戦う気持ちを取り戻せ!

いやあ、本当にほっとしました。

2015全日本フィギュア、SPで3Aと3Fにミスがあって62.03の5位と出遅れた浅田真央。
演技全体から自信が薄れ、表情も暗い。
これでFSは大丈夫なのか…。
浅田さんががっかりする顔も見たくなければ、ここで浅田真央の今季が終わるなどというのも考えたくない。
12月26日のSPの後から27日のFSまでが本当に長く感じました。

そんなFSでしたが、冒頭の3Aで降りた!と思った次の瞬間まさかの転倒、次の3Fからのコンビネーションもセカンドを跳び急いだのか開いて単独に。
私も眩暈がして気を失いそうでしたけど、3Lzの成功が気付け薬になって覚醒すると、そこからはテレビの前で相方と一緒に必死に応援しました。思いは真駒内に飛んでいました。

浅田さんもこのルッツで落ち着いたのか優雅なスピンとコレオシークエンスで『蝶々夫人』の雰囲気を存分に醸し出すと、後半は2A+3T、3S、3F+2Lo+2Lo、3Loと立て続けに成功!
久しぶりに3連続が綺麗に入ったのも嬉しかった!
そして、しなやかなレイバックからのステップシークエンスでは洗練された技術と持って生まれた芸術的感覚で音楽と見事に調和し、儚さと美しさが渦を巻き、そこに観る者が引きずり込まれるなか、演技はひとひらの花弁が舞い落ちるように終幕。
私も途中からはうっとりと見入っちゃいました。

大歓声のなか、浅田さんは自分に何かいい聞かせるような、ほっとしたような表情。
本人も試合後に「今シーズンで一番のフリー」(ジャパンオープンはシーズンとは別という感覚なんですね)といっていましたけど、中盤からは序盤のミスを挽回する気持ちの籠った演技でした。そういう意味でも今季一番ですね。
FSは13172、トータルが193.75で、最終滑走の村上さんを残した時点で3位。
ジュニアの樋口さんが2位だったので、世界選手権の代表3枠入りは決定。
いやあ、本当によかった。
まだまだ浅田さんを観ることができる!

今季の浅田さんはジャパンオープンで仕上がりの早いFSを見せ、GPS初戦の中国大会ではSPをまとめ、休養明けとは思えぬ好調さでしたけど、中国大会のFSで失速し、次のNHK杯ではSP・FSともに演技がまとまりませんでした。
ただ、結果だけは出ていて(順位は相対的なものですから)、中国大会は優勝、NHK杯は3位に踏みとどまってのGPF進出となったわけです。
しかし、NHK杯から間がないGPFでは予想通りの不調で6位。
しかも、胃腸炎があったとのことでエキシビションを欠席しての帰国。
そこから2週間もない全日本は不安でしかありませんでした。
そう考えれば、今回の内容は”思いのほかよかった”といっていいでしょう。

ただ、この復調が意外かといえば、そうでもありません。
今季の浅田さんは、ジャンプのメカニックやスタミナ面という休養明けの選手が苦しみがちな部分ではほとんど問題を抱えていません(ルッツは復帰前からの課題です)。
難しいジャンプだって、大会ごとに成功と失敗を繰り返しているわけですしね。
ようするにメンタルの問題なのでしょう。
本人もよく「自分は練習で自信をつけてゆくタイプ」といっていますけど、その練習が足りていないんだと思います。

フィギュアはシーズンが始まれば連戦になってしまうので、試合の合間は練習ではなく調整になってしまいます。
休みなく競技をしていてオフもしっかり練習を積んでいる選手はそれでよくても、休養明けの選手はそれでは足りないのだと思います。
しかし、次の四大陸選手権は2月18日(SP)。じっくり練習を積めるだけの時間はあります。
その練習でとことんまで自分を追い込める体の強さもまた浅田真央の持ち味。
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