野球賭博は問題から事件に

昨年(2016年)11月に発覚した読売ジャイアンツの選手による野球賭博”問題”は、昨日4月29日、ついに”事件”になってしまいました。
胴元とされる飲食店経営の男が賭博開帳図利容疑(簡単にいうと賭博を主催した罪)で逮捕、チームメイトを賭博に誘った笠原将生元投手はそれを幇助した罪で同じくお縄になり、カメラのフラッシュを浴びながら移送される姿はショッキングとしかいいようがありません。少し前までは華やかなフラッシュを浴びていたわけですからね…。

今後はどれくらいの客がいたのか、どれくらいのお金が動き、どこへ吸い上げられていったかが捜査の焦点になってゆくでしょうけど、いうまでもなく疑いはジャイアンツの選手たちに向けられるはずです。
日本プロ野球機構(NPB)は4月6日~25日までの期間に賭博に関わっていたことを自己申告した選手には、その罪を減免するという特別処置を宣言していました。
しかし、喜ぶべきか悲しむべきか、25日までの申告者は”ゼロ”でした。
はたしてこれを信じるひとがどれだけいるでしょう?

今回の賭博事件では、まず昨年11月に3選手のそれが発覚し、球団やNPBの聞き取り調査などがあったものの、罪を認めた選手はひとりもいませんでした。
ところが、今年の3月になって、週刊誌が嗅ぎ付けたのをきっかけに、高木京介投手が渋々罪を認めたという経緯があるんです。
つまり、自分から手を上げる選手なんていないんです。
球団やNPBの調査といったって、その能力は週刊誌以下でまったくアテにならないこともわかりましたしね。
もう警察にお任せするしかありません。

逮捕前にテレビのインタビューを受けた笠原元投手は、「ゼロならゼロなんじゃないですか。いない方がいい」と曖昧な返答をしていましたけど、彼からすればゼロのままがいいに決まっています。
関わっていた選手が増え、動いていた額が多くなればなるほど、賭博開帳図利幇助の罪も重くなるわけです。
逆に警察は徹底的に調べるでしょう。
プロ野球は社会的影響力の強い親会社が多いので、そこから色んな働きかけが警察にあるかもしれませんが、もし見逃してしまった後で、週刊誌なんかに新たな容疑者を書きたてられたら警察の面目は丸潰れです。

警察からの最大の温情は、NPBの自己申告期間を待っての逮捕だったことです。
ただ、賭博に関わっていた選手がいるとするならば、彼らにはそれが伝わらなかったということでしょう。
今後は、ジャイアンツの選手への聞き取り、クラブハウスへの立ち入り捜査などが考えられますが、もしそこで新たな賭博選手が発覚してしまったらどうなるでしょう?
処分を受けた4投手のように、本来ならば試合に出る資格のない選手が試合に出ていたとしたら、その試合結果に正当性はあるのでしょうか。ファンの興奮や喜びは嘘になってしまうのでしょうか。

シーズンが無事に終わるかどうかはまったく予断を許しませんが、わかっていることは警察による捜査が終わるまで、いや終わった後も、読売ジャイアンツとプロ野球への疑いは消えないということです。
信頼を取り戻す方法といったって、賭博問題発覚以来、自分から罪を認めた選手がひとりもいないのですから、信頼できるはずもないんです。
信頼がゼロなんです。
野球は0点では勝てません。
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