爆破予告メール、不愉快な愉快犯

「千葉県の松戸市役所に爆破予告メールを送りつけた疑いが強まったとして、警察は20歳の男子大学生を威力業務妨害の疑いで15日にも逮捕する方針で、先月にかけてほかの自治体に送りつけられた爆破予告メールとの関連についても調べることにしています。」(2016年3月15日NHKニュース)

この安藤良太容疑者は2015年から今年の2月にかけて松戸市だけではなく全国各地の多数の市役所に似たような予告メールを送ったことも示唆しているわけですが、その動機というのがネット上で対立した弁護士への嫌がらせとのことで、業務妨害罪に先立って2月23日に逮捕された容疑も、その弁護士が運営する事務所の看板プレートを盗んだ窃盗罪でした。
その弁護士の名を騙って全国各地に爆破予告メールを出していたというわけです。

安藤容疑者がどれだけその弁護士を恨んでいたかはわかりませんが、なぜ爆破予告という方法を選んだのか理解に苦しみます。弁護士の名前が大きく報道されると考えたのでしょうか?
その思惑は外れて、ほとんど報じれていませんでしたけど…。

予告メールはかなりの数の自治体に送られていて、なかには市庁舎だけではなく、市立学校など関連施設を閉鎖したところもあったといいます。
ちなみに、私の住む長野市も安藤容疑者がメールを送った自治体のひとつでした。
爆破が予告されていたのは彼が逮捕される前日の2月22日で、その日の長野市は朝からてんやわんやの大騒ぎになって、市役所は職員が外に出された状態で厳しく検査されたのはもちろん、市立の公民館や図書館は閉鎖、幼稚園や小中学校も休みになったほどです。
メールに「市の関連施設」とあったらしく、点検は市全域に及ぶ形となったわけです。

この爆破予告で、長野市の業務はかなり損なわれたでしょうし、市関連施設の点検にも多くのコストがかかったものと思われます(民間業者を雇ったならなおさらです)。
おそらく長野市は今後、安藤容疑者に対して損害賠償を請求することになるでしょうけど、その額は数百万、いや数千万に上るかもしれません。
しかも、安藤容疑者はこれを複数個所やっているのですから、膨大な額になることは間違いありません。

威力業務妨害罪は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」ということになっているので、たとえ裁判で満額回答されたとしても、安藤容疑者は23歳でシャバに復帰することになります。
しかし、そうなったとしても、そこからが地獄です。
賠償金は自己破産でも免責されませんし、一生ついて回るんです。

”爆破予告メール”という脅しの方法は手間がかからないので(発信元が分かりにくくなるソフトを使っていたそうですが)、安易にいくつも出してしまったんでしょうけど、結果的には計り知れないほど大事になってしまっています。
ちなみに、この安藤容疑者は1月に松戸署に「爆破予告犯だ」と名乗って出頭したものの、相手にされなかったことに怒りをあらわにし、自らTwitterで犯行を暴露したり、松戸署とのやり取り(書類)を公開したりしているんです。
ようするに、目立ちたかった、騒ぎを起こしたかった、という愉快犯です。
それもかなり自暴自棄になっていますよね。
こういう犯行で社会が大きく損失を負うというのは本当にやるせない。
爆破予告なんてものがくれば、それがどれだけ嘘っぽくても、役所や公共機関は対応せざるを得ないのです。

この手の犯罪を抑止するには、損害賠償によって残りの人生が全て失われるということを周知徹底するのが一番だと思います。
そのためにおm、全国各地の自治体は速やかに請求訴訟を起こしてください。
私も個人的に本当に腹が立っているのです。
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