佐野デザインは擁護不可能

デザイナー佐野研二郎さんの五輪エンブレム問題ついて、8月28日に記者会見を開いた東京五輪組織委員会は、「ベルギーの劇場のロゴを盗用したものではない」証拠として、佐野さんがコンペに出した”原案”を公開したわけですけど、その原案は商標登録の手続きにおいて「他の作品と若干の類似性があった」ために、組織委員会と審査委員会の方から佐野さんに修正を依頼して決定版となったとのことでした。
確かに原案とベルギーの劇場ロゴは似ていません。盗作ではないといっていいでしょう。
しかし、ここで気になるのは、すでに商標登録されていた作品との”類似性”です。
私もどの程度似ていたのか気になっていたのですが、もちろん組織委員会ではそれを教えてはくれません。
新たな問題になってしまいますから、隠しておきたかったのでしょう。

もっとも、佐野さんの数々のパクリを暴いてきたネットのひとびとがそれを許すはずはありません。
翌日には2013年11月に銀座で開かれたヤン・チヒョルトという高名なデザイナーの展覧会のポスターのロゴが、佐野原案とそっくりだということが知れ渡ります。
私も画像を見ましたけど、少し色合いが違うものの”アウト”としかいいようがないと思いました。「若干の類似性」どころじゃありませんよ。
しかも佐野さんがTwitterでその展覧会に行ったことをつぶやいているという情報まであるのですから、確信犯といってもいいのではないでしょうか。

組織委員会からすれば、佐野決定版とチヒョルトロゴはあまり似ていないので、商標登録上の問題はないのかもしれません。
しかし国民からすればもともと”パクリ”から生まれた作品が、修正されたからといって受け入れられるはずもありませんし、修正過程におけるパクリ疑惑だって払拭できるはずがありませんよね。
しかも、28日の会見で紹介された佐野さんによる五輪ロゴの展開例の画像も、海外の個人サイトの写真をコピーしたものだということも明らかになっているんです。
佐野さんは先ごろの弁明会見で、「五輪エンブレムに関しては私個人で応募したものだ」として、サントリーのトートバックにおける事務所スタッフのパクリ事件とは別ものだと強弁していましたよね。
もう誰のせいにもできません。

私はこのひとの行いや思考に、心底ぞっとしています。
我々とは違う感性で生きているのでしょう。

もうここまでくると現在の五輪エンブレムは完全に死に体です。
このまま使い続けることは”日本の恥”といっていいでしょう。
30日には心あるひとたちが東京でロゴ変更を訴えるデモを行ったそうですけど、もっともっとそういう声を大きくして、組織委員会の向こうにいる政府に働きかけるべきです。
組織委員会はパクリとわかっている佐野原案を修正ですませようとしたのですから同じ穴のムジナです。国民の声なんて聞くはずもありません。

こんなロゴをそのままにしておけばクールジャパンだのといって努力してきたことがすべて水の泡です。
政府もそれくらいわかっているでしょう。
新国立競技場に続く英断を待つことにします。
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