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日清が権利を買ってチョコフレーク森永味を販売するべき

私の相方はスナック菓子が大好きで毎日のようにむしゃむしゃ食べているのですが、お腹がいっぱいになったのか、はたまた私のためを思ってか、いつお袋に少しだけ残しているので、それを私が平らげて袋を捨てるのが我が家のルーティーンになっています。
そうして昨日は森永のチョコフレークの袋がテーブルの上に置かれていて、それを食べながら、チョコ菓子が増えてきたなあ、と秋の訪れを感じていた次第です。
お菓子にも季節感があるんですよね。

そんなことを考えていたら、この9月28日(2018年)に森永製菓から「チョコフレークの生産を来年夏までに終了する」という発表があったではありませんか。あまりのタイミングにびっくりしました。
チョコフレークは67年発売で50年の歴史を持つ定番商品ですから、これを生産中止にするのは森永にとっても断腸の思いでしょうけど、報道によるとこの5年で売り上げが半減しているそうです。
森永はその理由について、「手がべたついてスマートフォンを操作しながら食べにくいこと」と分析しているようですが、それは他のスナック菓子にもいえることなので少々腑に落ちません。

私も最近はこの〈森永チョコフレーク〉をあまり食べなくなりましたけど、子供の頃はこれに牛乳をかけて食べるのが大好きでした。
他社に似たような商品はありますけど、森永のそれはチョコの味がしっかりしているので、やはりこれを選んでしまうというわけです。
牛乳をかけたときはスプーンを使いますからチョコが手につきませんし、そういえば私はあまりべたつきは気にしていませんでした。
ちなみに私の相方は大量のフレークを手づかみで取って、口いっぱいに頬張るのが好きなようですが、べたつきを気にする素振りは一切ありません。指をちゃんと拭いているのかな…。

”スナック菓子と指”でいえば、スマホを頻繁に使う現代の若者は”箸”で摘まんで食べるのもそう抵抗がないようです。
また最近は〈スナックトング〉なる便利グッズもあるので、それを利用するひともいるのでしょう。
少し前には〈カルビー〉が調味粉が多めにかかったポテトチップスを発売した際、箸で食べることを推奨していました。
森永も指のよごれを気にするなら、チョコフレークの袋のなかにプラスチックスプーンでも入れておけばいいのではないでしょうか。
その理由が本当ならばですけど。

森永はチョコフレークの販売中止と同じ日に国内工場の再編も発表しています。
それによると今後、チョコフレークと〈ポテロング〉と〈ミニポテロング〉を生産している千葉県のスナック工場を閉鎖し、ポテロングだけを栃木県の工場に引き継がせることになっているんです。
ポテロングだって指がよごれますよね!
ミニポテロングは止めにするのですから、これはいわゆる”選択と集中”です。

森永製菓のラインナップを見ると、コーンフレークを使ったお菓子は森永チョコフレークのみです。
そしてコーンフレークの材料となるコーンミールを使った商品も他に見当たらないんです。
ということは、チョコフレークを止めれば、生産ラインだけではなくコーンミールの仕入れも必要なくなるわけですから、これほど切りやすい商品もありません。

私が想像するに、森永チョコフレークは他社の類似商品に敗北したのでしょう。
具体的にいえば〈日清シスコ〉のチョコフレークに負けたのだと思います。
両者の違いをいえば、森永はチョコのテイストが強く、日清のそれはフレークが主体だというのが一般的な評価のようです。”お菓子”と”製粉”という成り立ちのせいでしょう。
日清グループはその製粉のチカラを生かし、コーンフレーク商品の種類も膨大ですし、売り上げも年100億円に達するというのですから、森永チョコフレークはそれに呑込まれたと考えるべきです。
また、シリアル食品というくくりでいうと、昨今は健康志向からグラノーラが人気なので、健康的とはいえないチョコフレーク需要そのものが縮小しているのかもしれません。

でもね、人間ってたまには不健康なものが食べたくなるものです。
チョコフレークを口いっぱいに頬張る快感と罪悪感、最高じゃないですか!
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