パルセイロ・レディース2部優勝!そして昇格へ!

今年2015年のAC長野パルセイロの目標が男子と女子の”W昇格”だったことは間違いありません。
昨年入れ替え戦で涙を呑んだ男子はJ2昇格、2013年に本田美登里監督を迎えてから上り調子の女子はなでしこ1部昇格へ、戦力的に整ってきたのはもちろん、新ホームスタジアム完成という追い風にも乗って、可能性は十分でした。
しかし、男子はエース宇野沢祐次の怪我があって思うように勝ち点が重ねられない苦しいシーズン、さらに8月に美濃部直彦監督が体調不良で退任してからは上位2チームとの差が徐々に開き、この35節(10月25日)の段階では奇跡を願うばかりです。
対するレディースは、開幕からゴールと勝ち点を量産し、9月くらいには優勝してしまうのではないかという独走状態。
あまりの強さに私も浮かれちゃって、「来年は宮間あやの湯郷Belleや澤穂希の神戸レオネッサが長野にやってくる!」なんて、気が逸っていたんですけど、夏場に中盤と最終ラインの主力が怪我から離脱すると、チーム全体のバランスが狂って、9月は1勝3敗というまさかの大失速。0-7というまさかの大敗もあったくらいです。
しかも、その間に2位ノジマがひたひたと迫ってくる嫌な展開。
1部昇格には2部で優勝するか、2部2位で1部9位との入れ替え戦をせねばなりません。
入れ替え戦などは昨年の男子の悪夢を思い出すので正直いって避けたいところ。なにがあるかわかりませんからね。
ですから是が非でも優勝して欲しい、そう願っていただけに9月は本当に気持ちが重たかった。
しかし、本田監督に気合を入れ直してもらったチームは10月になると立ち直り、怒涛の3連勝!
そしてついに今日10月25日、勝てば優勝という大一番をホーム南長野で迎えることとあいなったのです!

雲一つない秋晴れのなか、真新しい南長野スタジアムはオレンジに染まっていました(ちなみに相手の愛媛FCのチームカラーもオレンジ。ユニフォームもよく似ています)。
普段のお客さんはは1200~1500人ほどですけど、その3倍は入っていたでしょう。男子の試合と同じくらい、いやそれ以上の盛り上がりでした。
私の記憶が確かならば、パルセイロは男子のJFL昇格(千葉市)やJFL優勝(佐久市)はあったものの、ホーム南長野でそれを決めたことはないはずです。
ですから多くのサポーターにすれば、ホームで歓喜の瞬間を味わう初めてのチャンス、興奮を隠しきれるはずもありません。
しかも相手の愛媛FCとはここまでパルセイロの2勝0敗。チームの勢いから見ても勝利以外には考えられません。

そうして午後1時に始まった試合はというと、前半12分に縦パスに反応したエース横山久美がGKをよく見てゴールに流し込んで先制!16分にはFKからのこぼれ球を國澤志乃が豪快に叩き込み2点目!18分と22分に横山が立て続けに決めて早々とハットトリック達成!
この4-0の時点で長野サポーターは優勝と昇格を確信。観客席の一部では酒盛りをして一足早い昇格祝いをしている一団もいたくらいです(※本当は問題あり。アルコールの持ち込みはダメなはず。飲むならスタジアムで限られた杯数を)。

大量リードで、ここからちょっとパルセイロが運動量を落とすと、愛媛が攻め込む場面もありましたけど、最終ラインが集中して守っていたのと、相手の最後のパスの精度の低さに助けられて前半は4-0で終了。
相手の右サイドからの攻めに対応しきれていないのが気になりました。
ただ、チーム全体の守備はとても組織的で、本田監督が鍛え上げているのがわかります。前線からの守備も誰一人としてさぼりません(さぼったら凄く怒られそう…)。
相手の愛媛FCですが、格上のパルセイロに対してもラインを下げることなく、がっぷり四つで挑んできて、どんなにリードが広がってもサッカーのやり方を変えないのは好印象でした。
1試合1試合を自分たちの成長の場にするということなのでしょうね(キャプテンの西川早弓さんは最後までよく走り、よくファイトし、プレイでチームを引っ張っていました)。

後半に入っても愛媛の闘志は衰えることなく、なかなか自由にやらせてもらえませんでしたけど、17分に横山が壁の頭を超えて曲がり落ちるテクニカルなFKを決めて5-0にするとパルセイロがペースを握り始め、31分には途中出場の内山朋香が右サイドから見事なゴールを奪って6-0!
その後は大量リードでパルセイロの中盤と最終ラインに集中力の欠けたプレイがあって、なんどかピンチを迎えましたけど、相手の決定力のなさに助けられてそのまま試合終了!
笛が鳴ると選手同士がピッチで抱き合って喜び、3800人を数えたサポーターももちろん大盛り上がりで、秋だというのにスタジアムには笑顔の花が咲き誇っていました。
ちなみに横山さんは試合終了の整列の前に喜び過ぎてユニフォームを脱いでしまい(インナー姿)、非淑女的行為でカードをもらってしまって退場宣告。
列から出されてとぼとぼとベンチへ戻る横山さんの姿に場内は大爆笑。ベンチの監督や選手たちも苦笑いを浮かべていました。
次節は出場停止とのことですけど、優勝インタビューの本田監督いわく、シーズン前に約束した35得点をこの試合で獲ってくれたので大目に見てくれるようです。よかったですね。

そして続いて始まった表彰式では、なぜか加藤久雄長野市長から優勝シャーレの授与。
こういうのって普通はリーグのお偉いさんからもらうもののような気がしますけど、まあ市長はパルセイロを応援しているひとで、スタジアムも盛り上がっていたからヨシとしましょう。市長もスーツの上から優勝記念のナイロンビブスを着るという気持ちの入れようでしたしね。

優勝インタビューではキャプテンの田中菜実さんが前身の大原女子クラブ時代からチームを支えてくれるベテラン選手への感謝を
涙ながらに語る場面もあって感動的でした。
そのキャプテンを見守るチームメイトの温かい眼差しはこのチームの結束力の強さを物語っています。
来年の1部での戦いはこれまでのように、相手に自由にさせてはもらえないでしょう。
しかし、苦しいなかでも、チームとサポーターが一丸となって戦えば、光明は見えてくるはずです。

パルセイロレディースはまだまだ成長できる!
優勝おめでとう、そして喜びと興奮をありがとう!
最高の1日でした!
パルセイロL号外
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