『花燃ゆ』を止めて『真田太平記』を放送すべき

来年の大河ドラマ『真田丸』の出演者発表第2弾が一昨日7月10日に行われていましたけど、
徳川家康役の内野聖陽さん、北条氏政役の高嶋政伸さん、真田信繁(幸村)の初恋の女人役に黒木華さんなどはドラマを盛り上げてくれそうな配役ですよねえ。私も”真田物”のファンとして、松代真田十万石を有する長野市民として、本当に楽しみです。前倒しして来月から始めて欲しいくらいです。

というのも、いま放送中の『花燃ゆ』、私もそろそろ限界が近づいているようです。ずっと録画をしたものを視聴してきているのですが、このところは早送りしながら観るようになってしまっていますからね。
私は当初、この『花燃ゆ』には松下村塾出身の長州志士たちの”青春群像劇”を期待していました。
主役は吉田松陰の妹ですけど、その女性の視線を通して視聴者が塾生たちの成長や生きざまに触れる形、簡単にいうと妹が能楽のワキのような役割になってドラマが進行すると思っていたわけです。
ところが実際はまったくそうではないんです。

『花燃ゆ』を観てきた方ならおわかりでしょうけど、塾生たちひとりひとりのパーソナリティはほとんど描かれていません。
どういう人間なのかはもちろん、どういう能力を持っていて、これから何がしたいのかがさっぱりわからないから”成長過程”が楽しめないんです。そんなふうだと”お気に入りの塾生”なんてとうてい見つけることができません。
しかも、久坂玄瑞らの優秀なところが描かれていませんから、「なんでこのひとがみんなに慕われてるんだろう?」、「なんで藩の要職に就くことができたのだろう?」と、回を追うごとに置いてきぼりになってしまっている感じがするんです。

おそらく作り手側は塾生たちひとりひとりになんの愛着も持っていないのでしょう。若くして命を散らすひとが多いので丁寧に描いても無駄だと思っているのかもしれません。
ひょっとすると作り手側が本当に描きたいのは7月12日から始まる〈大奥編〉や(将軍家でもないのに大奥というのはかなりおかしいですよね)、松蔭妹が亡姉の夫と再婚した後の話なのかも。
それだとワキではなくシテとして妹を描くことができますからね。テロリストとじみた塾生たちの血なまぐさい話などさっさと終わらせたいというのが本音だとすれば納得です。

しかし、私は正直いって松蔭の妹などという人物にはまったくといっていいほど興味がありません。多くの視聴者の方もそうでしょう。だから視聴率も10%前後をウロチョロしているのです。
大河ファンや歴史ファンが望んでいるのは、志士たちの生きざまであり、死にざまであって、そこからどうやって近代日本が出来上がっていったのかという壮大な物語です。
主人公が誰だろうがその本筋を外してはなりません。
いまの『花燃ゆ』のような大河ドラマを放送しているのはお金と時間の無駄以外のなにものでもなく、出演している役者や現場のスタッフにとっては苦役のようなものです。もちろんそれは視聴者にとっても。

いまからでも遅くはありませんから、『歴史ヒストリア』のように話をまとめて、放送を終わらせ、『真田太平記』を再放送すべきだと私は提案します。全45話ありますけど日曜午後8時と土曜午後1時(大河の再放送をやっています)を使えばなんとかなるでしょう。
『真田太平記』を再放送すれば視聴者は『真田丸』と比較することができますし、『真田丸』のスタッフや役者たちは名作と比べられることで気合が入るでしょうからまさに一石二鳥。

そうしてNHKは『花燃ゆ』の統括プロデューサーをドラマ制作部門から異動、もしくは解雇するべきです。
そうすれば今後の大河制作にも気合が入るといいうものです。
私は『花燃ゆ』を楽しみにしていただけに、いまは怒りに打ち震えています。
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