冨田事件をうやむやにしてはならない

韓国でのアジア大会の真っ最中にマスコミのカメラを盗んだとして略式起訴され罰金刑となった水泳の冨田尚弥選手が、それを不服として正式に裁判をし、そこでも有罪判決を受けた事件は、私もひとりの日本人として心の底から恥ずかしく、もう報道も目にしたくありませんし、出来れば忘れ去りたいのですが、今日6月4日の記者会見の場で”控訴断念”を発表した冨田選手の「有罪判決を受けて悲しく思っています。監視カメラの映像で僕は有罪にされるならこれ以上やっても無意味」という言葉を聞いてあまりにも腹が立ったので少し書かせてもらいます。

確かに裁判でも監視カメラに映る泥棒男は冨田選手だと断定はされませんでした。
しかし、そもそも冨田選手が訴えていたのは、その映像が自分かどうかではなく、”迷彩柄のズボンのアジア系の男が自分の手提げ袋に無理やりカメラを押し込んだ”ので、その場面が監視カメラに映っているに違いないという話です。
ただ、残念なことにそんな男は監視映像に一切映っておらず、裁判ではその第三者の存在は完全に否定されました。
そして、盗まれたカメラがホテルの冨田選手の部屋のバッグから出てきたという事実から冨田選手が犯人に違いないとされたわけです(本人も一度は犯行を認めています)。
これはいわゆる〈近接所持の法理〉というやつで、何かが盗まれたときは、そこから距離的にも時間的にも近接したところで盗品を所持している人物は犯人と推定されるわけです。この考え方は万国共通といっても過言ではありません。
ただし、そこでは疑われた人物は自分が犯人でないことを合理的に立証すれば無罪となるわけですが、今回の冨田選手はそれをすることができなかったというわけです。
そして、その言い訳が「映像は違う日のもので捏造だ」というのですから、開いた口がふさがりません。
私も韓国という国を信用していませんけど、もし捏造してまで冨田選手を貶めていたとして、それがバレたら韓国の司法はもう終わりです。世界から見放されます。そんなリスクを冒して冨田選手を犯人に仕立ててなにか得るものがあるのでしょうか?
これもまた合理性に欠くといわざるをえません。

裁判に用いられた盗難場面の映像は一般には公開されていませんが、日本のテレビ局がスクープした監視カメラの映像はおそらくそれでしょう。
その映像を観ると、確かに自分を特定することはできません。
しかし、日本チームのウェア(Tシャツ)であることはほぼ間違いなく、それを着ている男子選手は限られるので、体格や髪型からある程度人物を絞ることはできると思われます。競技日程もあるので各選手の”アリバイ”もわかるでしょうしね。
ですから、韓国当局が本気になって捜査をすればするほど、冨田選手の犯行が断定されると私は思っています。
本人もそれがわかっているから控訴を断念したんじゃないでしょうか。
今回の悪あがきは、犯行を”うやむや”にして、日本国民に”もしかしたらやっていないのかも”と印象付ける作戦だったようにしか思えません。

しかし、控訴を断念したということは事実としては”罪を認めた”ということです。
自分が無罪だと心の底から思っているならば、とことんまで戦えばいいだけです。韓国は日本と同じ三審制ですから、最高法院とやらまでいけばいいんです。
それを「無意味」の一言で片づける人間を我々は信用しません。犯人だと思って当然です。”うやむや”にして逃げるというやり方も卑怯だと思うのが日本人です。

私は、日本人とマスコミはもっと厳しく冨田選手を追及すべきだと思います。
あまりにも恥ずかしいことなので目を背けたい気持ちはわかりますが、卑怯者をそのまま放っておくことの方がよほど恥ずかしい行いです。
もし、今回の件が日本全体で”うやむや”になってしまうとすれば、こんなに悲しいことはありません。
我々はいま、試されています。
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