松坂と中島の日本復帰と日米の差

2015プロ野球の春の話題は”黒田博樹の広島復帰”一色だったといっても過言ではありませんでしたが、実はその裏である記録が途切れてしまっていたんです。
それは野茂英雄以降、20年も続いていた”日本人選手のメジャーデビュー”。
このオフはバファローズの金子千尋やタイガースの鳥谷敬のメジャー移籍が囁かれていましたけど、結局、両者ともに断念する形になってしまいましたからね。特に鳥谷のケースは本人は行く気満々だったのにメジャーからあまりいい契約内容が提示されなかったというのですから悔しさが残ります。

このメジャーデビューなしがたまたまだったのか、それとも巷間いわれているように”日本野球のレベル低下”の象徴なのか、そのひとつの答えは、アメリカから復帰した日本選手の今季のプレイぶりにあると思います。
黒田ばかりが目立ちますが、平成の怪物・松坂大輔とかつの日本代表の遊撃手・中島裕之も日本に復帰しているんです。

ただ、黒田とは違ってこの2人はアメリカでとっても難しい時間を過ごしてきました。
松坂は8年間アメリカにいて、最初の2年は二桁勝ったものの、その後は怪我などもあって尻すぼみとなり、昨季などは本人の意にそぐわない中継ぎで投げていましたし、中島に至ってはメジャー契約だったはずなのに、能力不足との烙印を押され、2年間のアメリカ生活でついに一度もメジャーを経験できず、1年目はAAA、2年目はAAでプレイさせられるという屈辱を味わったのです。
私ももちろんこの2人の復活を期待しなくはありませんが、もし2人がかつてのようにリーグを代表するような活躍をしてしまったら、日本プロ野球のレベルが本気で心配になってしまいます。

そしてもうひとつ気になるのはこの2人の年俸です。
ホークスと契約した松坂は3年12億。
バファローズと契約した中島も同じく3年12億。
カープに帰ってきた黒田が1年4億ですから、複数年のぶん待遇がいいということになっちゃいます。
松坂と中島は今季メジャーに残りたくても契約が取れるかどうかわからないレベル、対する黒田はメジャーで5年連続2桁勝利、昨季もヤンキースのローテーションピッチャーで、1600万ドル~1800万ドルを提示する球団もあったことを考えれば、日本球界の契約状況というのは異常としかいいようがありません。

もちろん、私は黒田の契約は安すぎると思っています。
彼には最低でも1年10億を提示するのが”礼儀”です。
それを広島は義理人情でまけてもらっているのですから、今後の金銭面以外の待遇で報いて欲しいですよね。

そして、松坂と中島の年俸ですが、メジャーを経験して日本にやってくる外国人選手の成績と比較すれば、
松坂は1年1億、中島は1年6000万ほどが適正価格だと思われます。
(※バリントン投手が2011年に広島と契約したときが6500万、バレンティンが2011年にスワローズと契約したときが8000万円。前年の成績でいうとバリントンはメジャーにて主に先発で1勝4敗、バレンティンはAAAで25本塁打。)
ただし、親会社の宣伝媒体である日本プロ野球の年俸は、選手の持っているネームバリュー、つまりは”メディア露出度”や”集客力”が加味されますから、松坂や中島のそれはそれでいいのかもしれません。
2人の復帰はここ数か月だけでもある程度の話題になりましたしね。

そういう選手の査定方法こそが、”メジャーとのレベル差”になっていたりして…。
ちなみに野茂英雄は、日本時代の1億4000万円だからメジャー1年目の年俸はたったの10万ドルになっていました。
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