春の甲子園、鎖国野球はもうこりごり

昨日3月30日に行われた春の高校野球選手権3回戦、県立岐阜商業×大阪桐蔭は5-4で迎えた9回裏、1点を追う大阪桐蔭が2アウト1・2塁のチャンスを作り、そこから起死回生のセンター前ヒット、2塁ランナーがホームをつこうとしますが、好返球を受けた岐阜商のキャッチャーとのクロスプレイになり、本塁上で激しく衝突!
キャッチャーはランナーに弾き飛ばされた勢いで落球し、判定はセーフ、と思われましたが、主審の下した判定は守備妨害によるランナーアウト。
そしてゲームセット、勝者は県立岐阜商とあいなりました。

これを試合後のスポーツニュースで観た私は、なぜこれがアウトなのかまるでわかりませんでした。確かに激しいタックルではありましたが、メジャーリーグはもちろん日本のプロ野球の似たようなシーンでもこれはセーフになっていたはずです。これを守備妨害にされたらランナーは足や腕からスライディングしてキャッチャーの股の間からわずかにのぞくホームプレートにタッチするか、超人的な俊敏性で回り込んでキャッチャーのグラブを避けるか、いずれにせよかなり高度な技術が要求されることになります。
この私の疑問は膨らむばかりで、試合の様子を動画サイトで確認しても解説者ははっきりとした説明をしてくれずまいっていたところ、翌日(31日)になって朝日新聞の記事(他の新聞にもありました)に
「昨年9月にあった18歳以下世界選手権で、日本の森友哉捕手(大阪桐蔭)が米国選手に体当たりを2度された。それを受けて今年からアマチュア内規に「危険防止(ラフプレー禁止)ルール」として「野手が明らかにボールを保持している場合、走者は野手との接触を回避しなければならない。野手がその接触によって落球しても、走者にはアウトが宣告される」と明記された。」
と書いてあってやっと理解できた次第です。

ただ、理解したといっても納得したわけではありません。この記事にある内規というのは”日本のアマチュア野球内規”のことですから、あくまで国内のルールです。
国際大会での体当たりを問題にするならばIBF国際野球連盟に抗議したり、ルールの改定を求めるべきです。さらにいえば日本国内だけの独自ルールに慣れてしまえば国際大会で不利になるだけで何の意味もないと思うわけです。

野球は国際的にまとまりのないスポーツですが、今年のWBCがIBF公認の世界選手権になったように、少しずつではありますがひとつになろうとしています。
その流れのなかで今後の国際野球ルールはWBCやそれを主催するメジャーリーグのそれに準拠してゆくに違いありません。たとえばWBCで用いられている投手の投球数制限もすでにIBFU18野球世界選手権で真似されていますしね。
ところが日本ではこの春の高校野球選手権でも1試合で200球以上投げているピッチャーが何人もいるんです。逆行もはなはだしいものがあります。

高校野球連盟を含む日本のアマチュア野球のひとたちはルールをガラパゴス化させていったい何をしたいのでしょう。
選手たちの野球は甲子園で終わるのではありません。”世界選手権に出場する”ことから逆算したルール作り、意識作りをするべきです。
高校球児の汗と涙で巨万の富を得ている高野連はIBF参加になってその儲けが減ることが嫌なのかもしれませんが、鎖国野球はもうこりごりです。
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