奇跡の女王の帰還

553日ぶりの興奮、胃の痛み、あぶら汗、そして歓喜!
ついに浅田真央が競技のリンクに帰ってきたのです!

その復帰の舞台となったジャパンオープンという大会は、2006年にスタートし(前身の大会もあり)、今年2015年で10回を数える定例大会ではあるものの、いまいちその存在意義がわかりませんでしたけど、今回は間違いなく浅田真央が新たなる伝説のスタートを切った大会としてひとびとの脳裏に刻まれることでしょう。

立錐の余地もないほどにお客さんがつめかけた埼玉アリーナが水を打ったように静かになる。
そして観客の祈るような視線のなか、『蝶々夫人』と化した浅田真央が流麗な滑りからトリプルアクセルを決めたときの大歓声!
これが浅田真央だ!

久々の公式戦となる浅田さんの序盤の演技にはやはり緊張が見られました。
しかし、ひとつジャンプを跳ぶたびにそれがほぐれてくる。
どんどんと曲と滑りが溶け合ってゆき、最後のステップシークエンスでは愛と誇りの狭間で揺れ動いた蝶々夫人の波乱の人生が観る側に向かって大波のように押し寄せてくる!
そしてそれが引いた後に残るのは浅田真央のほっとしたような笑顔。
演技もそうですけど、これもまた我々が待っていたもの。
浅田真央の満足は観客の満足、浅田真央の喜びは観客の喜びなんです。
私は残念ながら現地に行けませんでしたけど、映像を観て本当にほっとしましたし、自分のなかでとてつもなく期待が膨らんでいるのを感じています。
銀板の女王はまたどんな奇跡を見せてくれるのでしょう。

この日の演技でミスといえる部分は後半の3F+1Loのところくらいでしたけど、それも序盤に予定していた3F+3Loが+2Loになったために、跳び過ぎルールに引っかからないよう、迷いが出たせいでしょうから、そんなに悪いものではありません。流れも切れていませんしね。
ジャンプはふわっと自然に跳べていましたし、腰が気になるスピンも深い姿勢が取れていたので一安心。
スケーティングを含めた表現技術は以前よりも磨きがかかったように見えたほどです。
浅田さんは5月の復帰会見の折に、「2014年の世界選手権と同じレベルに戻す」と力強く述べていましたけど、まさに有言実行ですね。
もちろん、プログラム全体的を見ればまだまだ仕上がった状態ではありませんが、この時期にこの完成度というのはこれまでになかったのではないでしょうか。
浅田さんの競技への”飢え”を見た思いがします。

そして、その”飢え”は、我々ファンも同様であることはいうまでもありません。
氷の上を滑ることで織りなす表現芸術としての独特の美しさ、わずか数ミリというエッジ幅で行う競技ならではのハラハラドキドキ、重圧や困難に打ち勝つ勇気が生む極上のドラマ。
浅田真央にはフィギュアスケートの魅力が詰まっています。
それを553日も絶たれていた我々は、飢えている!渇いている!

今シーズンは浅田真央とともにそれを癒してゆく!
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