいようがなく、子育てや家事を杏さんに丸投げしながら、自分の世話を手抜きすることは許さず、杏さんが第3子妊娠中に共演した19歳の女優と不倫をし、それを指摘した杏さんに対して「お前、頭がおかしいんじゃないか?」とモラハラまがいの言葉を投げつけ、不倫の証拠が見つかって一度は杏さんに謝罪をするも、陰ではこそこそ関係を続けていたというのですから、もはや言葉もありません。
しかも、東出さんの所属事務所は東出さんの代弁をする形で報道を「ほぼ事実」(不倫が始まった時期が報道より少し遅くて、相手の女優は20歳になっていたとかいう細かいズレ)と認めているのですから、我々の持っている東出さんのイメージは完全に裏返りました。

そんなわけで、東出さんにはかなり厳しい未来が待っているのは確実です。
同じように不倫問題があったベッキーさんがCMの降板によって多額の違約金を払うハメになったことを考えると、東出さんもそうなるでしょうし、メディア露出についてもベッキーさん同様に姿を消すことは間違いありません。
現在テレビ朝日で放映されている主演の連続ドラマについても、テレ朝は「放送予定に変更はない」としていますが、いまのご時世だとスポンサー企業がCMを打ち続けるとは考えづらく、収益が見込めないのであれば、このドラマは回数を減らしての事実上の打ち切りとなるはずです。
(海外ドラマなら、東出さんが途中でわけもなく死んだり、無理矢理転属になったりしますよね。)
誰が見たって”杏さんあっての東出昌大”だったのに、3年もの不倫という愚行を犯し、すべてを失ってしまうのですから、東出さんというひとは破滅願望かなにかがあったのかもしれませんね。

この東出さん騒動について、一部のワイドショーコメンテイターは「たかが不倫で騒ぐことはない」というような擁護の論調のようですが、私もある意味それに賛成です。
ただ、それならば、役者・タレントとしての実力一本で勝負して欲しいものですし、メディアを使っていいイメージを作り、それで仕事をするのを止めるべきだと思います。
これは芸能人だけではなく、メディアにも責任のあることです。グルになって一般大衆を欺いているのですからね。

芸能人を広告に起用している企業の方も、その欺瞞に加担していることに早く気づくべきです。
海外では芸能人を使ったCMが少ないといいます。
企業からすると、芸能人が持っているイメージというのはプラスの面だけではない、という考えなのでしょう。
人間ですから、なにか問題を起こすこともありますしね。

”CMタレント”が本業になっている役者や芸人で溢れる日本は、そろそろ考えなおすべきです。
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かつしき

Author:かつしき
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