2014衆院選の結果と自分自身の反省

前にとんでもない間違った記事を書いておいてなんですが、一応の締めくくりとしてこの2014年12月14日の衆院選挙の結果を自分なりにまとめたいと思います。
私はこれまでマスコミについての批判をかなり書いてきた身でありながら、そのマスコミと同じような”願望を事実のように書く”という行為をしてしまったのですから、本来ならばこのブログを閉鎖すべきなのかもしれません。
しかし、このブログはもう6年も続いている私の生活の一部といってもいいものですから、どうか存続を許して欲しいというのが私の心からの願いです。
今回の件でこのブログは完全に信頼を失ったといっていいでしょう。私は取り返しのつかないことをしてしまいました。
今後同じような過ちを犯した際には潔く当ブログを閉鎖する所存です。

14日の投開票の結果、自民・公明の与党が325議席、それ以外の野党が150議席となり、与党が絶対安定多数を確保する結果をなりました。自民党自体は改選前の293→290議席に減ってしまいましたけど、今回は0増5減後の選挙なので衆院に占める割合はほぼ変わりません。
投票率は53%ほどという史上最低の数値になりそうですけど、これで安倍晋三内閣は国民から信任を得たわけです。
私は今回の選挙で安倍晋三総理が倒そうとしていた相手は野党ではなく、マスコミだったように思います。
自分のやることなすことに批判的な論調、しかも自社の世論調査をその材料に使うという手法に、最も正確な世論調査である選挙でもって応じた、というわけです。
これに勝った安倍政権はこれからガンガン政策を前に進めてゆくことでしょう。

対する野党は民主党が62→73に議席を伸ばしたものの、枝野幸男幹事長が目標にしていた「せめて100」には遠く及ばないばかりか、海江田万里代表が落選するという悲劇的な事態も(※民主党は2009年の選挙では308議席、205年は113議席)。
今後は党内の主導権争いや野党再編で、民主党そのものがどうなるのかまったく不透明な情勢です。

維新の党は橋下徹代表が投開票日前日に「完敗」と敗北宣言していたわりには42→41議席という微減。
ただ、今回の選挙は国民からも「意味がないのでは」という声が聞かれ、その点は解散を決断した安倍自民のマイナス要素だっただけに、議席を増やせなかったことは負けなのかもしれませんね。
今後は選挙協力もした民主党との野党再編をどのように進めてゆくのか、そこが焦点になりそうです。

野党が振るわないなかで大躍進したのは共産党。8→21議席という大躍進で、小選挙区でも18年ぶりに議席を取ったのですから志位和夫委員長も笑いが止まらないといった様子でした。まさに与党への不満の受け皿となった形ですかね。
それにしても21議席となれば法案提出権も確保したわけで、いままでのように反対論や理想論ばかりをいっていられなくなりますから、その責任をどう果たしてゆくのかちょっと楽しみです。
一昔前の受け皿だった社民党が2→2議席なのですからいったいどこで差がついたのでしょうか…。

5→2議席に減らした生活の党は衆参合わせて4人しか議員がいなくなってしまったので、存続の危機ということができます。
党代表の小沢一郎さんは選挙活動中も「野党再編」を叫んでいたみたいですけど、これではどこからも相手にされそうにありません。小沢さんが民主や維新に頭を下げ、自分以外の議員を受け入れてくれるよう頼むのがかっこいい引き際な気がします。

そして大惨敗といえるのが19→2議席の次世代の党。
この党はこの2年間で目立った活躍もしなければ目立った失態も犯していなかったので、前に私は「議席数は変わらないのではないか」という頓珍漢な希望的観測を出していましたけど、これは私の勉強不足であり、大きなポカでした。
次世代の党は今年の8月に日本維新の会から石原慎太郎さんや旧たちあがれ日本を中心とするひとたちが分党した党で、2012年の選挙は日本維新の会として戦ったんです。
しかもそのとき当選した19人のうち16人が比例、つまり当時人気だった”維新”の看板で議員になったのですから、それが外れた今回の選挙の難しさは事前に予想されていたことでした。
この党は右寄りとか真正保守とかいわれますけど、私からすれば良識あるひとの集まった政党という印象です。
その多くが落選してしまったことは日本にとっての痛手だと思います。
今回は結党から間もないということもあってどのような党なのか有権者に伝わらなかった部分もあるでしょうし、組織作りも立ち遅れたに違いありません。
どうか、あきらめることなく、粘り強く、国政の場で勢力を拡大していって欲しいものです(参院は7議席)。

最後になりますが、私が住む長野市と長野第1区のことを書きたいと思います。
私は日本全体に流れる自民有利の雰囲気と、自分のごくごく周囲にある自民支持の雰囲気とを背景に、どこをどう間違ったのか、長野県全体や長野1区も自民有利と勘違いしていました。これはもう私が今回の選挙に関心を持っていなかった決定的な証拠です。言い訳はしません。
もともと長野県は”民主王国”などと呼ばれる県ですし、私の住む長野第1区(県北部)は県内では自民党が強い地域とはいえ、2000年代からは民主党の篠原孝さん(中野市が地盤)が影響力を伸ばし始め、2009年の選挙からは議席を守っていきました。
長野第1区は長野市以外は農業地帯なので、いわゆる農林族である篠原さんの痒いところに手が届くような政策が有権者に支持されたのだと思います。
篠原さんといえば前回2012年の選挙で民主党本部が「TPP反対は公認しない」というような姿勢を見せるなか、TPP反対の立場を貫いて公認をもらい、当選したことで有名ですが、今選挙での民主党はTPPについては「条件付き賛成で脱退も辞さない」という主張に変化していたのも篠原さんには戦いやすかったことでしょう。選挙序盤から「有利」の報道があったように見事なトップ当選でした。

私もいま猛烈に反省しているのですが、私は民主党を支持していないので、そのマニフェストを読んだり、篠原さんの主張に耳を傾ける努力をほとんどしていませんでした。新聞やらテレビをちらりと斜め読みしただけです(他の党へもほとんど
同じ)。
支持していない意見を聞かないというのは民主主義の国家に生きる者としてやってはいけない愚行です。意見を聞いた上で考えるべきです。それを改めて痛感しています。
また、色々と目を通してわかったのは、篠原さんがインターネットによる情報発信や草の根の集会という地道な活動を通して、国会の様子やTPPに関する見識を本当に事細かに説明してくれていたことです。特にTPPに関しては篠原さんのブログが最もわかりやすい教本のひとつです。それを見逃してきたことを私はいま心からもったいなかったと思っています。

そして、篠原さんは国会議員として忙しい日々を送っているでしょうに、ああいう、わかりやすくてレベルの高い記事を定期的に書いていらっしゃるのですから、比べるのもおこがましいですが、私などはまさに”完敗”という気持ちです。
また、地道な活動を通して有権者との理解や繋がりを深めてゆくという篠原さんのスタイルは、まさに政治家たる者のあり方だと心から敬服しています。
私は篠原さんとは主張が異なる部分があるので、支持するということにはなりませんが、それでも篠原さんへの敬意は今後も決して消えることはないでしょう。
ですから、一度くらいその集会に参加させてもらうつもりでいます。
いや、長野市での集会があれば、必ずや足を運んで、その様子を当ブログでも書いてみて、それを自らの反省に繋げるべきですね。
私にできるのはそれくらいです。
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
プロフィール

かつしき

Author:かつしき
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード