２０１２年、大晦日

私の相方がけんちん巻きを求めてスーパーマーケットを駆けずり回ったように、これがなければ大晦日やお正月の食卓が寂しくなるというものは全国各地に色んなものがあると思いますけど、全国共通しているのはやはりお酒なんじゃないでしょうか。
久しぶりに会った家族親戚友人知人が盃を酌み交わしながら近況を語り合う、そんな光景が今日も明日も明後日もこの広い日本のそこかしこで見られる、なんとも素晴らしいです。

私の実家などもみなおしゃべりですから、お酒が入ると加速したように口が動きます。話題はあることないことみな自分勝手。
そんななかでちょっと前に簡単な人生論のようになって、私がふと母に「ひとには２種類がある。これをやると決めて人生を送るひと、これはやらないと決めて人生を送るひとだ」などと生意気な口調でいったことがあったんです。
お酒の勢いで、つい口をついて出てきた言葉でしたが、普段なんとなく考えていることが形になって、それをいった自分自身も自分という人間の本質みたいなものに触れたような気がして、はっとしたのを思い出します。

たとえば立身栄達を目指すひと、家族を愛することを大切にするひともいれば、嘘をつかない、ひとを裏切らないなんてことを自分に課しているひともいらっしゃるんじゃないでしょうか。
では、はたして私はどちらなのか。
自分を裏切らない、自分に嘘はつかない、というより自分を裏切りたくはない、自分に嘘はつきたくない、といったところでしょうか。私は自分勝手な人間ですから勝手なりに守るべきルールが欲しいと考えているわけです。

そんな私の２０１２年はそれを守れたのか、残念ながらグレーゾーンの部分もあったかもしれません。自分自身に言い訳をしたことも多かったように思います。
来年はもっとクリアにしなければ。

というわけでみなさんいいお年を！