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今日は野菜の日

日本語の特徴もあって、日本人はなにかと語呂合わせを好むせいか、”語呂合わせ記念日”も毎月、いや毎週のようにありますけど、今日8月31日の〈野菜の日〉のように季節とマッチしている日はそんなにないんじゃないでしょうか。
たとえばイチゴの日(1月5日)のイチゴの旬は春ですし、酷いのになるとキャベツの日(8月2日)のように旬も違えば語呂合わせもかなり無理矢理になっちゃっています(き”ゃ”が8、べ”つ”がtwoで2)。

まあ、野菜の日も野菜全体に旬が定まっているわけではありませんが、夏はとにかく野菜を食べる季節ですから、夏休み最後の日でもある8月31日に、夏の名残りを目いっぱい味わうという意味でも野菜の日はぴったりだと思います。
そういえば、子供たちがやる夏休みの自由研究でも、野菜を育てたり、監察したり、成分を調べたりはもちろん、野菜で染物をするなんてのもあるそうですし、さらには中学生くらいになるとクロロフィルにLEDを当てて光合成のメカニズムを調べるなんてことをするというのですから、夏って本当に野菜の季節です。
子供の頃の私はよく枯らしちゃってましたけど…。

そんな夏の野菜ですが、食べる方でいうと、トマト・キュウリ・枝豆・ナス・トウモロコシが5強になるでしょうか。
いずれも生か塩もみか茹でるかして、シンプルに食卓に並び、持ち味をそのまま味わうというのが夏野菜の特徴でもあります。
かぶりつく!って感じですかね。
そうして夏野菜は大人から子供まで好きなものが多いので、たくさん消費されるというわけです。
私も夏になると野菜ばっかり食べています。
信越地方には夏野菜と香味野菜を刻んで塩もみした〈やたら〉という郷土料理があるのですが、暑さで食欲がなくても、それさえあればご飯がどんどん進みます。

ただ、そんな夏野菜のなかには、ちょっとクセの強い奴がいて、セロリ・ピーマン・ゴーヤなんかは”嫌いな野菜”の常連でもありますよね。
今日の野菜の日に逆張りをするように、とあるネットニュースが嫌いな野菜ランキングを発表していましたけど、やっぱりその3つは上位に入っていました。
どれもクセが強くて、調理に工夫をしてやらねばならない食材ですし、それをしたって毛嫌いする子供がいるくらいです。

もっとも、大人はそんなに嫌いじゃないのか、好きな夏野菜ランキングにゴーヤやピーマンが入っていることはけっこうあるんです。
大人になってくるとあの苦みやエグミがたまらなくなってくるのでしょう。
ゴーヤチャンプルーや青椒肉絲など、油で炒めるとクセが薄まってアクセントとなり、旨味が際立つのも支持の理由かもしれません。ビールにも合いますしね。
ちなみに、セロリ・ピーマン・ゴーヤは”大人になってから食べられるようになった・好きになった野菜ランキング”でも必ずといっていいほど顔を出してきます。
その理由として、「大人になると味蕾(味を感じる細胞)が減って、苦味を感じにくくなるから」なんてよくいわれますけど、私はそれよりも、大人になってゆくにつれ色んな調理方法を知ったり、教えてもらったりするからだと思います。

その野菜がそのものが苦手なのではなく、いままでの食べ方が口に合わなかっただけで、それを色々と変えてゆけば大丈夫。
火の入れ方や調味料や一緒に合わせる食材を変えるだけでもまったく違う。
そういうことがわかってゆくのが大人になるということかもしれませんし、それは野菜以外にも当てはまることかもしれません。
夏休みにそれがわかるようになった子は、大人への階段をひとつ上ったのでしょう。
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