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真の白鵬時代へ向けて

一年納めの九州場所は横綱白鵬が全勝で優勝に華をそえ、見事、賜杯の栄誉に輝きました。
しかも、年間86勝というおまけつきです。

中日くらいからは朝青龍との全勝対決が注目されていた今場所でしたけど、朝青龍のコンディションが終盤に悪化し、ちょっと残念でしたね。
(朝青龍はたぶん休場してもおかしくないくらいの体調だったと思われます。にも関わらず、千秋楽まで土俵に上がり、しかも、白鵬相手に立合いは制したのですから、立派なものです。)

それにしても年間86勝って、とてつもない大記録ですよね。
白鵬の2009年の取り組みをあらためて見返しているんですけど、事実を突きつけられてもなお信じられないくらいです。
それなのに、この2009年が白鵬の年だった、という印象が薄いのですから、ちょっと不遇です。
白鵬は86勝をあげながら、優勝は3場所しかありませんでした。
ちなみに前記録保持者、朝青龍が84勝した年は全場所制覇です(白鵬の86勝によって朝青龍の全場所制覇の偉大さが再認識させられたともいえますね)。
優勝を逃した場所でも白鵬は決定戦までは進んでいます。
決定戦を3戦全敗(朝青龍2回、日馬富士1回)してしまったわけです。
おかげで、なんとなく勝負弱い印象がついてしまいました。

今年の白鵬は記録の年でした。
来年は是非、記録も、記憶も白鵬の年にして欲しいものです。
それに向けての障壁はやはり朝青龍でしょうね。この大横綱は力が衰えたようでいて、まだまだ元気です。
2009年の朝青龍は2回優勝しましたが、両方、白鵬を決定戦で下してのものです。おかげで本割では白鵬に6戦全敗だったにも関わらず、白鵬に”やられている”という感じがあまりありません。白鵬とは逆に勝負強い印象を残しているわけです。
白鵬が名実ともに角界の顔になるためには万全の朝青龍を、ここぞという場面で下す必要があります。満天下に白鵬こそが最強と見せつける必要があるわけです。
そうして初めて白鵬時代は幕を開けるのです。
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