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FIFAU17W杯GL対メキシコ

スコアは2-0、勝負はメキシコの勝ちでしたが、相撲は日本の勝ちだったと、目一杯の負け惜しみをいいたい試合でした。

しかし、結果は結果、日本はメキシコに負けて、3戦全敗でグループリーグ敗退、残念としかいいようがありません。
なによりも、これより先、このチームの試合を観ることがないのが非常に残念です(次のU19はこのチームが中心になるとは思いますが)。

メキシコ戦は前の2試合同様、個人技や中盤からの見事な連携で再三チャンスをつくったものの決めきれない展開。
私も地団太を踏みながら、なんど悲鳴を上げたことか。
詰めが甘いとか、大したチャンスじゃなかったというんじゃなくて、本当に運がない試合でした。
サッカーではたまーにあることですけど、あって欲しくない試合でした。

しかし、あくまでこれはグループリーグなのですから、3戦あるうちの1試合がハードラックで取れなくとも、真の実力があれば、決勝トーナメント進出は可能だったとも考えられます。

勝たなければ上はないという戦いだったためか、選手はみな必死でした。
前の試合と違って、球際にも気迫を感じました。
けれども守備時のマークのゆるさや、注意力の低さはいかんともしがたく、メキシコに上手くしてやられた、という印象です。
寄せの厳しさや、後半の入り方がしっかりしていたことに成長の跡が見られただけに、ここで終わるのが本当に悔しいです。

3戦観ていて、このチームはみんな技術が高く、精神的にも成熟していたように見受けられると同時に、みんな優等生で、泥臭さがないようにも感じられました。
なんといいますか、3戦続けて惜敗するこの勝負弱さは、ガツガツゆくタイプの選手の少なさが原因のような気がしてなりません。
今回のメキシコ戦で途中投入された宮市亮くんなんかはそのタイプだったように思われますので、彼なんかをもっと早めに使っていたならば…、とも思われます。

京都にいたころ、私と相方はU17やU19の試合を観て、そこで気に入った選手を目当てにJリーグの試合にゆく、ということをよくやっていました(二人ともかなりミーハーです)。
Jのチームのない長野に越してきてそれはできなくなりましたが、また、TVで応援してゆきたいと思っています。今回のチームは本当にいい選手がたくさんいましたからね。
彼らの大部分がU20、オリンピックへと階段を駆け上がってゆくでしょう。
そしてA代表や、海外クラブへの移籍といったところまで登りつめる選手もいると思いますし、そう願ってもいます。

サッカーでも他のスポーツでも、若い年代の戦いは相手の良いところを消す、ということはなかなかできず、より自分たちの良いところを多く出したチームが勝つ、という傾向にあります。
そういう意味でいえば今回のU17日本代表は存分に自分たちの良さは出せたはずです。
ただ、相手が一枚上で、ちょっぴり何かが足りなかっただけです。
極上の肉をステーキにする際、焼き加減は良かったのに、塩加減が甘かった、くらいな感じですかね。
ですから、可能性はとっても感じました。
焼き加減を極上に、塩加減をきちんと、スパイスもちょいと効かせれば、もっともっと美味しくなりますよ。
彼らにはまだまだ次があります。私は早くもそれが楽しみでなりません。

負けてもなお、私は彼らを”プラチナ世代”と呼び続けたいと思います。
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