身近なユーロ2012、身遠いアメリカ女子
いやあそれにしてもこの6月はまさにサッカー一色ですよねえ。
JリーグやJFLの公式戦はもちろん、ザックジャパンのアジア最終予選3連戦、ヨーロッパ選手権(ユーロ2012)、それになでしこジャパンのスウェーデン遠征まであるんですから、私も相方と一緒に中継や録画で何試合観たかもうわからないほどです(南長野でのパルセイロの応援もありますし)。
そんなわけでこのところちょっと体に疲労もたまってきたわけですけど、とくにユーロは深夜なのでこれを中継で観ようと思ったらもう大変。
でも、今回のユーロはこれまでと違って、無理してでも観たくなるんです。
それはサッカーの質とか目立つ選手がいるとかではなく、選手を”身近”に感じるせい。
「あの国にもこの国にも」
見渡せば本田圭佑(CSKAモスクワ)のチームメイト、香川真司(ドルトムント)のチームメイト、長友佑都(インテル)のチームメイト、内田篤人(シャルケ04)のチームメイト、宮市亮(アーセナル)のチームメイト、宇佐美貴史(バイエルン)のチームメイトばかり。馴染みのある顔がそこいらじゅうにあるのは本当に楽しいです。
これは前回までのユーロとはまったく違う感覚ですし、日本選手と仲良くしてくれている選手がいる国には肩入れしちゃったりもしています。とりわけオランダなんて南アフリカW杯のときは憎たらしいくらいだったのに、いまはスナイデルの奮闘ぶりに一喜一憂なんですからおかしなものです(結果は”憂”ばかりでしたけど)。
それに日本代表は南アフリカでオランダやデンマークと戦いましたから、”もし参加していたらどのくらいやれるかなあ”なんて想像するのも楽しいですよね。
これも日本代表と日本選手が日々がんばってくれているお陰。感謝しなければ!
(私はこのユーロ2012ではフランスが気になっています。)
と、外国勢同士の戦いは穏やかな気持ちで眺めてられるのですが、昨日18日のなでしこ×アメリカは本当に疲れました。
立ち上がりからコンディションの良さそうなアメリカにおされまくって、前半3分にモーガン、10分にワンバックにしてやられていきなりの2点ビハインド。
なでしこはポゼッションサッカーですから、ピッチやボールへの慣れ、チームの連携が整わない立ち上がりにやはり弱点を抱えることになりますけど(バルセロナですらそうですよね)、その時間帯を気迫で乗り切るのが彼女たちなのに、この日はアメリカに気圧された感じでしたね。
それでも26分に宮間あやの絶品クロスを永里優季がニアに上手く走りこんで豪快にヘッドを決めたのは痺れましたけど!
後半はハーフタイムに佐々木則夫監督から気合を入れられたのか、なでしこがややペースを握り始めたように見えたものの、この日多かった中盤のパスミスから、アメリカに逆襲されると、15分、日本の右サイドを猛烈な勢いで突破してきたモーガンに決められて3失点目。
なでしこはどんな苦境に立たされても「なんとかしてくれる」という期待感は失われませんが、この日は6人まで交代可能な親善試合ということで、佐々木監督は勝負よりもテスト優先の戦術。
宮間の惜しいミドルなどあったもののなでしこの攻撃は単発に終わり、ロスタイムにはワンバックに4点目を決められてぐうの音も出ない大敗でした…。
(CBの矢野喬子は後半38分に退くまで相手に狙われまくりで3失点とも最後の場面は全て彼女がらみでした。特にモーガンはえげつないくらい矢野さんをいじめて酷いやつです。しかし五輪本番も似たような状況が予想されるでしょうからかなり心配です。)
この試合は収穫らしい収穫はほとんどありませんでしたけど、大エース澤穂希が耳の病気から復帰、なでしこには少ないスピードとパワーを兼ね備えた丸山桂里奈が膝の大怪我から復帰したのは明るい材料でした。
アズガルベ杯(2月と3月)のときと比べると攻守ともに連携がとれていなくて不満は残りますけど、この時期にあんまり良すぎても五輪が不安になっちゃいます。徐々に本来のなでしこを取り戻してくれればそれでよし!
対照的にアメリカはいまがピークかと思うような出来。
アメリカでは来年女子サッカーの新リーグ立ち上げということで、今季はリーグ戦がお休みになって、アメリカ選手は代表に完全集中していると聞いていましたけど、いやあ強かった。連携と気迫の足りないなでしこ相手だとフィジカルの差ばかりが目につきます。
彼女たちとは最近よく試合をやってずいぶんお馴染みになったはずでしたけど、なんだか”身遠く”感じます…。
本番で勝つのはなでしこですけどね!

