2011世界選手権フィギュア女子SP 2つのスキャンダル

今年の世界選手権女子シングルはなんといってもミキマオ対決!
今季パーフェクト超人と化している安藤さんに対してジャンプ再構築中の浅田さんがどれほどの火事場のクソ力を発揮できるのか、とっても楽しみ。
この2人に割って入る選手としては悟りを開いた風情のカロリーナ・コストナーとスピンの女神アリッサ・シズニーが上げられるでしょうが、日本の2人の力が頭ひとつ抜けているのは確かなので大きなミスがなければミキマオの優勝争いは揺るがないはず。

そんな形で始まった女子シングルSPでしたけど、中継映像を観ていてまず驚かされたのは地元ロシアのレオノワとマカロワの好演。2人とも地元の歓声をあますことなく力に変えた素晴らしい滑りでしたね
(解説席のスルツカヤもいい笑顔)。
レオノワ59.75(TES31.55・PCS28.20)がマカロワが61.62(TES32.53・PCS29.09)というスコアで十分に表彰台を狙えるところにつけました。
ガチンスキーに続け!ってところでしょうか。

逆にかなり厳しいSPとなったのがコストナー。
3Fで回転不足気味に転倒してしまう大きなミス。
ただ、その他のところはあいかわらずのダイナミックさ。ステップシークエンスなんかは人間の限界まで到達しているような感じですよね。
私は今季の女子SPではコストナーの演技が最も気に入っています。
それだけにもったいない!
これでFS最終グループ落ち、表彰台も難しいかも、と思っていた矢先に飛び出したスコアは59.75(TES30.52・PCS30.23)。
ひどい転び方をした選手がレオノワとまったく同じ得点だったのでロシア観客は引き気味。
キスクラのコストナーもやや戸惑いの表情。
(私もこの技術点はちょっとないんじゃないかと思って、プロトコルをのぞいてみると3Fに<(回転不足判定)はなし。今日は判定が甘そう、とこの時点ではそう考えました。)

そして最終第5グループ。
まずリンクインしたのは日本女王安藤美紀。
今季は神がかった安定感を見せている安藤さんですが、世界選手権はまた話が違う、などというのはこの人には無関係。
この日も成功の映像を繋ぎ合わせたかのような精密な演技。
ミスなんてものは最初から存在していないようでしたね。
圧巻でした。
スコアは65.58(TES32.97・PCS32.94)。
今季は全日本選手権から突如としてGOEやPCSが跳ね上がったので、世界選手権ではどうなるか懐疑的だったんですけど、同じ基準みたいですね。
これで優勝が俄然近づきました。

白い歯が眩しいアリッサ・シズニーは安藤さんの鉄板演技を受けてミスは許されない状況。この人は技術の基礎点があまり高くありませんしね。
冒頭は勢いのある3Lz+2T。調子は良さそう。
ところが続く苦手な3Fでステップアウト。
しかしその後は失敗を引きずらない流れのある演技。
スピンやスパイラルは相変わらず度肝を抜かれます。
スコアは61.47(TES31.33・PCS30.14)。なんとか踏みとどまりました。

大会を彩る美女といったらこの人、キーラ・コルピ。今季はGPSで初優勝するなどのりにのっています。
もちろん世界の表彰台にも照準を合わせていたであろうコルピですが、得意の3T+3Tのファーストジャンプでまさかの転倒。
しかし夢破れながらも気品溢れるスケーティングと美しい笑顔でで会場を魅了したコルピ。立派です。
スコアは55.09(TES25.83・PCS30.26・減点1)。

曲を『エデンの東』に変えて好調のフラットは3Lzが2Lzになるという手痛いミスで57.22(TES28.13。PCS29.09)。
このプログラムはとっても似合っていますし、来季も続けて欲しいくらいです。

