気が緩まぬよう電波停止も

”国会議員の不倫問題”というのはこれまでもいくつかありましたけど、”議員辞職”という結末を迎えたのは今日2月12日(2016年)の宮崎謙介衆院議員くらいじゃないでしょうか。
不倫といっても一時の気の迷いもあれば、相手の異性から執拗に迫られるなど、背景は様々でしょうから、「議員辞職まではしなくても…」というのがこれまでの認識だったとは思うのですが、宮崎議員のケースは「誘ったのは自分」、しかも”夫人が妊娠中”であり、本人は男性の育休を推進する活動をしていたわけですから、責任を取る方法というのは議員辞職以外になかったのかもしれません。
また、今年は参議院選挙の年ということで、所属する自民党としても問題を早めに収束させたかったでしょうし、夫人である金子恵美衆院議員にしても長引かせれば後々悪影響は避けられないという判断があったかとも思われます。
ただ、一部報道によると自民党内には宮崎議員をかばう勢力もあったそうですけど、たぶん不倫辞職が”前例”になるのを恐れたんでしょうねえ。情けはひとの為ならずとはこのことです。

それにしてもこの宮崎議員、2006年に自民党の加藤鮎子衆議院議員(加藤紘一氏の娘)と結婚したのに2009年に離婚、この際も”不倫が理由”との週刊誌報道があったいわくつきの人物です。
それなのに自民党は彼を2011年に京都第3選挙区支部長に任命し、2012年の衆院選挙では公認を出して当選させてしまったわけですから(14年も連続当選)、私は”任命責任”みたいな追及の仕方は好きではありませんが、党としての責任が大きいと思います。
ほんと、いったいどういう選び方をしているんでしょうかねえ。今回の不倫騒動がなくても、元妻の加藤議員との関係はゴシップのネタそのものですし、遅かれ早かれ何か騒ぎを起こしていたと思いますぜ。

この騒動に関しては、マスコミからも野党からも”自民党の気の緩み”を指摘する声が上がっています。
安倍内閣の支持率も各世論調査では45~50%という安定した数字が出ていますし、政党支持率では自民党が他の党を圧倒しているなかで、閣僚や自民党議員の軽率な言動が目に余るというのです。
ただ、私はさほどそれを感じてはいません。甘利明経済産業大臣の問題にしろ、宮崎議員の騒動にしろ、責任の取り方が迅速で、背景には政権と党の緊張感が見え隠れしていると思うんです。
また、丸川珠代環境大臣が原発事故後の除染の基準について「根拠がない」と2月7日の地方講演で発言して批判が集まると、今日12日には撤回して謝罪していたのも素早かったですしね。
ようするに安倍内閣と自民党があまりにも盤石なので、マスコミはどこかに”緩み”を見つけたいということなんじゃないでしょうか。

そして、そんななかマスコミが目を付けたのが高市早苗総務大臣の”電波停止発言”。
2月9日の衆院予算委員会で高市大臣は、野党議員から「憲法9条改正に反対する内容を繰り返しテレビ放送した場合、電波停止もある得るのか?」と質問されると、「1回の番組ではありえないが、法律に規定されている罰則規定を一切適用しないということまでは担保できない」と答えたわけです。
するとこれに野党やマスコミは「表現の自由を制約する」とか、「言論弾圧だ」とか、「政権批判が出来なくなる」とかいって騒ぎ始めたわけですが、私は理解に苦しみます。
テレビは他の媒体に比べ、視覚聴覚的な影響力が大きく、しかも国が持つ限られた電波を優先的に割り当てられているのだから、より公平で多角的であるべきというのが放送法の考え方のはずです。
放送法第4条第2項には「政治的に公平であること。」とあります。
一方的な意見を発信したいのであれば他の方法を使えばいいだけです。

高市大臣の発言については、安倍晋三総理も「法令について従来通りの一般論を述べただけ」と擁護をしているので、他のケースとはわけが違うということなのでしょう。
しかし、なおも一部には「憲法違反だ」といって安倍内閣を攻めるひとや報道もあります。
そういうひとは放送法というのはあくまで倫理規定だと主張し、憲法では表現の自由が認められているのだから、電波停止こそが憲法違反だというわけです。
私は学者ではないので法律論はわかりませんが、自由と民主主義の国に生きるひとりの国民として、一方的な意見を垂れ流すテレビ局があれば、それに猛烈に反発します。
それは我々国民の考え方を好き勝手に誘導する行為です。
我々から自由を奪う行為といってもいいでしょう。
しかも、何かあれば”憲法”を錦の御旗(おっと、このいい回しが嫌いなひとたちでしたね)にして議論を止めようとする。
それもまた自由の制限です。

民主主義で一番大切なのは、何よりもまず国民ひとりひとりの自由な意志のはずですよね。
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