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憎きオミクロン株

いま世界中を不安に陥れている武漢ウイルスの新型・オミクロン株ですが、今日11月30日(2021年)、日本でもその感染者が初めて確認されました。
アフリカ・ナミビアの外交官の男性で、28日に来日した際の空港での免疫検査で陽性反応が出たため遺伝子解析を行い、その結果、オミクロン株だったことがわかったわけです。
そして日本政府はその男性と同じ飛行機に乗ってきた70人を濃厚接触者に指定し、14日間の待機を求めることにしました。
これで一応、日本の市中にオミクロン株は流入していないということになりますが、いまのチェック態勢だと完全に防げるわけではないので、我々も心構えをしておいた方がよさそうです。

ただ、その水際対策でいうと、昨日29日、岸田文雄総理が「世界のすべての国や地域を対象に外国人の新規入国を原則停止する」と発表してくれたので国民も少しは心が落ち着いたのではないでしょうか。
これまで日本政府は”人権”や”お金”に配慮するばかりで外国からのひとの流れには甘さがありましたけど、岸田総理はその轍を踏むつもりはないようです。
影響も大きく、反発の声もあるなかでよく決断したと思いますし、英断といってもいいでしょう。私も初めて岸田総理を評価しました。

とはいえ、抜け穴といいましょうか、入国停止の対象は外国人に限られていて、日本人が外国から帰ってくるのはOKなのですから、そこをしっかり管理できなければ対策の効力は薄いものになってしまいます。
オミクロン株検出地域からの帰国者の待機措置は強化するといっているものの、それが徹底されるかどうかは過去の事例から見ても不確かですし(ゴルフの石川遼がわかりやすいです)、検出されていない地域でも密かに感染拡大している可能性を考えれば、帰国者には本当に厳しく接するべきです。
むろん日本にいる我々は新型株が市中に入ってくることを想定し、いままで通り感染対策を意識して過ごさねばなりません。
年末年始でハメを外したくなるのも我慢です。

ちなみに、日本政府は外国人の入国について「例外規定を厳格化する」との方針を示していて、国際イベントやスポーツ大会などで独自にバブル方式などの厳しい対策を取っているところでも、今回は認められないのではないかと見られています。
なので12月9日から大阪で開催されるフィギュアスケートのグランプリファイナルも難しい状況にあります。
選手・スタッフ・報道関係を合わせればかなりの数になるでしょうし、いまから政府を納得させるだけの対策を取るには時間が少なすぎます。強引に開催にこぎつけても、それはそれで批判を集めるでしょうしね…。

そんな憎きオミクロン株ですが、武漢ウイルスの新型はWHO(世界保健機関)がギリシャ文字で番号を振っているので15番目ということになるんですけど、夏場にラムダ株(11)やミュー株(12)が取りざたされてからニュー株(13)とクサイ株(14)は聞いていなかったような気がするので変な感じがしました。
調べてみるとニューとクサイは存在しないんです。
ニューは”new”と混同される可能性から飛ばされたみたいですけど(日本ではνガンダムの例えが分かりやすいかも)、クサイにはそういう理由がないので世界中のひとたちが訝しみ、色々と推理したところ、英語でクサイは”Xi”と表記され、習近平の習もまた英語で”Xi”と表記されることからWHOの配慮が疑われているようです。

00年代にWHOは新型感染症を出しまくっている中国からと思われる圧力によって”地域名+ウイルス””地域名+株”という呼び方を止めましたけど、そのせいで”習近平株”に出会ってしまったのだとしたらなんとも皮肉なものです。無理矢理避けてはみたものの悪目立ちしています。
こういうおかしな忖度ばかりに気を取られ、対策が後手に回っているのでしょうね。
感染拡大を防ぐにはなによりも対策を最優先することです。
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