2016、パルセイロの開幕戦!

昨2015年も昇格争いに絡みながらも結局3位と力尽きたAC長野パルセイロ。
地域リーグからJFLに昇格する際も足踏みしましたし、JFLで優勝したシーズンはJライセンスを取得していなかったり(スタジアム問題)、どうにもチャンスを掴み損ねているパルセイロですけど、今年こそ殻を破らねばなりません。
その意気気味はサポーターはもちろん、運営の方もそれ以上に高く持っているのか、今季は新戦力を10人も獲得。
しかもその半分ほどがレギュラークラスの即戦力なのですから、チームの様相もガラッと変わりました。
そして一番の変化といえば、三浦文丈新監督(45歳)の就任でしょう。
三浦文丈といえば、私は横浜マリノス時代のアグレッシブなドリブルとゴールが印象に残っていますけど、監督としての手腕はまったくわかりません。
それもそのはずで、アルビやマリノス、アビスパでコーチをしていたものの、クラブチームの監督は初めてなんですね。
正直いって私はこの人選に疑問を感じています。J2昇格を狙うパルセイロには経験のある監督が相応しいと思うんです。
運営から選考理由についての説明ってあったんでしょうか?公式HPにはありませんけど…。

そんな不安のなか開幕した2016シーズンの初戦は3月13日、アウェイでの大分トリニータ戦。
大分は今季からJ3所属になったとはいえ、かつてはJ1でもバリバリやっていたチームだけに、同じくJ2から落ちてきた栃木SCとともに優勝争いのライバルになることは間違いありません。
そんなチームといきなり開幕戦で当たるというのは厳しいといえば厳しいんですけど、勝てば勢いに乗れるはず。
大分にJ3の厳しさを見せてやれ!
…という試合だったんですけど、大分さんがやっぱり強くて、パルセイロは立ち上がりから押される展開で、我慢し続けたものの後半37分に失点すると、その後の反撃も及ばず0-1での敗戦。
いきなり追い詰められた気分です…。

そしてそれから一週間、今日20日は待ちに待った南長野でのホーム開幕戦!
全国的には春の便りも聞かれるなか、信州はまだまだ風が冷たくて縮みあがりそうでしたけど、お客さんもたくさん詰めかけていました。大河ドラマ『真田丸』にちなんだ鎧武者のイベントもあって、試合前から会場はいい雰囲気。老若男女の観客全員が本当に楽しみに待っていたことがわかります。
しかしこの日の相手は栃木SC。
強敵であり、優勝を争うライバルです。
ここで連敗するとシーズンの自信を失いかねないという状況のなか、パルセイロの選手たちは怯むことなく試合に入り、前半は大分がやや優勢ながらも、積極的な守備からカウンターで惜しいチャンスも。
そうして前半42分、相手のファウルで得た右からのFK、これを仙石康が鋭くゴール前に入れると、新加入のCB阪田章裕が短く刈った頭で叩き込んでパルセイロ先制!阪田はホームのサポーターにいい挨拶ができました!

こうして1-0で折り返した前半ですが、昨季との大きな違いは全体のコンパクトさと攻守の切り替えの速さですね。マイボールになったときの攻めも素早く、”いま風のサッカー”といったところです。以前のパルセイロは前線が前に行き過ぎて間延びする癖がありましたから、それを修正したといってもいいかもしれません。
ただ、コンパクトを意識してフォアチェックも行き過ぎないようにしているのか、相手の最終ラインに余裕を与えているのが気になりました。そうなると栃木はビルドアップが楽になっちゃいますからね。

後半は栃木が負けているチームらしく攻勢に出てくるところを、パルセイロは凌いでいなしてカウンターという展開。
しかし、栃木はやはり強豪だけに、ビルドアップからの攻撃の流れもスムースで、少しずつパルセイロのラインが下がってゆきます。
そうして後半は圧倒的な栃木ペース。
パルセイロは新加入が多いせいか、マイボール時の組み立てにギクシャクした感じがありましたし、カウンターに転じた瞬間も全体の動き出しがまだまだ有機的ではありません。
そうやって攻撃が詰まって、すぐに栃木ボールになるという繰り返しにはもうイライラが募るばかり。
しかもこの日の主審は昨日餃子でも食べたのかなぜか栃木寄り。
エース宇野沢祐司が後ろから当てられて負傷交代したのも腹が立ちました。

試合も終盤にさしかかるとパルセイロはベタ引き状態。おそらく監督からの指示なのでしょう。
ただ、DF陣はそんなにサイズがあるわけでもありませんし、新加入のGK三浦龍輝も小柄(181センチ)なので、観ているこっちはドッキドキですよ。会場からは悲鳴が上がる場面も。
それでもパルセイロの選手たちは7073人の観客の声援に後押しされるように、最後まで集中力を切らさず戦い抜いて、肌寒さも忘れる今季初勝利!鎧武者たちは勝鬨を上げよ!
(※GK三浦は安定感抜群でした。ポジショニングもセービングも素晴らしく、足元もまったく不安がありません。23歳とは思えぬ完成度の高さです。ぱっと見もカッコいいですし、人気者になりそう。)

試合後、三浦新監督は「1対1で負けないようにと強調した。選手が球際で強く戦った結果の勝利だ」と語っていましたけど、その通りの試合だったと思います。サッカーという意味では栃木が上だったかもしれませんが、戦いの部分で上回ったといっていいでしょう。この戦う姿勢もパルセイロにはあまりなかったものなので、これが見れたのは私も嬉しかったです。

もちろん、試合を観る限り、まだまだ三浦監督のサッカーは浸透しているとはいい難いものがありますし、選手間の連携や意思疎通も不十分といえるでしょう。
しかし、”どういうサッカーをしたいのか”、”どういう戦いをしたいのか”という部分はとても明確でした。
現状はまだまだでも、そこに向かって少しずつチームが完成してゆけば、これまでのパルセイロのレベルをひとつ超えたチームになると私は確信しています。
パルセイロの目標は単なるJ2昇格ではありません。
J2定着ですし、その先の夢もあります。
三浦監督はそのためのサッカーをしてくれていると思います。
私は大いに期待しています。
新監督と一緒に成長してゆきましょう!
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