明治日本の産業革命遺産

5月4日に〈明治日本の産業革命遺産〉が世界文化遺産への登録勧告を受けたことにともない、5日にはその関連施設が大賑わいとなったというのですから、その影響はやっぱり大きいものがあります。
その施設自体が持つ歴史的意義は何も変わってはいないはずなんですけどね…。

私はこの国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が指定するところの世界遺産というのがあまり好きではありません。
特に文化遺産のようなものは、その国のひとびとが大切に守り、またその価値をしっかりと後世に伝えればいいだけで、ユネスコからわざわざお墨付きをもらう必要はないと思うわけです。
ましてや国のほうから積極的に登録に向けて働きかけるなどは浅ましさすら感じてしまいます。

もちろん私は今回の〈明治日本の産業革命遺産〉は本当に価値のあるものだと思っています。
江戸時代まで国を閉ざし、ほとんどガラパゴスといっていい状態だった日本が、開国とともに凄まじい勢いで近代化していった歴史は、日本史というだけではなく、人類史でいっても”奇跡”としかいいようがありません。
欧米列強に対して、それに劣ると見なされていた肌の色の国が互角に争っていったというのは何とも痛快ですし、それは世界の色んな地域、色んな人種に勇気を与えたはずです。

しかし、私たちの日本では、その歴史をきちんと教えているのでしょうか?
〈明治日本の産業革命遺産〉の関連施設がにわかに活気づいていることでもわかるように、これまではほとんど関心を持たれていなかったのは間違いありません。
そういうものを世界遺産だのといわれると、私などは誇らしさよりも情けなさを感じてしまうわけです。
まずは自分たちで”国の宝”の価値をしっかり認識し、それから世界に向けて「日本にはこういうものがあるんです」と発信してゆく、そのほうがずっとクールですよね。

そして、それができていれば韓国が行っている誤った歴史認識に基づく〈明治日本の産業革命遺産〉の登録反対運動にも
、クールに対応できるはずです。
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