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W杯2次予選、14-0の大勝と朝青龍

3月29日(2021年)の親善試合でU24がアルゼンチン相手に内容の伴った3-0での勝利を挙げたその翌日、今度はフル代表のW杯2次予選があったわけですが、FIFA公式サイトが「無慈悲」と評したように、日本はなんと14-0という大差でモンゴルを粉砕する圧勝劇を見せてくれました。
この試合は本来ならばモンゴルホームで行われるところ、武漢ウイルス対策の難しさから日本(千葉市・フクダ電子アリーナ)での試合になるという変則的な形でしたから、前半で5-0となったことで日本が惻隠の情を発揮するかと思われたものの、後半はシステム変更などを試しつつもそれ以上にスコアを挙げるのですから、この日のサムライたちは鎌倉武士のように容赦がありませんでした。
(※19年10月の日本ホームのモンゴル戦は日本が6-0で勝利。)

正直いってモンゴル代表が弱すぎるので(失礼)、この結果だけを見て「日本は強い!」と喜ぶことはできませんが、海外組の調子の良さ、それとJリーグ組の融合が試されていて、チーム内での公正な競争が確認できたのは今後に向けて好材料でした。
いまの代表監督は日本人の森保一ということもあって、コロナ禍の困難な状況のなか、選手とのコミュニケーションが取りやすいのもチームにとってはプラスなのかもしれません。
これにU24の面々が加わってゆくことを考えると、わくわくしてきます。

それにしても、私などはテレビ中継のスペシャルゲストにウランバートルから朝青龍が加わってくれていたので、この一方的な展開はちょっと申し訳ない気分になりました。
もちろん、朝青龍は試合後に「14:0 相撲勝ち取り星笑笑」という元横綱らしいツイートをしていたように、彼我の力関係は理解した上で中継の仕事を引き受けたのは間違いありません。
とはいえモンゴル代表の不甲斐なさもあって、私は放送中に朝青龍がキレるんじゃないかと心配していましたけど、それはまったくの杞憂でした。朝青龍はあくまで「日本と戦えるだけで夢のようだ」というスタンスでした。

もっとも、モンゴル代表は今回初めて2次予選に進出しているので、成長してることは確かなんです。
この2次予選ではミャンマー相手に歴史的1勝を挙げています。
朝青龍も、自分がオーナーになってモンゴルリーグのクラブを立ち上げる意向のようですし、将来は日本ともサッカーらしいスコアになることを期待するとしましょう。

話は変わりますが、朝青龍の”日本語”のツイートといえば、本場所中も度々モンゴルから発信されていて、あるときは大相撲のレベルが下がっているのを嘆いたり、あるときは甥の豊昇龍の情けない相撲に対し激を飛ばしたりと、愛情たっぷりで、とても楽しいものがあります。これを”生放送”で聞けたら、と思っちゃいます。
本来ならば朝青龍はサッカー中継ではなく、大相撲中継のゲストに呼ばれるべきひとですしね。
数々の偉大な記録を打ち立てた大横綱ですから、技術論にしてもメンタル論にしても、やはり傾聴すべきものを持っていると思いますし、それを相撲協会ももっと活用すべきですぜ。

というか、私は門外漢ばかりが集まる横綱審議委員会の存在に疑問を感じているので、そこに相撲協会の外にいる元横綱と元立行司を加えたら少しはましになるんじゃないかと思っています。
そもそも横綱の進退を自称好角家の委員たちが偉そうに云々いうなんて不敬すぎます。
(あの茂木健一郎氏と意見が合致したことに私も少々戸惑っています…。)

貴乃花や若乃花がいまの大相撲についてどんな見解を述べるのか、みなさんだって興味があるでしょうし、たまにその2人の意見が割れて対立したりしても面白いですよね。
また、そこに朝青龍と日馬富士がモンゴルからやってきたり、リモートで加わるのも夢のようです。
北の富士さんはそんな個性強い面々をまとめるのは心労が酷いでしょうから解説のみで。
曙も元気だったら…。

そんなわけで、有為な人材を他競技や他ジャンルに奪われることは、ファン層への訴えや市場の拡大においても損でしかありません。
大横綱が相撲部屋ではなくサッカークラブを立ち上げることに、相撲協会はもっと危機感を抱くべきです!
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