総理官邸ドローン襲撃事件

ホワイトハウスで墜落したり(職員が操縦。事件性なし)、チンパンジーに叩き落されたりと最近話題の小型無人航空機ドローンですが、日本でも2万円ほどで手に入り、飛ばして楽しんだり、空撮映像を撮影したりといった”遊び”に使われるのが増えてきているようです。動画サイトへの投稿も多いですしね。
以前は農薬散布なんかの産業用が多かった印象ですけど、ずいぶん身近になったものです。
ただ、もともとが軍用に研究開発されたものだけに、アメリカなどでは将来的にはドローンを主力戦闘機とする考えもあるらしく、今年2015年1月には海軍の長官が「F35が最後の有人戦闘機になるだろう」という見解を示していました。同時にアメリカ空軍が公開していたドローンの演習映像を見ても、その話は現実味があるように思います。
ドローンの性能が上がっていけば多岐に渡る作戦を実行できるようになるでしょう。

しかし、もしこのドローンが悪用されたらどうなるのか、という不安もあります。
世界的には”盗撮”が問題になっているようですし、昨年にはアメリカやイギリスでは旅客機の飛行を妨害する事件が起きていますし、サッカーの欧州選手権セルビア×アルバニア戦では民族主義的な傍を掲げたドローンがピッチに乱入するという騒動もありました。
そのため世界では法整備が進むとともに、メーカーも飛行禁止区域で飛べないようにするシステム(電波遮断)の開発を検討しているようです。
空には道も法律もマナーもないので放置してはいられませんよね。
特に、テロに使われるなんてことになったら最悪です。

なんて思っていたら、今日4月22日午前、総理大臣官邸がドローンで襲撃される事件があったのですからびっくりしました
(※安倍総理は国際会議で不在)。
屋上で見つかったドローンには放射能を示すマークが描かれたプラスチック製の容器が取り付けられていて、なかに入っていた液体からは微量の放射性セシウムが検出されたとのことです。
大きな被害はなかったものの、原発再稼働を進めようとしている安倍晋三内閣への”脅し”と受けとるのが適切でしょう。
”恐怖によって社会や政治に影響を与えようとしたり、自由な言論を抑圧したりする”という意味で、これは完全なるテロ行為です。
思想、信条、言論の自由が保障されている日本においてテロを行うことは絶対に許されません。
ここはチベットやウイグルではないのです。

ドローンを規制するにしても日本にははいまのところ航空法しかないので、特化した法律を作るのはもちろんですが、今回の事件ではテロリストの道具に使われただけということを考えれば、ドローンを悪者にするのは意味間違っています。
産業用にしろ何にしろ有用なものなのは疑いないのですから、問題は使う側にあるのです。
大事なのは、悪用を、テロ行為を、絶対に許さないという姿勢です。
今回マスコミはこぞって「落下」と報じていますけど、”目的”を持って飛ばしているのですから落下であろうはずがありません。
なぜ事件を矮小化しようとするのか。
テロの恐ろしさというのはそれがどんどんと加速してゆくことです。
「実害がなかったからいい」などといっていれば、次は何が起こるかわからないのです。

政府も警察もテロの芽をしっかりと摘み取ってくれることを期待します。
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