桑田佳祐さんのロック魂は何処に

サザンオールスターズの桑田佳祐さんが年越しライブ(一部が紅白歌合戦で中継)で、昨年11月に授与された紫綬褒章をオモチャのように扱ったという話を年明けに知った際、私は「まさかあ」と思うだけですぐには信じられませんでした。
天皇陛下の名のもとに授与される勲章を粗末にする人間など日本人でも、外国人でも聞いたことがありませんし、世界に目を移しても勲章というのはとても大切にされるものですから、見せびらかしただけでも非難されるくらいです。
ところが桑田さんはライブで紫綬褒章をポケットに入れ、そこから取り出して「5000円から!」とお客さんを煽るようなパフォーマンスをしたというのですから愚かすぎます。

桑田佳祐さんは『ロックの子』という著書があるように、自らをロック歌手だと標榜しています。
そのロックというのは自分が感じていること、自分が信じていることを歌にして叫ぶ音楽なので、自由な振る舞いこそがその本質であり、体制や権威に逆らうこともしばしばです。
ですから私は桑田さんが安倍晋三内閣を批判をすることについては何とも思いませんし、むしろいいたいことがあるなら正々堂々と歌詞にしてガンガン歌えばいいとすら思っています(『ピースとハイライト』みたいなあやふやな歌ではなく、もっとストレートなやつで)。

しかし、今回の褒章事件はまったく別物。
権威に反抗したいのであれば、もらわなければいいだけです。
もらうならばきちんとした態度が必要だというのは日本だけではなく、世界の常識でありマナーです。
たとえばローリングストーンズでも、ミック・ジャガーは「ロック歌手なのに…」という批判の声もあるなかでナイトの叙勲を恭しく頂いたのに対し、キース・リチャーズは「そんなものはクソだ」といって否定する(イギリス政府が問題児のキースに授与するつもりがあるかどうかはわかりませんが)。
自分自身の自由意思に従って堂々と行動し、発言する、これがロックです。
その姿勢がぶれないからこそファンは憧れるのでしょう。

それなのに日本を代表するロックスターの桑田さんは、問題が徐々に膨らんできた1月15日になってようやく「紫綬褒章の取り扱いにも不備があった」とFAXで反省と謝罪を表明。
かなりカッコ悪いことになりました。
そればかりか紅白歌合戦で見せたチョビ髭パフォーマンスも「他意はまったくございません」と日和見をしたのですから、心底がっかりですよね。あれはどう考えたって桑田さんが大嫌いな安倍総理をヒトラーに見立てた揶揄でしょうに。

もうこうなればロック歌手でもなんでもありません。ただの残念なひとです。
日本の芸能界ってこういうひとが多い気がしますよね…。
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
プロフィール

かつしき

Author:かつしき
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード