真っ直ぐに聞く

2015年8月15日の敗戦記念日の前日に発表された安倍晋三総理大臣による『戦後70年談話』は、何か月も前からマスコミや野党や連立を組む公明党、それに中国や韓国からあれやこれやと注文を付けられていましたけど、安倍総理はそれらを巧みに盛り込んだ上で、自らの信念である積極的平和主義による未来志向を表明していました。
歴史に学び、国内外の犠牲者を悼み、世界の国々と協調して平和と繁栄を目指す。
そして自由と民主主義と人権を尊重する。
素晴らしい内容だったと思います。
(※私とは考えが合わない部分も少しありましたが。)

しかし、多くのマスコミ(産経グループ以外)や民主・共産・社民は彼らが勝手にキーワードにしていた”植民地支配”、”侵略”、”痛切な反省”、”お詫び”といった言葉を安倍総理が「我が国は先の大戦における行いについて繰り返し痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました」という具合に事実として話すのみで、自分からはそれをいわなかったことがお気に召さなかったらしく、批判のオンパレードでした。
韓国を訪問した鳩山由紀夫元総理のように土下座でもすれば満足だったんでしょうかねえ。
虚心坦懐に談話を聞けば、それらの言葉が根底に流れていることは簡単にわかります。
外国政府の反応も、”中国と朝鮮半島以外”は前向きな評価をしてくれていましたし、日本国内でもメディアがあれだけ攻撃しているのに共同通信の世論調査では安倍総理の談話を「評価する」が44.2%、「評価しない」が37.0%だったのですから十分な数字でしょう。

だいたい談話を一言一句チェックをするような姿勢がおかしいのです。
大切なのは全体としてなにを訴えたかったのかというところです。
それなのに言質を取ってやろうとか攻撃してやろうとかいう態度で話をまったく聞かないなんていうのは下衆のやることです。
中国や朝鮮半島ならばそういう姿勢でも普通なのかもしれませんが、ここは日本ですからね。

”言葉だけを捉える”でいえば、今日15日の全国戦没者追悼式における天皇陛下のおことばのなかに、「さきの大戦に対する深い反省」という過去になり表現があったことで、「これは安倍批判だ!」と騒いでいるひともいるようですし、一部マスコミは今月の初めから「天皇皇后両陛下は安倍総理に批判的で、おことばのなかに歴史認識や憲法に関する内容をお加えになるのではないか」といった報道を行って、安倍総理にプレッシャーを与えていましたよね。
また、陛下が今年の年頭の所感で満州事変に言及したことは安倍内閣を牽制するためだといっているひともいましたし、『サンデー毎日』などは『両陛下のパラオ訪問は安倍批判の「護憲の旅」だった』などと銘打った記事を5月に載せていました。

これらはまさに”天皇の政治利用”です。

私には陛下が今年のおことばに新たなる表現をお加えになられた真意などわかりません。
ただ、そのおことばを真っ直ぐに聞いたのみです。
戦没者への追悼の意と世界の平和と日本の一層の発展を祈る陛下のお心を、国民がどう受け止めるかが大切なのです。
常日頃から国民主権を尊重されている陛下が、内閣を批判したり、政治の方向性を示すなどありえません。

陛下のおことばを都合のいいように解釈するひとたちは、自ら主権を手放すつもりなのでしょうか?
日本は絶対君主制の国ではありません。民主主義の国です。
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※追悼式における陛下のおことばは平成元年からほぼ内容が変わらないのですが、戦後50年の1995年(平成7)からは「ここに歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い」という表現が加わりました。
これは「反省」に意味が近いですから、1995年のときの方が今年よりインパクトは強かったはずですなんです。
しかも、当時はあの村山富市内閣で、この8月15日は悪名高い村山談話が発表された日でもありますから、マスコミはそれとからめて大々的に報じそうですよね(談話発表は追悼式のあとなので陛下のおことばは談話に影響されてはいないと思われます)。
でも、実際にはそういうことはありませんでした。
当時のマスコミの方が”まとも”だったんでしょうかねえ…。
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