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熊本地震、傲慢なテレビ取材

4月14日に前震があり、16日未明に本震が起こった熊本地震は、避難者が20万人という規模になっていたわけですが、今日18日の夜の時点では10万人ほどに減ったということで、徐々に落ち着いた方向に向かっているのかもしれません。
そうなってくると、いよいよボランティア活動の出番ということになってくるでしょうし、支援物資も全国各地から続々と送られてくることになるはずです。

1995年の阪神淡路大震災からこの方、大きな地震や水害なども多いせいか、ボランティアや支援活動は日本人のなかで確かな経験や知識として積み上げられてきました。
例えば、現地の情報を確認してから、出向いたり、物資を選んだりすること。
交通網がマヒしている場合もあるので、車両がどこまで入れるかわかりませんし、物資にしても被災者が求めるものを必要なタイミングで運べなければ意味がありません。
今回の熊本地震でも、熊本県や被災市町村は、「こちらの受け入れ態勢が整う待って欲しい」とまずは呼びかけ、今後随時ホームページで情報を発信してゆくとしています。

ありがた迷惑といっては何ですけど、過去の災害では食料や宿泊場所を用意しないままボランティアにやってくるひとがいたり、支援物資もミスマッチが起きたり、避難所への配布手段が整わないうちに物が集まりすぎて無駄になることもあったそうです。
また、酷いケースになると、使い古しの衣類や毛布が送られてきたり、生鮮食品や消費期限の短い食品が腐ってしまって、その処理に現地が困り果ててしまったという話もありましたよね…。
しかし、最近ではそういうこともあまりないといいます。
やはり日本人全体が経験と知識を積み重ねてきたためでしょう。
私は、そういう反省と繰り返しながら、被災者に寄り添おうとする日本人の態度に、日本人らしい思いやりの心を見る思いがします。いわゆる”おもてなし”もそこから来ているのでしょう。

ただ、そのように一般の日本人は素晴らしく成長をしているなかで、そこから取り残されている一部の人間もいるんです。
その代表が”マスコミ”。
16日、関西テレビの中継車が被災地のガソリンスタンドで割り込みをしているところを、現地のひとが写真に撮ってツイートに上げると、関西テレビには批判の嵐。当たり前です。
余震が続き、車内泊しているひとも多いのですから、現地でのガソリンはまさに命綱といっていいでしょう。
それでも被災者のみなさんは高い人間性でもって、きちんと列を作り、定められた量を購入しているというのに、テレビクルーたちがまるで特権階級のように振る舞っているのですから、下衆としかいいようがありません。
もちろん現地報道というのはとても大切なものです。必要不可欠なものです。
しかし、ドデカイ中継車で複数のスタッフを連れた大名行列のレポーターがいるだけで邪魔になるのですから、できるだけ迷惑にならないようにという心配りはあってしかるべきです。夜はガンガンライトで照らし、昼はヘリコプターで轟音を撒き散らすのですからなおさらです。
関西テレビは今日18日になって謝罪めいたコメントを発表していましたけど、ネット上で問題になっていなければ軽くスルーしていたはずです。阪神淡路のときのマスコミがそうでしたからね。

また、似たようなマスコミの傲岸不遜ぶりでいうと、熊本地震の取材にやってきた毎日放送の山中真アナウンサーが16日に自身のツイーッターで「やっと今日の1食目。食料なかなか手に入りにくいです」として、ミックスフライ弁当らしき写真をアップして、これまた大きな批判を浴びています。
弁当の感じやコメントから見て現地で調達したことは明らかですが、上にも書いたように、被災から間もない現地に外からやってっくるひとは、”食料は自分で持ってくる”というのが基本であり大前提です。
仮に弁当がたくさん余っていたとしてもそれは何も変わりません。
ましてや、マスコミはそのことをメディアを通して、広く呼びかけることが役割なんです。
毎日放送は今後どうやってボランティアや支援についての報道をするのでしょう?
「食料は自分で!」といえるんでしょうか、これで。
本当に恥ずかしいことです。

しかもまた腹立たしいことに、こういったテレビ局の横暴を他局はまったく報道しないんです。
”自分の局ではないからかまわない”、ということなのかもしれませんけど、それは間違っています。マスコミ全体が自戒とすべきことです。
日本人全体はそうやって災害の度に成長してきたんです。
マスコミさんはそこから取り残されていますぜ。
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