FC2ブログ

”魚沼産”ってどこ?

バブル崩壊後の日本は地方交付税が減り続け、地方は自分たちでどうにか経済を盛り上げてゆかねばならなくなったわけですが、その柱のひとつが”地域のブランド化”です。
主に飲食品がそうですけど、20年前に比べて、地方名を冠にした商品がどれだけ増えたかしれませんし、ふるさと納税とリンクさせている市町村も多いですよね。

ただし、全ての市町村がブランド化に成功しているわけではありません。
無理矢理商品開発をしてまったく売れなかったり、地自体が多額の投資をしたところが天下り先になった挙句に経営に失敗して借金だけが残ったという酷いケースもあります。
そういうところから見ると、確立されたブランドを持っている地域というのは羨ましい限りでしょうね。

しかし、その確立されたブランドも決してその地位が揺るがないというわけではないんです。
日本穀物検定協会が今日2月28日に発表した2017年産米の食味ランキングですが、あの〈魚沼産コシヒカリ〉が最高ランクの特Aから初めて外れたことが大きなニュースになりました。
1989年から続くこのランキングで、魚沼産コシヒカリは唯一特Aを守り続けていたそうですから、業界や関係者にとっても大きな衝撃だったはずです。
ちなみに特Aには44ブランドが選ばれているので、魚沼産コシヒカリは45位以下ということになります。

ただ、このランキング表を見ると、地域分けというのはかなり大雑把なんです。
嬉しいことに私の住む長野県でも〈北信のコシヒカリ〉が特Aに選ばれていますけど、”北信”ってめちゃくちゃ広いですよ。2市1町3村もありますもの。
しかも、そのなかで市町村名+お米で、ブランド化に成功しているのはおそらく木島平村だけだと思います。
日本穀物検定協会はいったいどこの市町村のお米で判定しているのでしょうか?

これは”魚沼産”でも同じことです。
”魚沼産”を冠にしたコシヒカリを出荷している5市2町は南魚沼郡・北魚沼郡・中魚沼郡に属しているからそれを名乗っているわけですが、最初に〈魚沼産コシヒカリ〉をブランド化させたのは旧塩沢町(現南魚沼市)とその周辺地域だったはずです。
他の地域はあとから乗っかったということでしょう。
ちょっといいにくいことですが、市町村合併で魚沼郡側と一緒になった他の郡も”魚沼産”を名乗っていますからね。

TPPも発効されますし、今後の農業というのはよりブランド化が進むはずです。
そこでのあやふやな検定というのは信用を失いかねません。
EUのような厳格な原産地名称保護制度がブランドを守るのだと私は思います。

とりあえず、魚沼地方のみなさん、責任の押し付け合いにならないように!
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト



プロフィール

かつしき

Author:かつしき
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード