浪花酒造をきかけに本物の日本酒を

大阪府阪南市の〈浪花酒造〉が”純米酒”とラベルのある酒に普通酒(醸造アルコール)を混ぜたり、”吟醸酒”となっているものに規定以上の醸造アルコールを添加したりと酒造会社としてはあるまじき犯罪に手を染め、大阪国税局に摘発されたという昨日2月26日の報道にはほんと呆れました。
報道によるとこの会社は以前から新酒に古酒を足して量を増やすというセコイ商法をしていたそうなのですが、その古酒が在庫切れになったために今度は普通酒を混ぜ、これによって醸造アルコールの量が基準値を超えたために
税額が変動し(酒税法ではアルコール分によって変動)、それで御用となったわけです。

この浪花酒造は純米大吟醸が品切れになった際にはそれより安い吟醸酒に純米大吟醸のラベルを貼って販売していたとの報道(日経新聞2月26日)もあり、私などからしたら詐欺にしか見えない今回の事件ですが、酒税法違反では50万円以下の罰金が科せられるだけとのことです(読売新聞2月26日)。
ちなみに酒類業組合法違反でも3年以下の懲役又は100万円以下の罰金ですから、詐欺罪の10年以下の懲役に比べれば笑っちゃうほど軽い罰です(私は詐欺罪ももっと厳罰にすべきだと思っていますが)。

浪花酒造は1716年創業という老舗で、これまでに何度も全国新酒鑑評会で金賞を受賞しているだけではなく、
2008年の北海道洞爺湖サミットでも日本酒の代表の1本として諸外国の要人に提供されています。
そんな会社でもこのような偽物を「味がほとんど変わらないので、その場しのぎでやってしまった。反省している」(成子和弘社長)などといって気軽に売りさばいているのですから、他の日本酒製造会社だって疑いの目を向けられかねません。
私はこれをきっかけに国による飲食品の認証制度を設けるべきだと思います。細かく項目を設定し、違反に厳しい罰則を科す制度を。

そしてその認証制度を第1次安倍内閣で成立を目指しつつもいつの間にか立ち消えとなった〈日本食認証制度〉に繋げてゆけばよいのです。それこそTPPに備えた攻めの姿勢ですし、現在の安倍内閣で力を入れている〈クールジャパン戦略〉に適うというものです。
お米を原料にしたお酒は世界でもいくつかありますが、ドイツのビールやスコットランドのウィスキーのように国が制度を作ることで、日本酒も世界に確固たる地位を築く。私はそんな未来が見たい。
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