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ジャニー喜多川問題、厳しいようで優しい再発防止特別チーム

「火消し役かと思っていたので半信半疑だったが、想像以上の報告内容で驚いている」
昨日8月29日(2023年)、ジャニー喜多川氏の性加害について調査依頼をされていた第三者委員会が「ジャニー氏の性加害は長期間に渡って広範に繰り返されていた事実が認められた」と断定したのを受け、〈ジャニーズ性加害問題当事者の会〉メンバーのひとりは戸惑いと喜びを隠しきれない様子でした。

正式名称を〈外部専門家による再発防止特別チーム〉という第三者委員会ですが、人選したのも報酬を支払うのもジャニーズ事務所であり、結成当初から世間でもジャニー氏を擁護するのではないかと見る向きが大半だったといっていいでしょう。
しかし71ページにも及ぶ調査報告書の内容は、むしろ被害者側に寄り添うものであり、ジャニー氏の未成年への性加害は”異常な性嗜好による犯罪”だという前提に立って、ジャニー氏とそれをかばい続けた姉・メリー喜多川氏の責任を厳しく糾弾するものでした。

この問題は加害者側であるジャニー氏とメリー氏がすでに亡くなっているのでなんの抗弁もできず、被害を訴える側の言い分だけを聞いて事実認定するのはいかがなものかという声もあるようですが、再発防止特別チームは24人の被害者と18人の事務所関係者というかなりの人数からヒアリングしているので、我々国民も今回の調査結果を事実として重く受け止めるべきでしょう。
ジャニー氏を擁護したり、被害者たちを疑ったりするのは、もう止めるべきです。

そしてジャニーズ事務所については、再発防止チームが「事務所としても事実を認めて被害者に謝罪し、救済措置を講じること」「同族経営の弊害なくすためにもジュリー藤島氏はトップから退くこと」を提案しているので、それに粛々と従うべきです。
もちろんジュリー氏は株式を手放すことを忘れてはなりません。
事実上の支配が続いてはなんの意味もないのですから。

かくして再発防止チームはジャニー氏とジャニーズ事務所に厳しい態度を取っているわけですが、私は報告書の読み終えて、これはある種の”情け”だと感じました。
なぜなら報告書はジャニー氏の犯罪のみに焦点を当て、それに類似した行為をスタッフや所属タレントが行っていたかどうかにはまったく触れていないからです。
被害者のなかには週刊誌などでスタッフや先輩・同輩タレントからのセクハラを告白しているひともいるのにも関わらず、それを無視するのはいかにも不自然といっていいでしょう。

もちろん、再発防止チームがそこに手を突っ込み、いくつかの事実が明らかになれば、それは組織的な犯罪と認識され、ジャニーズ事務所は完全に崩壊してしまいます。
いまのところスタッフやタレントは傍観者として一部から非難されているだけですが、それが性加害者となってしまえば、問題は終わりが見えぬところまで広がってしまいます。
再発防止チームはそうならぬよう、ジャニー氏とメリー氏に全ての罪をおっ被せることによって、延焼を防いでいるとも受け取れるわけです。
そうして提言に従ってジュリー社長が退任し、”ジャニーズ”の名称を変更すれば、事務所は実質的な変化がなく存続できます。
再発防止チームもジャニーズ事務所も”タレントとスタッフを守る”という目的で動いているのではないでしょうか。
私は組織全体の問題を追求しない限り、ジャニーズ事務所の闇は晴れないと思いますがね…。

また、いうまでもなく、それをすべきはマスメディアなんですけど、何十年もジャニー氏の犯罪を見て見ぬふりをしてきたのですから、まったく期待できません。
著名なコメンテイターやジャーナリストが「男性が性加害を受けているというのがピンと来なかった」とか「噂だと思っていた」とか「僕の仕事じゃないと思っていた」とかいっているのを見ると、これが日本のメディアの質とレベルなのかと心底呆れます。
ジャニー氏の性加害が司法で事実認定されたのが2004年2月ですから、その頃からテレビで偉そうなことをいっているひとは全員、ジュリー氏とともに業界から去るべきではないでしょうか。
それが責任の取り方というものです。
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