JリーグやJFLの公式戦はもちろん、ザックジャパンのアジア最終予選3連戦、ヨーロッパ選手権(ユーロ2012)、それになでしこジャパンのスウェーデン遠征まであるんですから、私も相方と一緒に中継や録画で何試合観たかもうわからないほどです(南長野でのパルセイロの応援もありますし)。
そんなわけでこのところちょっと体に疲労もたまってきたわけですけど、とくにユーロは深夜なのでこれを中継で観ようと思ったらもう大変。
でも、今回のユーロはこれまでと違って、無理してでも観たくなるんです。
それはサッカーの質とか目立つ選手がいるとかではなく、選手を”身近”に感じるせい。
「あの国にもこの国にも」
見渡せば本田圭佑(CSKAモスクワ)のチームメイト、香川真司(ドルトムント)のチームメイト、長友佑都(インテル)のチームメイト、内田篤人(シャルケ04)のチームメイト、宮市亮(アーセナル)のチームメイト、宇佐美貴史(バイエルン)のチームメイトばかり。馴染みのある顔がそこいらじゅうにあるのは本当に楽しいです。
これは前回までのユーロとはまったく違う感覚ですし、日本選手と仲良くしてくれている選手がいる国には肩入れしちゃったりもしています。とりわけオランダなんて南アフリカW杯のときは憎たらしいくらいだったのに、いまはスナイデルの奮闘ぶりに一喜一憂なんですからおかしなものです(結果は”憂”ばかりでしたけど)。
それに日本代表は南アフリカでオランダやデンマークと戦いましたから、”もし参加していたらどのくらいやれるかなあ”なんて想像するのも楽しいですよね。
これも日本代表と日本選手が日々がんばってくれているお陰。感謝しなければ!
(私はこのユーロ2012ではフランスが気になっています。)
と、外国勢同士の戦いは穏やかな気持ちで眺めてられるのですが、昨日18日のなでしこ×アメリカは本当に疲れました。
立ち上がりからコンディションの良さそうなアメリカにおされまくって、前半3分にモーガン、10分にワンバックにしてやられていきなりの2点ビハインド。
なでしこはポゼッションサッカーですから、ピッチやボールへの慣れ、チームの連携が整わない立ち上がりにやはり弱点を抱えることになりますけど(バルセロナですらそうですよね)、その時間帯を気迫で乗り切るのが彼女たちなのに、この日はアメリカに気圧された感じでしたね。
それでも26分に宮間あやの絶品クロスを永里優季がニアに上手く走りこんで豪快にヘッドを決めたのは痺れましたけど!
後半はハーフタイムに佐々木則夫監督から気合を入れられたのか、なでしこがややペースを握り始めたように見えたものの、この日多かった中盤のパスミスから、アメリカに逆襲されると、15分、日本の右サイドを猛烈な勢いで突破してきたモーガンに決められて3失点目。
なでしこはどんな苦境に立たされても「なんとかしてくれる」という期待感は失われませんが、この日は6人まで交代可能な親善試合ということで、佐々木監督は勝負よりもテスト優先の戦術。
宮間の惜しいミドルなどあったもののなでしこの攻撃は単発に終わり、ロスタイムにはワンバックに4点目を決められてぐうの音も出ない大敗でした…。
(CBの矢野喬子は後半38分に退くまで相手に狙われまくりで3失点とも最後の場面は全て彼女がらみでした。特にモーガンはえげつないくらい矢野さんをいじめて酷いやつです。しかし五輪本番も似たような状況が予想されるでしょうからかなり心配です。)
この試合は収穫らしい収穫はほとんどありませんでしたけど、大エース澤穂希が耳の病気から復帰、なでしこには少ないスピードとパワーを兼ね備えた丸山桂里奈が膝の大怪我から復帰したのは明るい材料でした。
アズガルベ杯(2月と3月)のときと比べると攻守ともに連携がとれていなくて不満は残りますけど、この時期にあんまり良すぎても五輪が不安になっちゃいます。徐々に本来のなでしこを取り戻してくれればそれでよし!
対照的にアメリカはいまがピークかと思うような出来。
アメリカでは来年女子サッカーの新リーグ立ち上げということで、今季はリーグ戦がお休みになって、アメリカ選手は代表に完全集中していると聞いていましたけど、いやあ強かった。連携と気迫の足りないなでしこ相手だとフィジカルの差ばかりが目につきます。
彼女たちとは最近よく試合をやってずいぶんお馴染みになったはずでしたけど、なんだか”身遠く”感じます…。
本番で勝つのはなでしこですけどね!


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