ドローンの未来

昨日5月21日、横浜市の15歳少年が浅草の三社祭でドローン(小型無人機)を飛ばそうとしたという〈威力業務妨害〉で警視庁に逮捕されました。
この少年は善光寺の御開帳の真っ最中にドローンを落下させたり、国会議事堂周辺でドローンを飛ばそうとしたりというお騒がせを繰り返し、警察に再三注意されていたそうですが、それを聞かなかったということで逮捕に至ったのでしょう。
私は問題が大きくなる前に逮捕すべきだったと思いますけどね。
この少年はドローンで空撮(盗撮)した映像をネットで配信することを”生業”にしていたのですから、少しくらい注意したって
止めるはずがありません。

そして今日22日、少年の”支援者”を名乗る成人男性が浅草署に出頭し、少年が配信を続けるための費用、25万円を提供したと名乗り出たというのです。
この提供の目的はなんだったのか、無償だったのか、無担保無利子だったのか等、その背景はわかりませんが、その支援者は”幇助”の罪に問われる可能性を恐れて早めに手を打ったのだと思います。
よく考えて見ればこのドローンを使った事件では、悪意を持った人間が自分と未成年者の関係を上手く隠して未成年者に
ドローンを操縦させ、もし少年が捕まっても”少年法”を盾に罪から逃れることも可能なわけです。
その犯罪が盗撮程度ですんでいればまだしも、これが破壊行為や殺傷行為に繋がってゆけばこれほど恐ろしいことはありません。

4月に首相官邸が放射性物質を積んだドローンによって襲撃された事件もあったことで、法整備の気運も高まり、警察の取り締まりも強化されつつありますが、これが必要なことであるのはいうまでもありません。未成年者によるドローンの所持や操縦も厳しく管理されるべきでしょう。
しかし、私はドローンが規制されすぎて、使われなくなったら、逆に”もったいない”と思っています。

ドローンは災害の調査や工事の測量、農業や漁業の監視といった利用法はもちろん、その独特の視点からの空撮はやはり魅力的です。映像を見ているとまるで自分が鳥になったような気分です。観光地や野外イベントの宣伝映像を撮るにはこれほどコストパフォーマンスのいいものはないといっていいでしょう。
前回の記事にも書きましたが、善光寺もドローンを宣伝に利用したっていいと思うんです。
ドローンが使い方によっては素晴らしい道具になることはいうまでもありません。

しかし、空を飛ぶものですから、やはり落下の危険性は常につきまといます。
たとえば去年の11月に行われた湘南国際マラソンでは、大会のCM用に空撮していたドローンが墜落して、地上にいたスタッフが怪我をするという事件がありました。当日は風速4mの強風が吹いていたといいますから、おそらくそれが原因なのでしょう。
操縦は映像撮影会社、つまりは”プロ”が行っていたとのことですが、それでも事故はあるわけです。

ただ、”プロ”といっても日本にはドローン操縦の免許はありませんから、どのくらいの知識や能力があるかはわかりません。
もちろんドローンの性能も機種によって差があります。
今後は公の空間で飛ばすには操縦免許が必要となり、機体にも使用目的によって認証制度のようなものが設けられるのではないでしょうか。
そこで初めて本当の”プロ”が生まれるのです。

逮捕された少年も、法律やマナーをもう一度よく考え、本物のプロを目指して心を入れ替えて欲しいものです。
ドローンにも少年にも未来はあるのですから。
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