細野豪志さんは誰のお使い?

今日29日、中国との問題において、1つの動きがありました。
北京へ飛んだ民主党の細野豪志前幹事長代理が中国政府関係者と会談を行った模様で、各種報道機関によると、細野さんは菅総理からの親書を携えていたらしいのです。
そうなると政府の特使ということになりますよね。

細野さんは前原グループに属しながらも、このところは小沢一郎元代表と近い関係にあって、去年の12月に小沢さんが民主党の議員143名を引き連れて訪中した折には、その実務を担当し、そこで中国政府との独自パイプを築いたと今日(29日)の報道ステーションでやっていました。
ということは、”独自”というより、小沢さんを通したパイプと考えた方が正しいのでしょう。

この細野さんの訪中について、菅総理は、「まったく承知していない」、前原外相は、「政府の判断ではない」と、もはやお定まりとなったコメント。

では、細野さんは独断で行動しているのでしょうか?
報道(時事通信)によると中国側は政府”要人”が対応しているらしいんですよ。
「その人は特使でもなんでもないよ!」、って中国さんにも教えてあげなきゃ。
菅さんも細野さんの暴走を止めないと、特使気取りで変な約束をしちゃうかもしれませんよ。

…と冗談はさておき、菅さんや前原さんの無関係コメントが白々しい嘘であることは、ある意味、外交の常識なんでしょうけど、ついこないだも菅政権は政治判断を検察に丸投げして、知らぬ存ぜぬを決め込んだばかりなんですぜ。
1人の国民として、いい加減にしろ!って思いますよ。

ただ、細野さんが首尾よくやれば”政府特使”、何かやらかせば”単独行動”ということとはいえ、菅内閣からすればどちらに転んでも、あまりいい結果とはいえないかもしれません。
失敗、もしくは変化なし、となれば国内世論がさらに反発するでしょうし、日中関係悪化が進むことも考えられます。
また、仮に細野さんが中国に拉致監禁されているフジタの社員4人を取り返すことができたりなんかすれば、細野さんだけではなく現政権の手柄にもなるでしょうけど、細野さんの背後には小沢さんがいるのですから、今後、政府への小沢さんの影響力が強くなるのは必然です。

奇しくも今日、仙谷官房長官は記者会見で、9月13日に中国人船長以外の乗組員14人と船体を中国側に引き渡すことによって、事態が打開されるとの見通しだったものの、それが甘い考えで、中国の思惑を読み違ったことを認めるニュアンスの発言をしました。
これは菅内閣が中国と交渉する能力がないといっているのと同じことですし、同日に細野さんが派遣されたことは、小沢グループがいなければ中国とはうまくやっていけないと認めているようなものです。
菅内閣は代表選後、全力で排除した小沢グループに頭を下げたということなのでしょう。

では、中国との外交、ひいては政権までも小沢グループが掌握すれば中国との関係は正常になるのでしょうか?
私はそうは思いません(多くのみなさんもそうでしょう)。
小沢さんは、去年12月に来日した中国の習近平国家副主席を天皇陛下と謁見できるようごり押ししたり、古代史を見るような訪中団を結成し、中国詣でをするような人なんですよ。
そんな人が実権を握れば、民主党は自民党時代以下の屈服外交をする危険性すらあります。

私は日本にとって必要なのは当たり前の外交ができる政党と政治家だと思います。
法に則り国益を守る、ただそれだけのことがなんでこんなにも難しくなってしまったのでしょう。
それは政治も、国民も含めて、戦後の日本が、小さな過ちを少しずつ繰り返してきた結果なんじゃないでしょうか。
いまこそ真の意味で、「あやまちはくりかえしません」の言葉をかみ締めるときです。
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