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秋篠宮殿下発言に考える。象徴天皇は皇室を守るためのもの

この平成はいうまでもなく今上陛下の御代であり、そのお言葉や足跡が平成という時代を映す鏡となるわけですが、陛下の皇子である秋篠宮殿下は平成元年に婚約内定、2年にご結婚、その後、2人の内親王にも恵まれ、眞子さまが婚約内定状態ということを考えると、近い世代の国民にとっては秋篠宮殿下もまた平成を象徴する存在かもしれません。

そんな秋篠宮殿下が今日11月30日(平成30年)、53歳の誕生日を迎えられ、定例の記者会見に臨まれるということで、記者からはやはり眞子さまの結婚が延びていることについての質問が多く飛び出し、殿下と紀子妃は話しづらそうにしながらも、現在の状態や今後についての方向性などを語られていました。
本来ならばもうご結婚がなっていたわけですから、できるだけ早く小室家から「それ相応の対応」があることを願わずにはいられません。
国民は眞子さまの笑顔だけを望んでいます。

こうして記者としては眞子さまに関する内容を報道のメインにしようと思ったはずですが、会見の終盤に秋篠宮殿下が
「大嘗祭は皇室の行事として行われるものですし、ある意味の宗教色が強いものになりますから、私は平成の即位の礼のときから、国費で賄うべきではないという立場です。私もかなりそれを言っていますが、宮内庁長官などは聞く耳を持ってくれず、非常に残念です」
と発言したことで、その場の空気は一変したといっていいでしょう。

大嘗祭については憲法が掲げる”政教分離”の原則に反しているという意見もあるのは周知のことですが、政府はそれを踏まえて議論した上で、今回も公費からの支出を決定しました。
前例に従い、第三者からの意見も聞くなかでそれを”民主的”に決めているわけですから、政府の対応にはなんの問題もありません。
ちなみに、過去にはこれを違憲として訴える裁判がありましたが、棄却されています。

そういう話題を記者会見でいきなり切り出すのはいかがなものなのでしょう?
現行憲法には「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。」(第4条)とあるのですから、政府の決定に異を唱えることとなった今回の秋篠宮殿下の発言こそが”違憲”という見方もできるかもしれません。
いずれにせよ、またぞろ大嘗祭に反対する集団(天皇制そのものに反対している可能性大)が訴訟の動きを見せていることを考えれば、秋篠宮殿下は自分の影響力について熟慮すべきでした。

意見があるのならば”内々”に政府関係者にそれを伝え、それが取り入れられなくとも、粛々と従うというのが現在の天皇制です。
これは何も天皇家を蔑ろにしているのではなく、皇室を守るためです。
意見をいい、それが政治に反映されるというのは、”責任”が伴うものです。
仮になにかよくないことが起これば、”それ相応の対応”をしなくてはなりません。
政治家ならばその職を辞すということになるのでしょうが、皇室の方々はその立場を辞するわけにはゆかないのです。

秋篠宮殿下は我々国民にとって本当に大切な存在です。
その言動で心を痛める国民がいるということを、どうかお忘れにならないで欲しいものです。
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