高倉健さんへの感謝

”高倉健さん死去”の一報が日本列島を駆け巡った昨日11月20日、街頭のインタビューや著名人が口を揃えて「最後のスターだった」といって故人を偲んでいるニュースで見ていて、私もその通りだと思いつつも、”スター”とはいったい何なんだろう、と考えさせられました。
(※11月10日に悪性リンパ腫のため都内の病院で死去。享年83歳。葬儀は密葬ですでに済ませたとのことです。)
私は高倉健さんの映画といえば、封切館で観たのは『単騎、千里を走る。』だけですし、あとは名画座とテレビで何本か観たことがあるだけなので、”思い入れ”というほどのものは持っていません。ただ、高倉健さんのことは大好きですし、真のスターだと心から思っています。

では、スターとは何のか。
高い人気は当然として、仕事での評価ももちろん必要でしょう。
高倉健さんの凄さというのは、1960年代に任侠映画でスターの座を掴んでから(1956年デビュー)、各年代それぞれにヒット作を叩きだし、最後の主演作となった2012年の『あなたへ』までそれを続けたことです。
これは世界的にも稀有な存在といえるでしょう。
クリント・イーストウッド(健さんよりひとつ年上)がそれに近いですけど、イーストウッドは70歳代からは俳優ではなく制作の方に軸足を移しています。

私はヒット作を生み出し続けることがスターの証だと思っています。
多くのひとに「お金を払って観たい!」と思わせる魅力を持ち続けているのがスターです。
それがあるから、スターは誰にも”おもねらない”。
周囲に”慮る”ことはあっても”おもねらない”。
自分の思っていることを言葉と行動で素直に発信することを世間が認めてくれる、それが”スター”です。
だから、”我がまま”とも評される。

しかし、その言動が世間に好意を持って受け止められるようになったらどうでしょう?
銀幕(表現の場)の外でも、「かっこいい!」と思われたとき、そこに”真のスター”が生まれるのです。
高倉健さんはまさにその”真のスター”でした。

我々日本人は”スター”のことを語るとき、高倉健さんを引き合いに出せばいい。
とても簡単なことです。
そしてとってもありがたいことです。
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Author:かつしき
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