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日本の誇り、世界の超人、室伏広治

室伏広治のハンマー投げを観ていて思い出す言葉があります。
それは剣術でいう”剣心一如”。
ハンマーと自分とがひとつとなり、この世にそれだけしかないという極めて純なる空間を作り出せる室伏広治のハンマー投げは、すでに競技を超えたレベルにあるように思います。

その室伏が2011世界陸上競技選手権大会でまたとてつもない金字塔を打ち立ててくれました。
まずは昨日の予選を1本投げただけで軽々と首位通過。
そして今日8月29日の決勝では、進出した12人がそれぞれ6本ずつ投擲したわけですけど、80mスローは2選手の5本のみで、そのうち4本がなんと室伏広治。
そして、誰よりも遠くへ投げた3投目と5投目の記録は81m24。
ハンガリーのクリスチャン・ポルシュが最終6投目で81m18と肉薄したものの、競技内容でいえばまさに室伏の完全優勝でした。

韓国・テグのスタジアムに鳴り響いた君が代の荘厳さと、室伏の堂々たる立ち居振る舞いが重なったときの風景といったら、どう表現したらよいのでしょう。
きっと、多くの日本人が大いなる誇りと感動に胸が満たされ、幸せな気分に浸ったことと思いますし、室伏が一日体育教師として訪れた石巻市をはじめとした被災地の人たちならばなおさらではないでしょうか。
室伏さん、本当にありがとう、あなたは日本の至宝です。

そして、これで室伏広治は五輪と世界選手権の同一種目で金メダルを獲得するという、日本陸上界初の快挙を達成したわけです。
しかも、36歳325日での金メダル獲得は世界陸上の最年長記録。
来年にロンドン五輪を控えていてなんですが、室伏広治を目に見える形で称えるべきなんじゃないでしょうか。
国民栄誉賞は五輪後の方がよさそうですが、内閣総理大臣顕彰は受けてもらうべきですし、できれば人間国宝の規定を広げて室伏を認定して欲しいくらいです。
野田佳彦”新”総理の初仕事は決まりですね!
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