愛すべき変わり者、藤川球児

「先月、メジャーリーグのレンジャーズから自由契約となった藤川球児が今日6月1日、自身のブログで四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグスに入団することを発表した。」

この話をネットで見たとき、私は正直”ガセ”だと思いました。
藤川は手術した肘の回復が思わしくないのか、今季もいいピッチングができずにレンジャースを首になったわけですが、いくら力が衰えていてもその”知名度”は抜群ですから、古巣の阪神タイガースがオファーを出すに決まっていますし、実際そういう報道もありました。
提示される条件も”功労者”を名目に億単位の契約になるでしょうし、それを蹴って数百万単位の独立リーグを選ぶなんてありえない、というのが私の考えでした。今季の映像を観る限りNPBでならまだまだやれそうでしたしね。

ところが藤川の公式ブログをのぞいてみると、「僕と妻の生まれ故郷の高知で、未来のスーパースターになるチャンスを
持った子供達に僕が投げる姿を見てもらって今後の夢に繋げて貰いたい!
僕が投げる事で喜んでくれる人達の顔が見たい。
僕を応援してきてくれた人達、
育ててくれた高知から野球人生を再スタートする事に決めました。」
とあるではありませんか。
そしてファイティングドッグスの公式サイトにも「藤川球児選手入団のお知らせ」が誇らしげに掲載されている。
これは真実です!

功成り名遂げた野球選手が地元に帰って、地域を盛り上げ、子供たちの手本になる。
日本の野球の歴史は140年ほどいなりますが、こういう”循環”はほとんど聞いたことがありません。
野球は日本では長らくナンバーワンスポーツでしたけど、ひょっとすると真の意味では根付いていないのかもしれませんよね。
そして”野球離れ”が叫ばれるいま、この藤川の決断が日本の野球を変えるきっかけになるのではないかと私は大いに期待しています。

藤川球児といえば、私が思い出すのは彼がタイガースにドラフト1位で入団した際(1998年)、当時人気絶頂だった広末涼子さんと中学の同級生だったことを記者に聞かれても、素っ気ない態度を取っていたことです。
プロ野球といえば人気商売ですから、普通はそれに乗っかっていきますよよ、「対談したい」とかいっちゃいますよね、それをしなかったことがいまでも印象に残っています。
今回の決断といい、藤川球児は自分の価値観をしっかり持って、それを貫くタイプの人間なのでしょう。
例えそれが”損”なことだとしても。
世間はそういうの人間を「変わり者」と呼びますが、藤川球児という男はなんとも愛すべき「変わり者」です。
こんな男を生んだ高知がとっても羨ましいと同時に、藤川の浮き上がる速球を直に見られる四国のひとたちも羨ましい。

「かけがえのないあなたのことをここで見ていたい 止まらない時のなかの1秒にきざみつづけていつまでも」
ファンが大声で歌う声がいまから聞こえてきそうです。
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