移される回向柱、そして夏祭りへ

先日、TVニュースを観ていると「善光寺の回向柱が本堂前から安置所に移されました…」といっているじゃないですか、私、あわてました。だってこれを見に行くつもりだったんですもの(都合が合えばでしたが)。

立てるときはまだ長野に越してきていなかったので、回向柱がどうやって立っているのかは大変興味のあるところでした。ですから、土台を解体するところは是非見てみたかったので残念で仕方ありません。

まあ、でも安置所に並ぶ姿は見ておこう、というわけで朝も早くに善光寺さんへお参りしました。
090630閑散善光寺
善光寺も久しぶりです。回向柱がなくなり、臨時案内所もなくなり、なんだか閑散とした境内です。

回向柱があった場所は石畳がちょっとへこんでいます。
090630石畳もへこむ
さすがに重いんですね…。

と、本堂向かって左手にお坊さんの像を見つけました。案内所があったときはその影になっていたので気がつかなかったのです。

近づいてみると親鸞聖人像でした。
090630親鸞聖人像
手に持っているのは松の若木です。善光寺の境内ではわりと松が目に付くのですが、親鸞聖人がお供えしたのが起源だそうです。それにしても一ヶ月も通ったのにこの像に気が付かないなんて…。

本堂では大本願のお朝事の真っ最中、早朝から信心篤い信州人が手を合わせ、お導師さまの声に続いて「なんまいだー(南無阿弥陀仏)」を唱和していました。
御開帳のときにはこれはやっていなかったはず。常のお朝事はなんといいますか、慎ましやかで厳粛な感じがしました。イベント気分で訪れる人がいないからでしょうね。

お朝事を拝見した私はこの日の目的を遂げるため、境内を少々徘徊しました(安置所の場所がよくわからなくて)。その際、気になったのが写真のようなワンコです。
090630わんこ
朝の善光寺はウォーキングやジョギング、そして犬の散歩の人がけっこういます。
このワンコはどういう状態かというと、飼い主は本堂で「なんまいだー」を唱えているわけです。
ぽつりと残されたワンコも可愛そうですし、なにごとにもマナーというものがあります。
買い物に来て店舗の前の手すりや車止めにペットの犬をつなぎとめている人がいますが、それをお寺でやるのははなはだしく厚顔な態度としかいいようがありません。

さて、本題に戻ります。
経蔵の裏手くらいですかね、ずらりと並んでいました。壮観です。
090630回向柱安置所
歴代の回向柱はこうして少しずつ土に返ってゆくのです。

これで本当に御開帳が終わったんですね…。

ご開帳は数えで7年に一度ですから6年おき、つまり次は2005年になります。そのときには今年の回向柱も灰色に変色しているんでしょうね。

帰り際、こんなポスター見つけました。
〈善光寺表参道夏祭り〉。7月5日(日)の午前11時から午後5時まで表参道一帯が歩行者天国になるそうです。メインは善光寺への御輿奉納ですが、びんずる踊りはもちろん、去年はフリースロー大会や信州プロレス(!)もやられたらしく、盛りだくさんのイベントみたいです。

長野に越してきてから知り合った若者がいて、彼は今年の屋台巡行である町の屋台を引いていたのですが、できれば屋台巡行を毎年やりたい(不定期で主に御開帳のときだけなのです)といっていました。そうして、「ふるさと長野を元気にしたい」というのです。

最近日本各地で祭りによる町おこしが盛んです。
地域の連携を強め、観光資源にする、というのがおおよその目的ですが、もう一つ、祭りがあると進学や就職で地元を離れた若者がそのとき遊びに帰ってきたりするんですよね。
そこで郷土愛を再確認して将来地元に戻ってくることもあるでしょうし、お祭りって大事ですよね。

長野市は御開帳が終わるとひっそりとしてしまって、伝統的な年毎のお祭りはあるにはあるのですが、御開帳にパワーを注ぎすぎるせいかどうもいまひとつ盛り上がらないそうです。

〈善光寺表参道夏祭り〉はまだ始まって間もない催しです。概要を見るとちょっとカオスなまでにイベントてんこ盛りのお祭りです。でも、それが勢い、ってもんですよ。
たぶん若い人たちが一生懸命がんばっていると思うので、私もぜひ足を運んで思いっきり楽しむつもりでいます。
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