ノーベル平和賞と広島訪問

今月の下旬に開かれる伊勢志摩サミットに合わせて来日予定のアメリカのオバマ大統領ですが、前々から噂されていた現役大統領としての初めての広島市訪問が決まったようです。
オバマ大統領といえば、大統領に就任した直後のプラハでの演説で「核兵器のない世界」を訴えて、ノーベル平和賞を受賞したというのに、その後は一切核問題に手を付けなかったことで後ろ指をさされていましたから、任期最後の年に”レガシー”としての被爆地訪問とあいなったのでしょう。
アメリカでの原爆は「戦争を早く終わらせた」という評価が一般的だったものの、いまでは若い世代を中心に「間違っていたのではないか」という考えが増えているとのことなので、オバマ大統領も国内での反発は少ないと踏んだのでしょう。前に広島を訪問したケリー国務長官への大きな批判もなかったそうですしね。

ただ、訪問するとはいえ、決して”謝罪ではない”というのがアメリカとオバマ大統領の公式見解なのはいうまでもありません。
謝ってしまえば原爆投下に関わった人間の勲功は罪へと反転し、日本へも補償が必要という話になってしまいますから、それは絶対に出来ません。
また、日本政府もそれを求めてはいません。来てくれるだけでありがたいという態度です。
私もこれには同感です。オバマ大統領を通して、多くのアメリカ国民が原爆投下に関心をもってもらえればそれで十分です。

もちろん私は原爆投下を決して許すことはできません。
市民が普通に暮らしている都市に、大規模な爆弾、しかも将来に渡って悪影響の残る核爆弾を投下するなど、戦時条約違反というだけではなく、ひととして許されざる大罪です。
アメリカ国民には、我々日本人がそういう強い気持ちを抱きつつも、未来志向で世界平和を祈念し、アメリカと手を握っていることをぜひ理解していただきたいものです。
そのときはじめてオバマ大統領のノーベル平和賞は光輝くと思います。

そのノーベル賞でいうと、今年もまた大学教授や国会議員やらが憲法九条を推薦して、候補にノミネートされたという報道がありました。
これはぱっと見、すごいことのようですけど、ノミネートされる人物や団体は、多い年でいうと270以上もあるんです。それだけ容易に推薦できるということです。
それなら靖国神社だってノミネートまではいくんじゃないでしょうか。九条を推しているひとは狂ったように反対するでしょうけど。
とりあえず、報道は国民が勘違いしないようにお願いしたいものです。
ノーベル賞に九条を推薦するなど、汚い政治工作に過ぎません。

そのように日本では、一部のひとたちがぎゃあぎゃあ騒ぐ平和問題ですけど、本当の日本人の平和への思いというのはもっと静かなものです。そして決して揺るがないものです。
それは憲法云々などではなく、たとえば祖父母や両親から話して聞かされたものであり、天皇皇后両陛下の姿勢から学んだものです。
”政治”ではないんです。
オバマ大統領の広島訪問が政治にならないよう祈っています。
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