大震災から5年と子供たちの笑顔

この3月11日であの大震災から5年、そして12日は私の地元長野県の長野北部地震から5年という節目の日になりました。
そんなわけで、11日に引き続いて12日の土曜日も朝から震災関連の番組でチャンネルが埋め尽くされていたわけですが、私は心が弱いせいか、感傷的な番組は避けてしまっていました。あの2時46分も近づいてくるだけで動悸がしてくるのですから情けない限りです。
もちろん、私だって被災地に思いを馳せたり、防災を考えなかったわけではありません。
ただ、テレビでは出来るだけ前向きなものが観たいんです。
とあるお笑い芸人の方(11日に東北で仕事をしていた)がツイッターで、「今日メディアでは被災地の今と称して辛く悲しい映像に音楽を合わせそんな物語ばかりを流していたと思う。それが視聴者にとってイメージ通りの被災地だとでも言うのかよ。違うよ!皆、普通に明るく元気に暮らしているのに。」と呟いていたように、現地のひとたちだって、前向きにやっているひとがほとんどなんじゃないでしょうか。

そういう意味で、私の気持ちがちょっと明るくなったのは、長野県佐久市の小中学校が、友好都市である岩手県大船渡市の銘菓〈かもめの玉子〉を出したという地方ニュースを観たときです。
佐久市によると、「未来を担う市の子供たちに震災を風化させず、被災した友好都市への復興支援を持続可能にするため、食を通じて支援の輪をつくっていきたい」とのことでしたけど、素晴らしい考えだと思います。
また、かもめの玉子を頬張る子供たちの笑顔もよかったです。これならば子供たちはいくつになっても絶対に大船渡のことを忘れませんよ。

私はこれは本当に素晴らしいことだと思うのでさらに発展させて、大船渡と佐久市で名産を交換して、それを調理してたまに給食で出してみてはどうでしょう。さらにいえば、その関係は岩手県と長野県、東北と長野県というように拡大していったっていいわけです。規模の差はあれ、両者ともに被災地ですからね。
東北の被災地は沿岸部がほとんどですから海のものがあるでしょうし、長野は何といっても山ですから、お互いに個性が違うので、楽しい交換になりそうです。
また、これは食だけではなく、実際のひと同士の交流という意味でも、山と海という関係はバランスがいいですよね。
東北の子供たちを信州の名山やスキー場に招待し、逆に信州の子供たちを東北の海で遊ばせてもらう、そういった取り組みも素晴らしいものになるでしょう。

私は、復興支援にしろ、震災の教訓にしろ、出来るだけヒトとモノが行き交うことが大切だと思うんです。
そうすればそこに経済という現実が生まれます。
言葉だけでは定着しないものも、そういう現実があればより定着しやすいものです。お菓子を食べた子供たちが大船渡を忘れないように。
そうして食の交流が給食から地域全体に広がり、子供の頃の行き来が大人になっても続いてゆく。
震災を契機にそういう新たな結びつきが生まれ、震災への意識が高まってゆくことを私は期待します。
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