お寿司とボルシチ
停戦協議もなかなかまとまらないなか、今日2月27日(2022年)もウクライナが侵略者ロシアに対して必死の抵抗を見せ続けているわけですが、かなりの兵力差があるとされているにも関わらず、主要都市を守り続けているのは見事としかいいようがありません。
この本格衝突が始まる前日に日本のメディアの取材を受けたセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使が自国の兵士の士気と防衛力に自信を覗かせていたのは本当だったようです。
またその取材のなかでコルスンスキー大使は日本とウクライナの知られざる関係として、「ウクライナ人は日本人の次にお寿司が好きで、消費量も世界第2位だ」と熱弁していました。
これを聞いてへえーって思って、ちょっと調べてみると、ウクライナでは20年以上前に日本食ブームがやってきて、それ以来日本食レストレンが増え続け、いまでは首都キエフには400店以上あるといい、そのうち何割かは寿司専門店で、チェーン店も多いそうなんです。
ネタとしては生サーモン、ウナギ(かば焼きスライス)、蒸しエビといったところが人気らしく、カリフォルニアロールみたいなやつも定番になっているようですが、ネタの種類はやはり少なく、日本にやってきたウクライナ人は本場の寿司を食べて感激するそうです。
ちなみに日本にはウクライナレストランはめったにありませんから、我々はウクライナ料理と聞いてもピンと来ませんが、実はよく知られている料理があるんです。
それは〈ボルシチ〉です。
あの目に痛いほど赤い野菜とお肉のスープはロシア料理と勘違いされることも多いのですが、紛うことなくウクライナ料理なんです。
焼肉(日本)や冷麺(北朝鮮)を韓国料理と勘違いしているようなものですね。
自慢するようでなんですけど、私、これけっこう前から知っていました。
実は20年くらい前にとあるウクライナレストランに連れて行ったもらったことがあって、そのときに教わったんです。
「ウクライナのひとはボルシチがロシア料理だっていうと怒る」という冗談めかした話もついでに。
ボルシチの他にも餃子みたいなやつと肉の煮込みを食べたと思うんですけど、素朴で滋味が溢れる料理だったと記憶しています。
そのボルシチと同様に、我々日本人はウクライナの文物や人物について、かつてソヴィエト連邦があったせいでロシアのものと勘違いしているケースが多いかもしれません。
有名なところでいうとチェルノブイリ原発や棒高跳びのセルギー・ブブカがそうでしょう。
そうそう、大横綱・大鵬もロシア系ではなくウクライナ系です。
大鵬の父はウクライナ・ハリコフの生まれで、大鵬も02年にかの地を訪れ、地元の相撲愛好家グループと交流し、その記念として開催された〈大鵬幸喜相撲大会〉はそれ以後も続いているそうです。
そのハリコフでいま激戦が繰り広げられているのですから、胸が痛みます…。
(現在でも幕下に獅司というウクライナ出身の力士がいます。)
私はウクライナに対して何もできませんが、近いうちにボルシチを拵えようと思っています。
日本ではビーツは手に入りにくいですけど、もともとボルシチの具材には何を使ってもいいそうなので紫大根で代用するつもりです。
ただ、ボルシチの絶対条件ともいえる〈スメタナ〉という発酵乳製品が問題です。
ロシア産だけは使いたくありません。

この本格衝突が始まる前日に日本のメディアの取材を受けたセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使が自国の兵士の士気と防衛力に自信を覗かせていたのは本当だったようです。
またその取材のなかでコルスンスキー大使は日本とウクライナの知られざる関係として、「ウクライナ人は日本人の次にお寿司が好きで、消費量も世界第2位だ」と熱弁していました。
これを聞いてへえーって思って、ちょっと調べてみると、ウクライナでは20年以上前に日本食ブームがやってきて、それ以来日本食レストレンが増え続け、いまでは首都キエフには400店以上あるといい、そのうち何割かは寿司専門店で、チェーン店も多いそうなんです。
ネタとしては生サーモン、ウナギ(かば焼きスライス)、蒸しエビといったところが人気らしく、カリフォルニアロールみたいなやつも定番になっているようですが、ネタの種類はやはり少なく、日本にやってきたウクライナ人は本場の寿司を食べて感激するそうです。
ちなみに日本にはウクライナレストランはめったにありませんから、我々はウクライナ料理と聞いてもピンと来ませんが、実はよく知られている料理があるんです。
それは〈ボルシチ〉です。
あの目に痛いほど赤い野菜とお肉のスープはロシア料理と勘違いされることも多いのですが、紛うことなくウクライナ料理なんです。
焼肉(日本)や冷麺(北朝鮮)を韓国料理と勘違いしているようなものですね。
自慢するようでなんですけど、私、これけっこう前から知っていました。
実は20年くらい前にとあるウクライナレストランに連れて行ったもらったことがあって、そのときに教わったんです。
「ウクライナのひとはボルシチがロシア料理だっていうと怒る」という冗談めかした話もついでに。
ボルシチの他にも餃子みたいなやつと肉の煮込みを食べたと思うんですけど、素朴で滋味が溢れる料理だったと記憶しています。
そのボルシチと同様に、我々日本人はウクライナの文物や人物について、かつてソヴィエト連邦があったせいでロシアのものと勘違いしているケースが多いかもしれません。
有名なところでいうとチェルノブイリ原発や棒高跳びのセルギー・ブブカがそうでしょう。
そうそう、大横綱・大鵬もロシア系ではなくウクライナ系です。
大鵬の父はウクライナ・ハリコフの生まれで、大鵬も02年にかの地を訪れ、地元の相撲愛好家グループと交流し、その記念として開催された〈大鵬幸喜相撲大会〉はそれ以後も続いているそうです。
そのハリコフでいま激戦が繰り広げられているのですから、胸が痛みます…。
(現在でも幕下に獅司というウクライナ出身の力士がいます。)
私はウクライナに対して何もできませんが、近いうちにボルシチを拵えようと思っています。
日本ではビーツは手に入りにくいですけど、もともとボルシチの具材には何を使ってもいいそうなので紫大根で代用するつもりです。
ただ、ボルシチの絶対条件ともいえる〈スメタナ〉という発酵乳製品が問題です。
ロシア産だけは使いたくありません。


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