FIFA倫理委員会の画期的な処分

アジア2次予選で日本代表がシリア代表を破ったことで、ようやくグループリーグ首位に立ち、我々も大いに安堵した昨日10月8日ですが、世界のサッカーシーンは件のFIFA疑獄事案の進展によって大いに騒がしくなっていました。

FIFA倫理委員会が下した内部処罰は、ゼップ・ブラッター会長、ミシェル・プラティニ副会長、ジェローム・バルケ事務局長には9ヶ月の活動停職処分、そしてチョン・モンジュン元副会長には6年の活動停止処分と10万フランの罰金。
いずれも理由の詳細については説明していないものの、大雑把にいえば”不明朗な金銭の授受”ということになるでしょう。
ここで最も影響が大きいのは、プラティニ副会長が来年2016年2月に行われる臨時総会で予定されていた会長選挙の有力候補だったことです。今回の処分によって立候補はほぼ絶望的となりました。
他の候補も立候補の際には倫理委員会による審査が行われるそうですが、有力者になればなるほど、叩けば埃が出そうですから、思わぬひとが勝ち残るかもしれませんよね。
日本代表監督時代、数々の強運を見せていたあの”白いペレ”が奇跡を起こしたりして…。

また、その会長選挙を目指し、世界のどこからも支持をされていないのに、現体制を痛烈に批判して、「自分こそが改革者だ!」と息巻いていたチョン・モンジュン副会長は、他のひとに比べて桁違いに重い処分を下されているのですからまさに赤っ恥でした。
イギリスメディアの報道によると、チョン元副会長は母国である韓国が2022年のW杯開催に立候補した際、世界(おそらく裕福でない地域)のサッカーインフラの整備と既存の施設の修復のために多額の資金援助をしたり、そのための基金を設立しようとしていたそうです。
これが形を変えた”賄賂”であるという認定なのでしょう。
チョン副会長はそれも合わせて6つもの疑惑について調査をされているとのことで、処分がさらに重くなる可能性もあるそうです。
(親善試合にある国の代表を呼んで多額の謝礼を支払うといった迂回賄賂も問題になっているのかもしれませんね。)

チョン副会長は韓国のヒュンダイ財閥に連なる大資産家で、韓国サッカー界でも最も影響力のある人物として知られています。
日本では、2002年W杯招致の際、日本単独開催に決まりかけていたところに横やりを入れ、韓国との共催にさせられたことで有名ですよね。
その際も”不正な方法”によって票を取り集めたという噂がありますし、2002年大会では韓国代表があからさまに有利な判定を追い風に勝ち上がり、世界中からブーイングを受けたのも記憶に新しいところですし、そのあたりもぜひ調べて欲しいものです。

今回のFIFA倫理委員会の処分は私の想像を超えたものでした。
様々な影響力を持つ有力者に臆することなくメスを入れたのはもちろん、援助の名のもとに巨額の賄賂を贈る韓国のやり方を不正と認定したことは本当に画期的です。
資金力のある国がそれによってスポーツを支配することは決して公正ではありません。
韓国というのは、チョン元副会長の例でもわかるように、企業(財閥)と競技団体の結びつきがとっても強い国です。
それが一丸となって国際スポーツにおける韓国の地位を高めるために陰日向なく暴れまくっているわけです。
たとえば五輪やスケート競技ではサムソングループが巨大スポンサーとして君臨していますよね。
ショートトラックなんてサムソンが手を引けば国際大会の開催も難しくなるはずです。
では、影響力を行使したがっている国の企業に頼ってしまえば現場はどうなってしまうのか。
他の国の選手やチームが公平な扱いを受けるとは私にはとうてい思えません。

含意のある援助や商業スポンサ―によって、スポーツに影響を与えるというやり方はもうここで終わりにすべきです。
お金で買ったW杯や五輪、競技結果にはなんの意味もありません。
スポーツを愛するひとの声、自国での開催を望むひとりひとりの声、そういう小さいながらもしっかりとした意志が結集してはじめて大会が盛り上がり、選手個々の公平な扱いによって、素晴らしい記憶として留まるのです。

”自分さえよければいい”という考え方のひとや国には即刻退場願いたいものです。
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