清原和博、執行猶予判決

今日5月31日は〈世界禁煙デー〉ということで、毎年この日は駅前や街頭などで禁煙を呼びかける活動が行われているわけですが、この活動が日本で始まった1990年代の男性の喫煙率は約60%、それがいまでは約30%まで減っているのですから隔世の感があります(※女性は15%→10%)。
これは社会的な嫌煙の雰囲気もあるでしょうし、何より行政による政策が大きかったと私は思います。喫煙を呼びかけ、健康を増進させ、社会保険料を圧縮するという考えです。禁煙外来などその最たる例といえます。
禁煙は個人の努力ではかなり難しいといいます。”誰か”のサポートがいるわけです。

ではタバコ以上に依存性が高いといえわれる薬物、それも覚醒剤となればいったいどなるのでしょう?
奇しくも今日、覚醒剤取締法違反で今年(2016年)2月に逮捕された清原和博被告に判決がいい渡されました。
懲役2年6ヶ月執行猶予4年という量刑は、判例通り、予想通りといったところでしたけど、清原被告本人が求めていた保護観察処分は見送られました。「自力で立ち直れ」ということなのでしょう。
報道によると清原被告は強い後悔と反省の態度を示しているそうなので、ぜひ更生して欲しいものです。

清原(ここから”被告”は取ります)は30代以上の日本人にとってはスーパースターです。
日本の野球が最も華やかだった頃の象徴といってもいいでしょう。
ですから、本来ならば、低迷する野球人気を復活させるべき存在なわけです。
しかし、今回の事件によって、野球のイメージを下げただけではなく、現役時代から薬物を使用していたという疑惑も浮上し、華やかだった時代そのものにも泥を塗ったわけです。
この”罪”は本当に重い。

それを償うにはどうしたらいいのか、本人も野球しかしたことがないわけですし、いまだに信じているファンもいるわけですから、やはり野球で何かをしてゆくことになるのでしょう。
裁判で情状証人になった大魔神佐々木や、名球会も清原を支援するといっていますしね。
しかし、罪を犯し、数々の疑惑がある清原が野球界に復帰するのはそう簡単ではありません。
コーチや解説者といった仕事をオファーしてくるところもないでしょう。

”覚醒剤と野球選手”といえば、誰しもが1993年に取締法違反で逮捕され、懲役2年4ヶ月の実刑判決を受けた江夏豊を思い出すでしょうけど、いまの江夏豊は野球ファンから大いに信頼を寄せられる解説者であり、2015年にはタイガースの臨時コーチとして久々に現場復帰して話題にもなりました。
おそらく清原のファンはそんな江夏のような道を辿って欲しいと願っているはずです。
しかし、その江夏だって出所後すぐにスポーツ紙や雑誌の連載をもらったわけではありません。
アマチュアからプロまで野球を地道に観て廻り、小さいながら内容の濃い解説記事をこつこつと積み上げることで、関係者やファンの信頼を得てゆき、いまの地位を築いたのです。
これは誰でもできることではありませんし、それが出来たからこそ、一般のひとも江夏が罪を深く後悔し、反省していると感じているわけです。

はたして清原が地味で小さい仕事を積み上げられるのか。
それが出来たとき、ひとびとは彼が薬から手を切ったと信じることでしょう。
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