続いてはお待ちかねの浅田真央!
マオファンの相方はいつもながらの異常状態。どこからか調子が悪いという情報を聞きつけたため、昼間からぜんぜん言葉を発しませんでした。
そして浅田さんの出番が近づくと私に噛みつかんばかりに興奮。
私は「大丈夫大丈夫」となだめて画面に集中。
信じるしかありません。
曲がかかり、浅田さんは伸びやかなスケーティングで滑り出し、「調子はいいんじゃないの」なんて思っているうちに3A!
ただ、これは回転不足で両足着氷。でも<は1個ですむはず。離氷の雰囲気は悪くなかっただけに残念。
3Loは自然な流れで成功。これで相方も落ち着きを取り戻してくれました。
3F+2T(※ここは3F+2Loです。重大な間違いを犯してしまい猛省しています)はやや迷いが感じられたものの持ち前のセンスでまとめてオッケイ。
スピンやステップは安心クオリティ。佐藤コーチになってから特にスピンは素晴らしいですね。ステップも高い技巧の詰め合わせですし。
全体的な出来栄えは四大陸選手権くらいでしょうか。あのときよりやや勢いはなかったものの、まずまずといったところですかね。
フィニッシュ時の浅田さんは安堵したような表情。調子はやっぱり悪かったのかも。
相方はなぜか涙ぐんでいました。この感情の起伏…。
ミスの質も四大陸と同じくらいだったので、スコア(四大陸は63.41)もそうだろうと思って待っているとやけに時間がかかって嫌な予感。
なんと出てきた数字は58.66(TES27.92・PCS30.74)。
これは低すぎます。私は混乱したままキッチンへ。水が一杯飲みたかったのです。
考えられるとしたら3Aのダウングレード。いや、それだけじゃ足りませんからどこかでレベルを落としたか…。
しかし、同じ人間がコストナーの3Fをクリーンと認定したのだから、浅田さんの3Aがダウングレードまで行くのは絶対におかしい。それにあとの要素でとりこぼしは思いつきません。
そのときリビングから「またあいつが事件を起こしたよー」と相方の声。
私は最初から観るつもりはありませんでしたけど、あの某韓国選手が最終滑走者だったんですよね。
話を聞いてみるとコンビネーションの3Lzでステップアウトしたのに関わらず安藤さんを上回るスコアとのこと。
あまりのバカバカしさに口に含んだ水を噴きそうになりましたが、そんな選手のことより浅田さんが気になった私はプロトコルが上がるまでスロー再生で映像を確認。
しかし、考えは変らず。
そしていらだたしい時間の後、プロトコルのPDFを開いてみると、3Aがダウングレード、3Fがアンダーローテーション(回転不足)。
厳しい、というか悪意を持って判定しているとしかいえないでしょう、これは。

その怒りと憤りのままに某韓国選手の滑りも我慢して拝見しましたけど、1年のブランクがあるとは思えないくらいまとまっていましたね。スピンやステップは技術的なレベルが上がっているんじゃないでしょうか。私はレベル取りに苦労すると思っていたので意外でした。練習をきちんと積んでいたんですね。
ただ、もちろん他の選手に比べてずば抜けて上手いわけではありませんよ。念のため。
しかしブランクのせいか動きの感度はあまり高くなさそうでしたね。キレというか集中力というかそういったものはまだまだに思いました。
そしてステップアウトした3Lz。これは浅田さん基準ならアンダーローテーションじゃないでしょうか。
ステップシークエンスやつなぎの要素は相変わらず省エネでしたし、3Fはエッジがフラットでしたし、スコアはインチキ以外のなにものでもありません。さらにプロトコルでは各要素のGOEが全選手中トップ。シズニーのスピン、コストナーと浅田さんのステップシークエンスとは比べるべくもありませんよね。アホらしい。
この某韓国選手はひとつの物語を観客に提供できる才能は備えているものの、他の一流選手に比べて技術レベルが低いというのが私の見方です。
とてもいい選手ですよ。インチキをしなければ。

そんなことより浅田さんへの悪意あふれる判定はどういうことなんでしょう。
私には到底受け入れがたいです。
某韓国選手のスコアといい浅田さんのスコアといいスキャンダラス世界選手権ですよこれは。
相方などは「もうフィギュアを観ない!」といって怒り狂っています。
この思いは日本国民、そして世界中のフィギュアファンの総意なんじゃないでしょうか。
ISUはフィギュアスケートを滅ぼそうとしているとしか思えません。
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
プロフィール

かつしき

Author:かつしき
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード