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最近のテレビドラマは制作本数が多すぎます。

2010年代から衰退が顕著となり、2023年現在では「斜陽産業」などと揶揄されるテレビ業界ですが、その生き残り策として、ネット配信にも転用できるコンテンツ、特にドラマ制作に力を入れ始めています。民放もNHKも昨年からドラマ枠を増やしているので、とてもわかりやすいですよね。
そうして枠が増えることによって挑戦的な内容のドラマもちらほら生まれていますし、また、2020年頃からは配信でさくさく視聴できる”30分ドラマ”も目立つようになっていて(テレ東が先駆け)、テレビ業界的にはドラマブームが来ているといっていいでしょう。

ただ、視聴する国民の側にそれが響いているかといえば、どうやらそういう雰囲気はありません。
地上波ではこのところ大ヒットもなく、メディアが「ヒット!」と喧伝するドラマでも視聴率が10%台前半だったり、「見逃し配信が好調」とかいう理由だったりするのですから、一昔前に比べると本当に寂しい話です。
しかも日本の人口は減少傾向であり、テレビを持っていないひとも増えていることを考えると、視聴率以上に”視聴者数”はかなり減っていることになりますしね…。

もっとも、見逃し配信でいうと、利用者数がうなぎ上りで、1話あたりの再生数が数百万回というドラマがあるのは事実です。
ただ、”本放送への導線”という本来の目的が果たされるケースは少なく、見逃し配信で完結してしまっている視聴者が多いのが難点ですし、見逃し配信は広告料が低いため、テレビ局にとってはそこまで利点があるとは思えません。
むしろ”モバイルで配信コンテンツを視聴する”というスタイルが国民に定着することは、有料動画配信サービスを利することになりかねません。
テレビ局の見逃し配信は「CMが長い、多い」という不満が多く、それならばいくらかの利用料を支払った方がストレスがないという考えもあるわけです。

そもそも地上波テレビの一番の特徴であり、一番の力は”マス”メディアだということです。
同じ時間に同じ番組を数百万、数千万のひとが視聴するということは、とてつもない連帯感と影響力を産むことになります。
それが流行を生み、さらにはそれが本物ならば普遍的な価値や文化へと昇華して行くわけです。
かつての大ヒットドラマにはそういうパワーがありました。

マスメディアであるキー局は視聴者数が数百万という規模のドラマを作って満足していてはいけません。
挑戦的な作品は地方局や動画配信サービスに任せればよいのです。
キー局は資本力があるのですから大ヒットドラマを狙うべきなんです。
そして放送後にコンテンツとして配信でさらに稼いで、海外にも売る、というのが健全ですし、それが世界標準です。
いまの”安上がりな作品を乱発して見逃し配信で補填する”というやり方はマスメディアとしてあまりにもみすぼらしいです。

そんな感じで私はいまの日本の地上波ドラマには不満がいっぱいです。
もっと面白いものを作ってもらわないと、本当に困るんです。
このところうちの相方にドラマブームが来ていて、それにつき合わされてどれだけの時間を浪費したものか…。
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今クールは福山雅治さんの『ラストマン』が面白くなりそうです。期待感のある第1話でした。
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