2014年12月、パルセイロの夢破れる

いま、正直いって、なにを書いたらいいか自分でもよくわからないんです。
今日2014年12月7日、香川県丸亀市で行われたJ2・J3入れ替え戦の第2戦、我がAC長野パルセイロはカマタマーレ讃岐に0-1という無念の敗北を喫し(第1戦は0-0)、夢であったJ2昇格を逃してしまいました。
試合が終わった午後2時半から私は半ば放心状態です。

試合内容でいうと、前半は完全なるカマタマーレペース。
パルセイロはほとんどの時間を自陣で過ごし、自分たちのチャンスは数えるほどしかありませんでした。
相手のCKなんて数えきれないほどで、現地丸亀に馳せ参じたオレンジ色のサポーターも、南長野のパブリックビューイングも、テレビ応援する私のようなサポーターもピンチのたびに心臓がきゅっと縮んだのではないでしょうか。
ただ、パルセイロがベタ引きだったこともあって、”決定機”と呼べるカマタマーレのチャンスは前半1本くらいで、ある意味、しっかり守れていたとは思います。

入れ替え戦はアウェイゴール有利のルールを採用しているので、長野市での第1戦が0-0だったことから、第2試合のパルセイロは勝利でもいいですし、1-1、2-2という点を取り合う形の引き分けでも昇格決定というやや有利な条件(0-0だと延長)。
そうなるとカマタマーレ側が意識するのは、先に点を取って、さらに追加点を取って2-0の形にすることに違いありません。カマタマーレの立ち上がりからのアグレッシブさから見てもおそらくそうでしょう。
敵のゲームプランとしてはホームの大声援のなか、前半から圧力をかけて先制、そこから畳みかけて追加点、もしくはパルセイロが同点に追いつこうと前掛かりになるところをカウンターといったところだったと思います。

しかし、前半はカマタマーレが完全に押し込みながらも決定力のなさから0-0。
パルセイロはボランチがずるずる下がって最終ラインに吸収される悪癖が出てしまって苦労したものの、美濃部監督は前半の終わり頃に4バックから3バックへのフォーメーションチェンジによって無理やりそれを打開。これでようやくラインが高くなってチャンスも生まれました。
こういう流れはカマタマーレからしたらかなり嫌だったはずです。メンタル的にも肉体的にも消耗したでしょうしね。

そのせいか後半はパルセイロペース。ボールと選手が連動して動き、得意の両サイドからの形が出始めます。
これを繰り返しながら相手の守備網にほころびが出来たとことで決める!それがパルセイロのサッカーです!
実は第1戦も前半はややカマタマーレのペースで、後半はそれが裏返るという展開でしたから、ひょっとすると、こういう試合運びはアウェイゴールルールを考えてのパルセイロ側のプランだったのかもしれませんね。
第1戦ホーム0-0だと、アウェイ第2戦では先制されても追いつけば実質勝利。そのため前半は手堅く入るのもありです。

そうしてパルセイロが主導権を握った後半、カマタマーレの方はというと、先に点を取られれば致命傷になりかねないので、ラインが下がって引きこもり、それにともなって攻守の切り替えも遅れがち、カウンターにも人数とエネルギーを割くことができません。
そうなるとセカンドボールもパルセイロが拾って波状攻撃に。
勝又慶典が右サイドから放ったシュートが惜しくも枠を外れ、左サイドから駆け上がってきた松原優吉もそこに詰め切れない、というシーンは本当に惜しかった!
前半後半でこうも流れが変わるのかと、私も呆れるほどでしたけど、こうなれば真綿で締めるようにしてパルセイロが先制点を挙げる、そう思っていました。

ところが、後半26分、カマタマーレが前線にひとり残った木島良輔を的に、長いボールを蹴ってきたんです。
木島が恐ろしい選手だということは彼が松本山雅にいたときからわかっているので、この試合もパルセイロの守備陣は常に2人で彼を見ていて、このときも川鍋良祐が先にボールに追いついたので、事なきを得るはずだったんです。
それなのにまさかあんなことになるなんて…。

確かにボールは川鍋の前で少々嫌なバウンドをしましたけど、処理しきれないボールではなかったと思うんです。
しかし、それも木島のプレッシャーだったのかもしrません…。
川鍋がミスったボールを抜け目なくかっさらった木島は、そのままゴール前に持ち込むと、GKを冷静にかわしてシュート。
これがパルセイロゴールに突き刺さってカマタマーレ先制。
白昼の悪夢と呼びたくなる場面でした。
こんなミスはリーグ戦でもほとんど見たことがありません。

しかし、まだ時間は20分も残っているんです。
そして、1-1ならパルセイロの昇格なんです。
もともと攻めるのが好きなチームなのですから、望むところでしょう。

なんて私は思っていたんですけど、ピッチ上の選手たちは、自分たちが押している展開でのミスからの失点が予想以上に堪えたようで、チーム全体の動きががっくり落ちます。
ビハインドから死に物狂いになれないメンタルの弱さに私の方もがっくり。
パルセイロはもともとガツガツしたところのないチームで、攻守ともに肉弾戦を好みませんし(相手のボール保持者への
アタックも弱い)、ここ一番の試合でも何度ももろさを見せてきました。そのせいで地域リーグからこちらの昇格も遅れましたしね…。

もちろん、点を取るために懸命に走っていた選手もいます。
宇野沢祐次や勝又慶典や山田晃平そうでしょう。
ただ、今度はその攻めが強引になって、連動性がなかなか出てこない。いわゆる空回りというやつです。

そうして追いつくために必要な決定機も作れないままに、丸亀競技場に終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間、私はすぐにテレビを消してしまいました。
敗れたとはいえ、この1年間がんばってきた選手たちを労うために、テレビ越しとはいえ、拍手を送らねばならないのはわかっていましたけど、堪えられなかったのです。
パルセイロ以外に特定のクラブを応援してきたことがなかった私には、残留という現実を真正面から受け止めるだけの精神的余裕がありませんでした。

しかし、冷静になってこのホーム&アウェイの入れ替え戦を振り返ってみれば、試合後のインタビュー記事で美濃部監督がいっていたように、「相手の方が上」だったと思います。
身びいきで”互角”といってもいいかもしれませんが、それでもカマタマーレはJ2ブービーなのですから、パルセイロの実力もそこまでということになってしまいます。
であれば、たとえ昇格できたとしても、来年は入れ替え戦です。
この2試合で、私も力のなさを痛感しました。
昇格できなかったことのショックよりも、その現実の方がショックです。

ですから、来年はとにかく力を付けることです。
そして、J3で優勝し、入れ替え戦などせずに昇格すればいいんです。
パルセイロの今後の目標は、資金力やホームの人口規模からして、”J2に定着しつつJ1をうかがう”という立ち位置のはずです。
昇り降りを繰り返すよりも、一段一段しっかり踏ん張ってゆきましょう!
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